こんにちは、サオリです
今日は自分を認め自己肯定感を上げることができた時の事を書きます。
自己肯定感を高めるには最初に過去のネガティブな感情を清算する必要があります。
そして自分を認め、そのあと自己肯定感を高める”くせ”を付けていきます。
自己肯定感が高まると生きやすくなるのは間違いありません。
私も今回ご紹介する方法を繰り返しすることによってだいぶ生きやすくなったので、昔の私と同じ悩みを抱えている方がいたらぜひ参考にしてください。
どんなに頑張っても自信がなかった
まずは私の事から。
私は昔から自分に自信がありませんでした。
結果を残して一時的にうれしい気持ちになっても
「一位じゃないから」 「今回はたまたま」 「もっと頑張らないとダメなんだ」
と思い、結果を出すためにかけてきた時間や努力を認められませんでした。
そして私は数年前にうつ病が悪化しカウンセリングに通い始めたのですが、”今までの自分の頑張りを認め、自分に自信をつける”ということが私にとって一番の課題でした。
それくらい自分に自信がなく、この自信のなさが生きづらさにもつながっていました。
自信のなさの原因は勉強ができないから!?
自分を掘り下げていくうちに分かった、自分に自信のない理由。
それは
「勉強ができないんだったら、ほかの分野で結果を残しても価値がない」
「勉強以外で認められるには、ほかの分野で一番じゃないと認められない」
と思い込んでいたからです。
いったいなぜそう思っていたのかというと、それは昔の出来事にありました。
●母に絵を披露したときに「でも勉強できないじゃない」と言われ「勉強ができないと何をしても認められないんだ」と思った。
●中学生の頃たまたま音楽のテストで最高点数を取り、保護者向けのお便りに自分の名前が掲載されたときのこと。
友達数人に「最高点数っていっても音楽じゃん」「勉強できないくせに」と心無い事を言われた。
●部活のコンクールで全国大会出場が決まったとき。
いろんな先生方が褒めてくれたのですが、運動部は県大会で少しいい成績を残せただけで「すごい」と褒められるのに、わたしは全国大会に出場するくらいじゃないと認めてもらえないんだと思った。
「私はテストの点数が悪いから褒められないんだ」とも思いました。
この3つのエピソードがあって、わたしは「勉強ができないんだったら、ほかの分野で結果を残しても価値がない」「勉強以外で認められるには、ほかの分野で一番じゃないと認められない」と無自覚に思うようになっていました。
自信がないのには必ず「無意識に思っている間違った思い込み」があるはずです。
無意識の思い込みに気づくためにはいつから自分に自信がないのか記憶をたどっていってみてください。
過去になにか大きな失敗をしたとか、私のように誰かにひどいことを言われたとか、きっと何か見つかるはずです。
過去の感情を整理する
「勉強ができないんだったら、ほかの分野で結果を残しても価値がない」「勉強以外で認められるには、ほかの分野で一番じゃないと認められない」
この思い込みを変えるためにまず過去のエピソードの感情の整理からしていきました。
●その時に感じた感情
●その時自分がしてほしかった事
この二つを明確にしていきました。
母に「勉強できないじゃない」と言われたこと
●その時感じた感情
→怒り、褒められなかった悲しみ
●してほしかった事
→絵を褒めて欲しかった、勉強ができないだけで価値がないような言い方をしてほしくなかった。才能を理解してほしかった。
友達に「勉強できないくせに」といわれたこと
●その時感じた感情
→最高得点を取ったのに認められず悔しい。心無い事を言われ悲しい。
●してほしかった事
→嫉妬の感情を私にぶつけないで欲しかった。友達なんだから素直に認めて「すごい」と言って欲しかった。
県大会一位で通過したのに、褒められなかったこと
●その時感じた感情
→頑張って練習をしてきたのに、悲しい、運動部の子ばかり注目されて悔しい、怒り
●してほしかった事
→努力を認めて欲しかった、強豪校だったとはいえ練習は厳しかったので全国大会出場を当たり前のことだと思ってほしくなかった
感情を整理して分かったことは、私はとにかく人から「認めて欲しかった」ということです。
私の本当の欲求は自信をつけたいんじゃなくて、認めて欲しかったんですよね。
承認欲求を満たすには
「私を褒めて欲しい」「認めて欲しい」を満たすにはどうすればよいのでしょうか。
それは自分で自分を認めてあげる事です。
そこで実際に実践した「傷ついた過去を癒して自分を認めてあげるワーク」をご紹介します。
自分を認めてあげるワーク
①まずは傷ついた過去の自分を目をつぶってイメージする。
その頃のあなたはどこにいる?
