こんにちは、サオリです
私は何年もうつ病に悩んできましたが、副腎疲労を知ったことがきっかけでうつ病の症状が良くなっていきました。
わたしのように副腎疲労が原因でうつ病になっている人は多いんじゃないかと思っています。
何年もうつ病が治らない人は、副腎疲労を疑ってみてください。
副腎疲労について理解できればうつ病を改善できるかもしれません。
副腎疲労が原因ではないとしても、副腎をケアすることはストレスに強い体作りにつながるので決して無駄ではありません。
副腎疲労と出会ってうつ病が改善していった!
私は17歳の頃にうつ病になって学校に通うことが出来なくなり、長年うつ病を患っていました。
しかし数年前に副腎疲労についての記事をネットで見つけたことによって、そこからどんどんうつ病の症状が良くなっていきました。
副腎疲労の本を読むと、副腎疲労の症状とわたしの症状がほとんど当てはまっているので「もしかしたら私は副腎疲労でうつ病になったんじゃないか」と思うほど。
副腎疲労になるとイライラしたり落ち込みやすくなったり、無気力になったりうつ病のような症状が出ることもあります。
また本で紹介されている患者さんの症状も、私からすればうつ病そのものでした。
副腎疲労とうつ病には深い関係があると思っています。
副腎疲労はまだまだ知られていない病気です。
うつ病で悩んでいる方は、もしかしたら私のように副腎疲労が原因かもしれません。
しつこい疲れは副腎疲労が原因だった (祥伝社黄金文庫)
↑こちらの本を読みました。記事一番最後にもリンク貼っておきます。
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副腎疲労とは
副腎は、腎臓の上にあるクルミくらいの大きさのちっちゃな臓器。
副腎には怪我や病気、仕事や人間関係など、あらゆるストレスに対処をして体を守る役割があります。
その副腎が過度なストレスによって疲れてしまうと、ストレスに対応するホルモン、“コルチゾール“の分泌が適量分泌出来なくなり、ストレスに対処できない状態になります。
副腎疲労になると、あらゆるストレスに対処することが出来なくなる。
副腎疲労の症状
- 朝起きるのが辛い
- 眠っても疲れが取れない、ずっと眠い
- いつもグッタリ疲れている
- カフェインをとらないとやる気が出ない
- 集中力の低下
- あまいもの、しょっぱいものが好き
- 疲れているのに寝つきが悪い
- 気分が落ち込みやすい
- すべてが嫌になる
- ちょっとしたことでイライラする
- アレルギー症状の悪化
紹介した症状はほんの一部です。
これらの症状に心当たりはないでしょうか。
副腎疲労になると、うつ病のような症状が出ることがあります。
私がうつ病の頃は今紹介した症状にすべてに当てはまり、高校生の時は朝学校に行くのも一苦労しました。
最終的には電車で通学することが出来なくなり、母に車で学校まで送ってもらっていました。
寝ても疲れが取れないので、土日に友達に遊びに誘われたときは地獄。
生理痛と言い訳してドタキャンしたことも。
楽しい学校生活を送ることが出来ず、今思えば私は副腎疲労が原因でうつ病だったと思っています。
副腎疲労は怠け病?
