カウンセリングはうつ病に効果あるのか、カウンセリング体験談

f:id:saochan-mental:20210314202632j:plain


こんにちは、サオリです


今日はカウンセリングはうつ病に効くのかどうか私のカウンセリング体験をお話したいと思います。

現在、精神疾患を抱えていてカウンセリングに行こうかどうか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。

この記事がおすすめの人

うつ病でカウンセリングに行くか迷っている
カウンセリングでうつ病が良くなるのか知りたい
カウンセリングでどんなことをするのかわからなくて不安

 

カウンセリングはうつ病に効果あり


結論から言いますと、カウンセリングはうつ病に効果がありました。


私は25歳の頃に相性の良いカウンセラーと出会ってうつ病が良くなっていきました。


カウンセリングなしでここまで回復するのは不可能だったと思います。

もっと早くカウンセリング受けていれば良かったと思っています。


私の場合、かなり体が重く辛かったのですが、通うたびに体が軽くなっていくことを実感しました。

またすごく低かった自己肯定感もだいぶ上がって、物事を前向きに考えられるようになりました。


いまは先生にとても感謝しています。先生ありがとう!!



カウンセリングって意味あるの?

  

当時私は「カウンセリングはただ話を聞いてもらうだけのところ」と思っていました。

なので「友達に相談するのと変わりないじゃん!」と思っていました。



しかしカウンセリングはクライアントに

「気づき」

を与えてくれる所、と思っています。


「気づき」によって自分の考えを改めることができます。

よって前向きになることが出来ます。



私はいくらトラウマを治す方法とかうつ病を治す方法の本読んで知識を身につけても、自分の事となると冷静になれず、

カウンセラーに指摘されるまで全く気付かなかった「思い違い」が山ほどありました。


カウンセリングで自分の思考を外側から観察してもらうということはとても大切です。

 


カウンセリングに通い始めたきっかけ

 

 私はうつ病を治すためにたくさんの本を読んでいました。


しかし、本を読んでも、読み終わった後は一瞬心が軽くなるけど、根本的には治っていないような感じがあり、

とにかく心の中に何かズシッと重いものがある感じがありました。


それでも10代、20代前半はうつ病でも体はちゃんと動いていたのでカウンセリングにお金をかけるのがもったいないと思い行きませんでした。

 
しかし26歳に時にうつ病が悪化して体が動かない、寝れない、日常生活が送れなくなり、さすがにもう一人で対処できない状態になってしまいました。


そして「誰かに頼らないと自分は死んでしまうかもしれない」と思いカウンセリングに行くことにしました。

 

カウンセリングでどんなことをしたのか

 まずは話を聞いてもらう

 

 先生の、「今日はどうした?」(バッサリ系おばあちゃん先生だった)の一言で 、

私は今まであったこと、心に抱えている辛い事を話しました。

・何年たっても許せない人がいる、
・憎しみが消えない、
・高校中退した自分が嫌い、
・コンプレックスが強い、
・周りの人への嫉妬心が強い、
・もう消えてしまいたい、死にたい


など。

これらのことについて先生と、ひとつひとつカウンセリングしていきました。

 

パワハラについてカウンセリングしてもらうと…

 

私は過去にパワハラの被害にあっています。

パワハラされたことにより数年経っていて、加害者とはもう接触していないにも関わらず、夢に出てきたりと完全にトラウマになっていました。

パワハラした人がいつまでも心に住み着いている感じでした。


でも私はパワハラパワハラだと思っていませんでした。


最終的に体を壊してしまったにもかかわらず、私は加害者の欲求に答えられなかった自分が悪いと思っていたんです。



そう思ってしまった理由には学生時代に部活動などで厳しい指導されてきたので、酷い言葉で怒られるのは当たり前だと思っていたんです。


厳しい指導で洗脳されていて、先生(立場が上の人)の言う事は絶対聞くのが当たり前、言う事が聞けないやつは価値がないと無自覚に思っていました。


なのでそれがパワハラだと気づけなかったし、言うことが聞けない私が悪いと思っていました。

 

