こんにちは、サオリです
私は体調不良をきっかけに、グルテンフリー、カゼインフリーを始めて2年が過ぎました。
今日はその効果について紹介します。
特にグルテンフリーは2018年に出版された「ジョコビッチの生まれ変わる食事 」という本で一気に認知され、興味のある方は多いんじゃないかと思います。
実際に私は2年除去して体調不良も良くなっていき、効果を実感しています。
グルテンフリー、カゼインフリーは健康だけでなく、美容にも効果があったのでご紹介します。
はじめたきっかけ
わたしは約3年前に原因不明の体調不良で日常生活を送るのが困難になってしまいました。
症状は寝ても寝ても襲ってくる我慢できないほどの強烈な眠気とめまい、休んでも取れない疲労感。
数十分の外出ですらいつ強烈な眠気が襲ってくるのかがこわくて一日に用事は1つまでと決めていました。
そして体調不良をなんとかしたくて、たまたまネットで調べて知った遅延型アレルギの検査で乳の欄に強い反応が出たこと、
また同じくらいの時期に副腎疲労を知り、改善するためには小麦、乳製品を抜いたほうが良いと本で知ったことがきっかけで、グルテンフリー、カゼインフリーをはじめました。
副腎疲労にはシュガーフリー(砂糖除去)も本で推奨してあったため、グルテンフリー、カゼインフリーとともにシュガーフリーにもチャレンジしました。
遅延型アレルギーと副腎疲労については、こちらの記事をご覧ください↓
原因不明の体調不良は、遅延型アレルギーのせいだった!体調不良が遅延型アレルギー検査で改善された話
遅延型フードアレルギー検査から2年。現在の体調,検査のメリットデメリット
グルテンとカゼインは体に炎症を起こす
グルテンフリー、カゼインフリーの効果を書く前にグルテンとカゼインは体に炎症を起こすよ!という話をさせていただきます。
グルテンとは小麦に含まれているタンパク質の一種、カゼインとは牛乳に含まれるたんぱく質の一種です。
このグルテンとカゼインを分解できる酵素を持っている日本人は少なく、異物となりアレルゲンとなります。
これらのアレルゲンは体に炎症を起こし、体調不良(下痢、便秘、喘息、鼻炎、花粉症、湿疹)の原因となります。
【牛乳】は結局、健康にいいのか悪いのか 総合内科専門医の見解|ケンカツ!
日本人と小麦は相性は…健康になるための理想的な食事法 (msn.com)
↑こちらの2つの記事によると、日本人の75%は乳糖不耐症、小麦に関しては日本人の80~90%が小麦が合わない体質と書かれています。
乳製品、小麦を使った食品はは身近にありふれているし、当たり前のように食べられています。
わたしも副腎疲労の本を読むまではそんなこと知りませんでした。
信じられないかもしれませんが、もしなにかしらの体調不良に悩んでいたら小麦、乳製品の摂取を控えてみてください。
もともとお腹が弱い体質と思っていたのが、実は乳製品、小麦が原因だったなんてこともあり得ます。
ちなみにいつもお世話になっているカイロプラクティックの先生からも乳製品、小麦などの体に炎症を起こしやすい食べ物を避けるように言われているので
健康意識の高い人にとっては小麦、乳製品の食べ物が体に炎症を起こすということは常識のようです。
ちなみにお世話になっているカイロプラクティックの先生は体が炎症しやすい食べ物を避けた事でひどかった花粉症が治ったんだとか。
次の項目ではさっそく私がグルテンフリー、カゼインフリーを2年続けた効果を紹介します。
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グルテンフリー、カゼインフリー1年目の効果
強烈な眠気、めまいがなくなった
はじめて一週間過ぎたくらいに、悩んでいた眠気とめまいがなくなっていることに気が付きました。
本当にグルテンフリー、カゼインフリーの効果なのかどうか検証するためにパンやミルクチョコレートを食べてみたのですが
翌日また眠気とめまいが襲ってきたので遅延型アレルギーの症状だと確信しました。