そこにいるあなたはどんな表情をしている?悲しい顔?泣いてる?
②過去の傷ついている自分を今の私がなぐさめの言葉をかけてあげましょう。
「あの頃はあんな言われ方されて寂しかったよね」「傷ついたよね」「たくさん褒めてほしかったよね」「誰も認めてくれなかったけどすごかったよ!」など。
③過去の自分の表情は変わりましたか。過去の自分は今の自分になんて言ってる?
過去の自分の心が楽になるまで話を聞いてあげたり、あのとき周りにして欲しかったことをイメージした過去の自分にしてあげてください。
過去の自分の心が落ち着いたら、目を開けてワークが終了です。
ワークはイメージした過去の自分の心が晴れるまで対話を繰り返します。
一度にやらなくてもいいし、過去の自分が傷ついたままでも大丈夫です。
過去の自分との対話をやめるときは、過去の自分に「また話にくるからね」と声をかけてあげてからワークを終了します。
このワークは傷ついた自分と向き合う作業なのでかなりキツく、私は途中泣いてしまうこともあったのですが、何回も対話を重ねていくうちに過去の自分の表情も晴れていきました。
今回の私の例では、結果を出してきたのに認められなかったということを書いていますが、
このワークは過去の結果にかかわらず、傷ついた過去を持っている人にならだれにでも有効なのでぜひお試しください。
承認欲求は一度で満たされるものではありません。
傷が大きい分時間がかかります。なので少しずづ満たしていきましょう。
自己肯定感を高めるには
先ほどのワークで承認欲求が満たされたら、今度は自己肯定感を高めていきます。
自己肯定感を高めていくには徹底的に自分をほめ、過去の自分と比べて成長を感じる練習をすることです。
方法は、ノートとペンを用意して「自分すごかったな、えらかったな」と思ったこと、「過去より成長したこと」をなるべく毎日書いていきます。
感じていることはノートに書いて、きちんと視覚化することが大事です。
これは日記ついでに書くと書きやすいです。
「今日は果物をたくさん食べた。昔はお菓子ばかり食べていたから健康に気を使えるようになって成長した。自分すごい!」とか
「昨日は駅でエスカレーター使ったけど、今日は階段使った!えらい!」とか。
些細なことで構いません。
たとえエスカレーターを使ったとしても「疲れてる自分を労わることが出来た!」と書けばいいです。
視点を変えればどんなことでもポジティブにとらえることが出来ます。
私がこれを始めた時は、自分をほめるなんて(しかもノートに書くなんて)すごく恥ずかしかったのですが、
やっていくうちに自分を褒めるハードルも下がっていって、自分を褒めるのが楽しくなっていきます。
今は普通に「今日も頑張った!えらい!」と書けるようになりました。
私は今まで長い間自己肯定感が低かった分、自己肯定感が上がるまでにある程度時間がかかりました。
なのでなるべく毎日継続して自分をほめるくせ、過去の自分と比べるくせをつけていきました。
自己肯定感が低いのは自分を蔑む癖があるから
自己肯定感が低かったときは自分を蔑んで「なんて自分はダメなやつなんだ」と思っていました。
でもこれって自分が劣っているんじゃなくて自分を蔑むのが癖になっているだけなんです。
この癖は自分をほめるくせ、過去の自分と比べるくせをつけていけば必ず変えることが出来ます。
そもそも他人と比べてしまえば誰にだって劣っている部分はあるんですよね。
他人と比べるなんてキリがないんですよ。
なので他人と比較する暇があったら比較する対象を過去の自分にしたり、自分のいいとこ探しをした方が、ずっと幸せになれます。
自己肯定感が高くなって起こった変化
自己肯定感が上がっていくと人の良いところによく気が付くようになります。
私は「コンビニの店員さんの挨拶の仕方が素敵だなあ」「今の人扉抑えてくれて優しい人だなあ」と、ちょっとしたことに気が付いて幸せを感じることが出来るようになりました。
自己肯定感が低かったら同じシチュエーションでもこう感じていなかったと思います。
良いところに気が付くようになって相手の事も肯定することが出来るようになり「自分はこんなに素敵な人たちに出会えて幸せだなあ」と思えるようになりました。
自己肯定感が高くなると周りの環境が変わっていないにも関わらず幸せの量が増えます。
おわりに
自己肯定感を上げるためにはある程度時間がかかります。
昔の私は一瞬で自己肯定感が高くなる魔法のような方法を求めていろんな本を読みましたが残念ながらそんな方法はありませんでした。
筋肉をつけるためには継続してトレーニングをする必要があるように、自己肯定感を高めるにも自分を肯定していくトレーニングが必要です。
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