だから、カウンセリングで先生に、

「あなたは悪くない、そんな先生、おかしい」

とはっきり言われた時に、

初めて自分は不当な扱いを受けていたということに気づきました。


本当の問題とは

 

こんな感じで、自分が思っている勘違いを先生に気づかせてもらっていきます。

そしてさらに、問題について深堀していくと”本当の問題”という物が見つかってきます。

 

私は加害者の言う事が聞けなかった自分が問題だと思っていました。


でも本当の問題というのは、

上の立場の人の言うことを絶対、何がなんでも、言うことを聞かなければならない、と思っていた事

です。(恐ろしい…)


私はこう思っていたから、ボロボロになるまで自分を追い詰めたし、追い詰められました。

こう思っていなかったら利用されることもなかったし、いくらでも逃げることは出来たんです。


まさか自分が、

「自分より立場が上の人の言うことを絶対聞かなければならない」

なんて思っているとは思いませんでした。


根本原因は、幼少期の頃の家族関係にあった


そしてそう思うようになった原因が、

幼少期の頃の家庭環境や家族関係にあった

という事に気づくことが出来ました。


「自分より立場が上の人の言うことを絶対聞かなければならない」

と無意識のうちに思っていた理由は、

言うことを聞かないと両親に愛して貰えない、見捨てられてしまう

という思い込みにありました。


これは先生の質問に何回も何回も答えているうちに出た答えです。


「両親」の部分がいつの間にか「目上の人」に無意識のうちに変わっていたんです。


この思い込みに気づくことが出来て、ようやく心が解放されました。

 


 おわりに

 体と心はつながっている

 

カウンセリングに通い始めた時、体調不良で辛く、漢方、整体、遅延型アレルギー検査などいろいろと試したのですが、

カウンセリングは受けるたびに体調がよくなっていき、一番効果を感じることができました。

体の重さがなくなり、ふっと身体が軽くなる感じ。


だから身をもって心と体って繋がってるということを体験しました。

(もちろん、ほかも効果はありました)

 


カウンセリングの良さ


なんでカウンセリングがいいかと言うと、悩みは人それぞれで、その悩みの背景もそれぞれ。

なのでベストな対処の仕方は人によって違ってくるからです。


本だとどの改善方法が今の自分にあっているのか自分じゃ判断がつかない

自分ひとりじゃ自分の問題を掘り下げていく作業はなかなか難しいです。

だからカウンセリングが良いと感じています。


ちなみにカウンセリングは習い事のように通うのが良くて

1度だけでは心の状態は改善されません。 (症状と人によりますが)



ピアノ教室に1回通っただけじゃ曲が弾けるようにならないように、

考え方の癖を治すには時間がかかるものです。

 

それから自治体などでやっている無料カウンセリングなどもあるけど、

なるべくお金を払ってカウンセリングに通うのがオススメです。


なぜなら無料だとあぐらをかいてしまってカウンセラーの先生に問題丸投げしてしまうから。

心の問題はカウンセラーが治すんじゃなくて、最終的には自分で治すという意識が大切です。

カウンセラーはヒントをくれるだけ。

自分が「絶対治す!」って意識がないとほんとに治らないから。


お金を払った方が、

「こんだけお金が払ってるんだから、ぜったい元気になってやる!」

って気持ちになります!

 

 とりあえず行ってみよう

 
ここまでカウンセリングの良さを紹介しましたが、うつ病にはいろいろな原因があので、

カウンセリングだけでうつ病は治りません。


私自身もカウンセリングと併用していろんなことを試してきました。

なのでひとつの療法を過信しないことです。


それを理解したうえで、もしカウンセリングに行くか迷っている人はとりあえず行ってみてください。


効果があるかどうかはカウンセリングカウンセラーとの相性もありますが、

自分の気持ちを言葉にして、誰かに聞いてもらうだけでも気持ちが軽くなりますよ。


カウンセラーはあなたのどんな思いも、気持ちも否定しません。


カウンセラーと対面するのが嫌な場合は、

電話やメールでのカウンセリングをやっているところもあるので、

自分に合った方法で選んでみてください。