この症状は1年後くらいには出なくなったので、遅延型アレルギーの数値は下がっているんだと思います。
疲労感も徐々に軽減
ずっと感じていた疲労感も徐々に軽減していきました。
同じく感じていた倦怠感も感じる日が少なくなるように。
このころうつ病で悩んでいたのですが、疲労感が強いときはうつ病に効果があるとされている運動もなかなかできず、治療が思うように進みませんでした。
しかし疲労感が軽減されてからは運動量が増えたり外出も多くなり、治療の成果も表れてうつ症状も軽くなっていきました。
肌がきれいになった
とにかく人一倍吹き出物ができやすく、肌に関しては12歳の頃から悩んできました。
10代、20代前半は顔が吹き出物で真っ赤。
チョコレートを少しでも食べると必ず翌日に吹き出物が出来ていて、常に顔に痛みを感じていました。
出来た吹き出物が治る前にまた吹き出物ができるので顔全体に吹き出物がありました。
この頃は人に肌の事を言われると、家で泣くくらい悩んでいましたね…
お菓子を食べることをやめても野菜を積極的に食べても、皮膚科に行っても吹き出物が出来続けるので本当に原因が分からず、ずっと強いコンプレックスを持っていたのですが、
グルテンフリー、カゼインフリーを続けていくうちに吹き出物の数が減少。
肌が荒れやすいのは変わらずでしたが、痛みを感じる吹き出物が出来なくなりました。
また出来ても小さくポツッとできるくらいなのでファンデーションでカバーできるし、鏡をみても落ち込むことはなくなりました。
グルテンフリー、カゼインフリー2年目の効果
さらに肌がきれいになった
1年目よりも吹き出物の数がさらに減りました。
2年めになってから砂糖の摂取量も減ったので、それも関係していると思います。
かわらず吹き出物が出来やすいですが、吹き出物が完全になくなる日も近そうです。
自分の肌きれいだなと思うことも多くなり、顔中吹き出物があったときにくらべたら夢みたいな進歩です。
顔中に吹き出物があったときは死ぬまでこの肌と付き合わないんだと思っていたくらいなので、こんなに肌がきれいになるとは思いませんでした。
いままで彼氏にファンデーションを塗っていない肌を見せられなかったのですが、すっぴんでも平気になりました。
PMSの症状が軽減した
PMSの症状として、倦怠感を感じていました。
倦怠感に関しては、ひどいときは一日何もする気が起きなくて一日寝ているときもあったのですが、2年目に突入してPMSの症状が軽減されました。
私の場合ですがこれはグルテン、カゼインフリーが原因というよりは砂糖の制限によるものだと思います。
1年目は砂糖の制限は緩くやっていたのですが、2年めは砂糖の制限にも慣れてきて1年めより砂糖の摂取が減りました。
砂糖の摂取量が減り始めたこのころから、PMSの症状が軽減していきました。
よくおやつに少し砂糖の入っている82%のダークチョコレートを食べていたのですが、このチョコレートの摂取量が多かった月は生理前に倦怠感を強く感じる事が多かったです。
本当に砂糖に反応しているのか検証するためにダークチョコレートをやめて、ピュアココアからつくった砂糖の入っていないココア(甘味料としてメープルシロップ使用)を毎晩摂取してみたのですが
砂糖なしのココアを摂取した場合、PMSはそれほどひどくなく、日常生活にも支障がないくらいだったのでやはりPMSの原因は砂糖が関係していました。
異常な食欲が減った
よくネットでグルテンフリーを実践した人のブログ記事を見ていたのですが、よく目にしたのは、グルテンフリーを始めてから異様な食欲が減ったという事。
私も経験していて、パンを食べた翌日は異常な食欲がわいてかならずドカ食いしていました。
調べてみたところ、この異常な食欲は、グルテンの中にあるタンパク質、「グリアジン」の作用によるものなんだそう。
「食欲が止まらない!」「なんとなく不調…」その原因は「グルテン」かも!?|ダイエット、フィットネス、ヘルスケアのことならFYTTE-フィッテ
