こんにちは、サオリです
今日は私がうつ病で体が動けなくなった17歳から、
良くなるまでの10年間のうつ病の症状や行動をまとめてみました。
うつ病になってからの5年間
17歳(1年目)高校中退後
●出来事 、生活の様子
・うつ病になる、高校中退
・ひたすらベッドで寝ている、時々ウォーキング
・過食、拒食(ダイエットの影響)
・コンビニアルバイト 昼から夜にかけて
高校中退後はまったく体が動かず、学校に行けなくなった自分を責める日々。ずっと寝ているうちに体は動くように。コンビニアルバイトを始めてから人間関係に恵まれ、感情が不安ながらやや前向きに。バイトがない日はグッタリ。
●症状
・うつ病で常に体が重い
・激しい感情の波、怒り、悲しみ
・思考できない
・拒食症、過食症
・激しい肌荒れによる皮膚の痛み
・同年代の子を見た時の動悸、嫉妬心
・強い被害妄想、自己嫌悪
・自殺願望(高校中退直後、数ヶ月だけ)
・うつ症状が軽くなってからは激しい怒り、イライラ
・ウォーキング
→汗をかくと少しスッキリ。風に当たったり、自然を感じると心が和らいだ。田舎で周りに歩いている人がいないため恥ずかしく、あまりしていなかった。
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18歳~21歳(2~5年目)引っ越し
●出来事 、生活の様子
・震災の影響により引っ越しで環境が変わる
・カフェでバイト(1年間)
・過食、拒食(ダイエットの影響)
引っ越し先のカフェでも人間関係に恵まれ、引っ越しして環境が変わったことにより、高校中退したことに対する嫌悪感は薄れる。前向きに考えられるときもあった。疲労感が常にあり、バイトがないときはグッタリ。うつ症状はだんだん軽めに。
・体は動くが常に重い、疲労感、倦怠感
・ネガティブ志向
・激しい感情、怒り、自己嫌悪
・拒食過食
・肌荒れ
・少食健康法
→少食健康法が流行っていた時。試したものの、ストイックになり過ぎてストレスで過食が悪化。
・瞑想(時々)
→世の中に瞑想が知れ渡ったとき。やったあとは一時的にはスッキリ。この時期にだんだんうつ症状が軽くなっていくが、時々しかやっていなかったなめ、効果は分からない。
・自己啓発本を読む
→読み終わった後に一瞬心が軽くなるくらい。しかしまた元に戻る。変に元気を出そうと空回り。
・ウォーキング、ジョギング
→引っ越し先の環境が良く、よくウォーキングをしていた。自然を見ながらの運動は心がやわらいだ。前の環境に比べ、日に当たるようになった。よく効果を感じられた。
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うつ症状が軽い時期(6,7年年目)
22歳 上京、専門学校入学
●出来事、生活の様子
・上京、専門学校入学 (午前中だけ授業)
・友達と遊んだり旅行したりなど充実
・冬から時々ジム通い
・過食、拒食
・うつ症状はだいぶ軽めだが、感情が不安定
うつ症状がかなり軽く、当時はうつ病が治ったと思っていた。目標が出来たことが大きい。しかし感情の不安定さから考えると、治ったとは言えない。人間関係に恵まれ充実していた。
●症状
・学校に登校する時の動悸
・疲労感、倦怠感
・激しい自己否定
・不安感
・激しい嫉妬
・激しい肌荒れ
・過食、拒食
・数ヶ月に1度、激しい腰痛(鎮痛剤、コルセット着用)
・自己啓発本や、心理系のブログ記事、YouTubeなどで情報収集
→一時的には心が軽くなるが、根本的には癒されていない感じがあった。18歳のころから心理系の本を読み続けていたこともあり、わずかに物事の考え方や捉え方が変わってくる。
・ジム通い(時々)
→ダイエットのためだが、あまり通わず。有酸素運動中心。走ったあとはスッキリ。腰痛も軽くなる。
・瞑想(時々)
→あまり効果は感じられないが、継続すれば効果が表れてくると本で読み、時々やる程度。数ヶ月やらない事も。
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23歳 専門学校2年目
●出来事、生活の様子
・専門学校2年目(1日授業)
・不規則な生活(学校のコンペティションのため、睡眠3時間など)
・過食、拒食
・月に1回の原因不明の高熱(学校の欠席が多くなる)
・時々ジム通い
・ストレスからよく飲酒するように
ストレスが多く、不規則な生活に。原因不明の高熱は、不規則な生活と偏った食生活から。当時は生活習慣の重要性がまったく分からなかった。パワハラの時は精神不安定に。
●症状
・強い疲労感からのストレス