去年のクリスマスにケーキを買って食べたのですが、食べた翌日またケーキが異様に食べたくなったのと、
おなかが空いていないのになにか食べたくなってしょうがなくなり、ドカ食いが数日続きました。
一気に肌が荒れたのは言うまでもありません。
パンがおいしく感じなくなった
どうしてもパンのふわふわ食感が恋しくなり、数か月に一回は食べたくなっていたのですが
ある日どうしてもパンが食べたくなり食べたら思ったほどおいしく感じなくておどろきました。
数年前までパンが大好きだったのがウソみたいです。
今はふわふわ食感が恋しくなったら(めったにないけど)、お気に入りのパンケーキミックスでパンケーキを焼いて食べています。
みたけ オレンジページ大豆粉と米粉のパンケーキミックス 200g ×6個
↑大豆粉が入っているのでタンパク質高めです。もちろんグルテンフリー。シロップも何もつけないで食べています。
除去1年目の時にパンが食べたくなったらこれをよく食べていました。
痩せた
1年目はグルテン、カゼインフリーのストレスから口寂しくなってついつい食べてしまい体重に変化はなかったのですが、2年目は除去の食生活にも慣れて体重が数キロ減りました。
食事の量は結構多いにも関わらず体重が増えなかったのは脂質の摂取量が減ったからだと思います。
それもそのはず、ほとんどの洋食を食べることを制限して、和食中心の食生活だったからです。
炒め物とかもけっこう食べていたと思うのですが、それでも痩せたのは洋食を食べていた時はとんでもない量の脂質を摂取していたという事です。
除去するのはかなりつらい
1年目はとにかく小麦、乳製品を除去することにストレスを感じることが多かったです。
小さいころからハンバーグ、カレー、パスタ、パンなどの洋食が大好きだったので、小麦、乳製品を除去するとなると洋食全般食べられなくなります。
特にヨーグルトは1日に2回食べるくらい大好きだったため、抜き始めたときはソワソワしました。
ヨーグルトの代替品として大豆でできたヨーグルトを試したのですが、どうしてもお豆腐を食べているみたいでわたしには合いませんでした。なのでひたすら我慢。
(追記:この時は知りませんでしたがアーモンドヨーグルトというものがあります。美味しくておススメ。)
いままで朝起きた時と昼過ぎに小腹が減ったときはヨーグルトやベビーチーズを食べていたのですが、その代わりに何を食べていいか分からず、余ったごはんのおかずを食べてました。
それから抹茶アイスが好きだったのですが、乳成分の入っていないアイスクリームはネットで売っていたので、ストレスをためないためにもそれを買って食べていました。
買ったアイスには砂糖が含まれていたのですが、小麦と乳製品の制限だけでかなりストレスを感じていたため砂糖の制限については緩くやっていました。
牛乳が飲めないことは意外と大丈夫で、カフェでもメニューにソイラテがあることが多いし、ソイラテがなくても紅茶やブラックコーヒーという選択肢があります。
もともと豆乳が好きで飲んでいたため、牛乳はストレスなく除去することができました。
小麦の中毒性
小麦除去は乳製品を除去するより難しく、おやつに菓子パンをよく食べていたのですが一日食べないだけですごくイライラしてました。
このイライラの原因は小麦の中毒性によるもので、その中毒性ははアヘンやモルヒネなみと言われています。
小麦には強い中毒性がある | FOOD HACK
パスタはグルテンフリーのものが近くのスーパーに売っていたし、パスタソースもママーのミートソースが小麦、乳成分が入っていなかったので小麦のパスタ除去に関してはストレスを感じなかったのですが、
とにかく小麦のパンだけは食べたくて食べたくてしょうがなくて、パンだけはやめるのに苦労しました。
ネットで米粉のパンを注文してみたこともあったのですが、米粉パンのもちもちとした食感が苦手だったため、小麦のパンを定期的にドカ食いしてました。