・激しい自己否定、嫉妬
・不安感
・激しい感情、怒り、悲しみ
・腰痛(運動すると症状が軽くなる)
(胃の痛み、胃液を吐く、長期の食欲不振)
・パワハラによるうつ症状の悪化
・激しい肌荒れ
・22歳に同じ
再び悪化した時期(8年目)
24歳 アメリカ留学
●出来事、生活の様子
・アメリカ留学
・午前中は語学学校、午後から深夜までインターン
・逆流性食道炎1年間で数回再発
・うつ病悪化
・毎日和食中心の自炊(逆食再発の時はほぼ絶食)
・留学半年後、電車で突然パニック発作発症
・精神科とカウンセリングに通う
・体質が変わる(好きな食べ物の変化、アレルギー性鼻炎完治)
●症状
・うつ症状の悪化(自殺願望、不安感)
・激しい腰痛
・強い疲労感
・激しい自己否定
・激しい嫉妬
・激しい感情
・不眠
・パニックで電車に乗れなくなる
・肌荒れ
・精神科に通う
→薬を飲んだが、副作用が強く数ヶ月で服用をやめる。(吐き気、ぼーっとする、物忘れ)薬の効果は感じられなかった。
・カウンセリング(週1回)
→はじめてのカウンセリング。今までは自分一人で治そうとしていたが、うつ症状があまりにも酷く、ようやく人に頼ろうと思った。カウンセラーと相性があまり良くなく、効果は感じられない。気持ちを喋ることにより、一時的にはスッキリ。
劇的に良くなった2年間(9,10年目)
25歳 2018年
●出来事、生活の様子
・帰国
・新しい地での生活
・カウンセリング
・毎日自炊(過食)
・首肩の激しい痛み
・原因不明の体調不良(体が動かない)
・日常生活がまともに送れず
帰国5ヶ月目でカウンセリングに通う。体調不良もあり、ここでやっと「きちんとうつ病と向き合って治さなければ」と思った。色んなことを試し始めた試行錯誤の年。
●症状
・うつ症状(自殺願望)
・強い不安感
・強い自己否定
・不眠症(眠いのに寝れない)
・激しい目眩、ふらつき
・電車に乗った時の動悸、吐き気
・肌荒れ
・肩、首、腰に激痛(鎮痛剤効かず、強い吐き気)
・体温調整が全く働かず、夏はすぐ具合悪くなる
・カウンセリング(3週間に1回)
→相性が良かったのか、通う度に体が軽くなっていく。心と向き合うのは辛い作業だったが、通う度に効果を実感。一進一退しながらも、カウンセリングに通い始めてから、うつ症状が良い流れになり始めた。
・心療内科へ通院
→睡眠薬を処方してもらう。副作用で喉の乾きと焦燥感が酷く翌年服用を辞める。
・カイロプラクティック(週1回)、整体(週1回)
→通って半年位で、首肩腰の痛みによる体調不良が徐々に和らいでいく
・筋トレ(15分位のパーソナルトレーニング)
→カイロプラクティックの先生の勧めで始める。これにより、更に首肩腰の痛みの強さが和らぐ
・漢方(月1回)
→効果はよく分からないが生理痛に良いので現在も通院
・気持ちをノートに書く
→ノートに自分の思っていることを書く。頭がスッキリし、客観的に自分を見れるようになる。結構効果あり
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26歳2019年
●出来事、生活の様子
・カウンセリング(ペースを月1度に変更)
・遅延型アレルギー検査
・副腎疲労の本に出会う
・ジム通い(サウナ)
・ピアノ教室に通う
・外出が増える
・食生活が整い始める
・電車に1駅だけ乗れるようになる
いろいろなことの効果が出始める。メンタルも自分で分析し、コントロールできるように。
●症状
・やや肌荒れ
・不安(時々)
・体調不良(不定期)
・不眠症
・カウンセリング(月に1回)
→通う度に心がスッキリ。不安も小さくなる。幸せを感じられる日が増える。
・遅延型アレルギー検査
→体調不良の原因がわかり、体調不良がどんどん良くなる。(小麦粉、乳製品抜き)
・食事療法
→副腎疲労のことを知って、食事が整い始める。甘いものが苦手になったりと、味覚が変わり始める。
・グルタミンの摂取
→プロテインを摂取すると具合が悪くなってしまうので、変わりに飲み始める。睡眠の質が上がる。トレーニング後の疲労感も和らぐ。
・生活の記録
→手帳に毎日の食べたものや行動などを記録し始める。体調やメンタルの調子が悪いときに客観的に分析出来るようになる。自分でメンタルコントロールができるようになる。
・ノートへ書き込み
→出来事や、思ったことなど自由に書く。自分の意外な気持ちに気づくことが出来、頭の中がスッキリ。
・カイロプラクティック(2週間に1回)、整体(週1回)
→効果がどんどん出はじめ、首肩腰に湿布を貼ることが少くなり始める。
・ジム通い(サウナ)