それほど食べなくても平気になったのは10か月過ぎたくらいだと思います。
グルテンフリー、カゼインフリーのおやつ
グルテン、カゼインフリーを始めて困ったのがおやつ。
前はよくお菓子の間食をしていたので、始めた時は何を食べていいのか分かりませんでした。
クッキーやスナック菓子を食べていた頃は気づけませんでしたが、グルテン、カゼインフリーをしていても食べられるものはたくさんあります。
私がよくおやつで食べているのは、フルーツ類。
食べやすいのはバナナ。冬ならみかん。カットフルーツならコンビニにも売っています。
それからおつまみ系。するめや小魚はタンパク質も豊富です。
最近よく食べているのは干し芋。
GI値が55と、低GIで血糖値が上がりにくく、体の負担が少なめです。
食物繊維が豊富なのも気に入っています。
私は毎日食べているのでまとめ買いしています。
干し芋 国産 無添加 ほしいも【茨城県産の紅はるかでつくった干しいも】 千成商会 [つまみ蔵] 100g×8袋(800g)
無印に小さくカットされた干し芋が売っているのですが、あっという間にペロッと食べてしまうので結局大きいものを買っています…。
【無印良品】素材を味わう スティック切れ端干しいも 75g
でも食べやすいのは無印。
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グルテンフリー、シュガーフリーのグラノーラ4選!
グルテンフリー、カゼインフリーの外食
グルテン、カゼインフリーのデメリットは外食するときに行くところが限定されるとうことです。
おいしそうと思う所はほとんど洋食屋なのでそこは辛かったです。
わたしがよく利用しているお店は、スープストック、大戸屋、スターバックス。
スープストックには小麦、乳が使われていないスープとカレーが意外とあっておすすめ。カレーは7種の野菜のラタトゥイユカレーは小麦、乳成分はなしです!(※2021年7月時点)
どのメニューに入っていないかは、ホームページのアレルギー情報から確認することが出来ます。
食の安心・安全 | Soup Stock Tokyo(スープストックトーキョー)
私はそれほど外食しないので、外食の時はストイックになりすぎず好きなものを注文していました。(ポタージュなどあからさまに乳、小麦がたくさん使われていそうなものは避けるけど)
大戸屋は定食すべてに小麦が使われているのですが、揚げ物ではない限りそれほど使われていないだろうと思い、よく焼き魚の定食を注文しています。
アレルギー特定原材料情報一覧|大戸屋 (ootoya.com)
スターバックスは、牛乳の使われているメニューはすべて豆乳、アーモンドミルク、オーツミルクに変更できるし、紅茶の種類も多いのでよく行っています。
それにディカフェにできるのがお気に入りです。
わたしはいつも血液検査で鉄分が少なめなので(フェリチン値が低い)、鉄分の吸収を阻害してしまうカフェインはなるべく取らないようにしています。
ディカフェにできるおかげでコーヒーを我慢せずに済んでいるし、フェリチン値も少しずつ増えています。
おわりに
今回はグルテンフリー、カゼインフリーを2年続けた効果を紹介させていただきました。
一部ではグルテンフリー、カゼインフリーは意味ないという意見もありますが、意味があるかどうかは実践してみれば分かることです。
ちなみに冒頭で紹介した遅延型アレルギーに関しても、科学的根拠がないという意見もあります。
しかし実際に除去してみるみる体調が回復していったのであのとき試してみてよかったなと思います。
現在もグルテンフリー、カゼインフリーを実践していますが、それほどシビアに除去しているわけではなくごくたまに嗜好品として楽しんでいます。
今の目標は腸内環境のレベルをあげて花粉症を治すことです。
薬を飲むほどひどくはないのですが、春に鼻水がたくさん出てティッシュの消費量がひどかったです。
花粉症を治してブログで報告できればいいなと思っています。