→筋トレ中心。メンタルがスッキリし始める。ペースはバラバラ。サウナに入ってメンタルがスッキリし始める。
・着る服や、部屋のインテリアを変えた
→今まで暗い服を着ていたのを明るい服に変えて、インテリアも明るい雰囲気の部屋になるようにした
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病み上がり期
27歳 2020年
●出来事、生活の様子
・体調が整い始める(まだ不安要素あり)
・血液検査
・ピアノを習い始めたことにより、生活にメリハリ
今までは日常生活だけで精一杯だったが、余裕ができ始める。体調にまだ不安があり、体力もないため、目標は体力回復。
●症状、メンタルの様子
・時々体調不良(目眩、だるさ)
・時々不眠
・カイロプラクティック、整体
→強い首肩腰の痛みがほぼなくなる。痛くなる前にある程度自分でケアできるように。
・血液検査、食事療法
→自分に足りない栄養素を知ることができ、引き続き食事療法とサプリメントの活用を始める(ビタミンC,B、鉄分)体に入るものにシビアになった。
・ジム通い(サウナ)
→トレーニングした日と、していない日のメンタルの差を強く実感。トレーニング期間が長く空くと気持ちが下がり気味に。手帳でしっかり管理。
・プロテイン摂取
→今までプロテインが受け付けなかったが、少しずつ慣らしていき、ある程度摂取出来るようになる。体調管理がしやすくなった。
・生活の記録、ノートへ書き込み
→記録するようになってから、体調不良の原因が分析出来るようになる。ノートへの書き込みは気持ちがスッキリするので継続中。
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おわりに
2018年の頃に帰国してからたまたま縁があり住み始めた所は、家の近くに相性の良いカウンセラーがいたり近所にジムがあったり、腕のいいカイロプラクターがいたりと、うつ病を治すには最適な環境でした。
しかしそうであっても最初は良くなったかと思ったらまた悪化しての、まさに一進一退で、
「このまま治らないんじゃないか、ずっと寝たきりなんじゃないか、治るとしても長い間うつ病を抱えてきたのだから5年はかかるんじゃないか」と思っていました。
それでも少しずつやれる事をやって、2019年に遅延型アレルギーと副腎疲労の本に出会ったのが大きなきっかけになり、体調も徐々に回復。
体調が回復するにつれ、メンタルも上向きに。
カウンセリングでも、長年に渡って蓄積され続けた間違った思い込みも崩れていきました。
あんなにうつ病で悩んできたのに2年でグンと良くなり治ってしまい、当時は1日1日が長く感じましたが、治る時は治るんだなあと思いました。
治ったのは最近の事なのに、もうずっと前の事のように思えます。
今でも運動をサボったり生活習慣が乱れると、ネガティブになりやすくなるので直ぐに気づいてメンタルケアしてます。
うつを治すのに参考にした情報はだいたいネットや本から収集しました。
夜はYou tubeでメンタリストDAIGOさんの動画をよく寝ながら聞いていたりしてました。
あと昔から心屋さんの本やブログ、ポッドキャストなんかも聞いていて、自分が持っている価値観は本当に正しいのか見直すきっかけにもなりました。
それから、参考になった本を紹介します。
脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方
DAIGOさんの動画でも何回も登場してくる本で、DAIGOさんの他にもこの本について解説している動画が沢山あります。
運動はいかに脳にいいかが書いてあります。これを読むと運動をサボる気が無くなります。
わたしのうつ病はひょっとして副腎疲労のせいだったんじゃないかと気づいた1冊。
食事内容は目からウロコ。副腎のためにも今も小麦粉、乳製品、砂糖の摂取は控えています。
うつ病には鉄分とタンパク質が欠かせないと知った。
数々の精神疾患者の例も上げており、私もある程度実践して栄養状態によってメンタルが変化するという事が実感でき、栄養の大切さが身に染みた本。
著者はブログもやっています。
うつ病は絶対治ります。
私のように治すまでに10年もかける必要ありません。
さっさとカウンセリングに行って、運動して、栄養をとればすぐ治ります。
今日は、私がうつ病で体が動けなくなった17歳から、良くなるまでの10年間の流れを紹介させて頂きました。
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