副腎疲労になっている人のほとんどは慢性的な疲労感を感じているらしいです。
疲れていて体調が悪いのに、体にはっきりした症状が現れないので周りに理解されにくいのです。
また医学的には病気と認められていないのでほとんどの病院では「原因不明」とされてしまうことが多いです。
私自身、いつも疲れを感じているのは、「体力がないから」「気合が足りないから」「普段怠けているから」と思っていました。
いつもイライラしていたので、人にひどいことを言ってしまたこともあります。
「自制心がない自分はだめだな」と思い、どんどん自己嫌悪に陥っていました。
でもそれは人格のせいではなくて、副腎疲労の症状そのものでした。
副腎疲労の治し方
副腎疲労の治し方は、正しい生活習慣をして体にストレスを与えることをしない事。
精神的なストレスを減らすこと。
精神的なストレスを減らすのはなかなか難しいですが、生活習慣は今すぐにでも改善することが出来ます。
その中でも食事はかなり大切。
食べ物次第でどんどん副腎は元気になっていくし、逆に負担をかけてどんどんストレスに弱くなっていってしまいます。
私は食事療法でどんどん回復していきました。
基本は体に負担のない食事をとって、体に溜まった毒素を出すこと。
そこで副腎に負担をかける食べ物、積極的に食べたい食べ物を紹介します。
副腎に負担をかける食べ物
カフェイン飲料
カフェインが含まれるコーヒー、紅茶、コーラや栄養ドリンクは副腎の負担になります。
これらの飲み物はストレスに対応してくれるホルモン「コルチゾール」のレベルを一気に引き上げますが、
カフェインが切れるとコルチゾールも下がってさらにひどい疲れを感じることに。
いきなりやめてしまうと禁断症状が出てしまうので少しずつやめていきましょう。
小麦粉、乳製品
小麦粉は血糖値を上げやすい食材。
血糖値が急に上がるのは体に負担がかかります。
コルチゾールをたくさん分泌させた後に、それを一気に消費し、副腎に負担がかかります。
また、小麦に含まれる「グルテン」、乳製品に含まれる「カゼイン」はアレルギーの原因となりやすく、腸に炎症を引き起こすことがあります。
炎症が起こると、コルチゾールが過剰に使われることになり、副腎に負担がかかります。
副腎疲労の人には、グルテンとカゼインに反応してしまう人が多いので注意が必要です。
砂糖などの血糖値が上がりやすいもの
先ほども紹介した通り、血糖値が上がるものは副腎に負担をかけてしまいます。
お菓子がどうしても食べたいときは、きちんとご飯を食べてからなど、急激に血糖値を上げない工夫をしましょう。
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加工食品や、できあいのお惣菜
レトルト食品、冷凍食品、インスタント食品、ハム、ソーセージ、かまぼこ、スナック菓子、ドレッシングなど。
添加物がたくさん含まれているこれらは腸内環境を悪くし、結果副腎に負担をかけてしまう原因に。
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積極的に食べたいもの
薬味、ハーブ
体に蓄積されている毒素(添加物や金属)は体の炎症を引き起こし、結果、副腎の負担に。
ネギ、ショウガ、シソ、ミョウガ、玉ねぎ、にんにく、パセリ、ミント、バジル、パクチーはどんどん料理につかって、毒素を分解してくれる肝臓をサポートしましょう。
ショウガはチューブではなく、ちゃんと生のショウガを使うこと。
タンパク質
副腎が疲れている人は朝のコルチゾールの分泌が少ないため、血糖値を安定させることが出来ません。
それによって朝から元気に活動することが出来なくなっています。
なのでタンパク質をとって血糖値を安定させます。
朝食欲のない人もお豆腐の味噌汁、卵の味噌汁なら取りやすいかと思います。
私はソイプロテインを飲むことも。
野菜、果物
野菜や果物には、副腎を回復させる抗酸化物質を多く含みます。
副腎疲労の人は、午後にコルチゾールの濃度が低下して元気がなくなります。
なのでその時間のなる前に手軽な果物を食べてエネルギーを蓄えておくのがおススメ。
ちなみにコンビニなどで売っているカット野菜は、消毒に次亜塩素酸ソーダを入れた水で洗って、PH調整剤という添加物に浸すこともあるそうなので注意。
ビタミンなどの栄養は残っていないため頑張って野菜くらいは自分で切りましょう。
トマトは丸かじり出来るので間食にもおススメ。
ビタミンB群
副腎が疲労しているとビタミンB群を消費してしまいます。
ビタミンBが足りないと、悪夢を見たり精神を安定させるホルモンの生産がうまくできなくなってしまいます。
ビタミンBが含まれる食材は、玄米、豚肉、バナナ、ナッツ、濃い色の野菜など。
私はあまり食事の量が取れないので、サプリメントを併用しながら食事療法をしていました。
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副腎疲労を治すには自炊が基本
スーパーやコンビニで売っているお弁当はあらゆる添加物が含まれていて副腎に負担をかけてしまいます。
何を食べるかより、いかに悪いものを食べないかのほうが大切です。
なのでいつまでもこのような食生活では、副腎疲労も治らないままです。
自炊することが改善の一歩となります。
自炊の習慣がない人はまずは野菜を切る、ゆで卵を作る、果物を買う、
そういう簡単なところから始めましょう。
私も食生活を改めようと思ったときに体がしんどくて料理どころではなかったので、豚肉を焼くだけのところから始めました。
健康レベルがマイナスになっている分結果が表れるまでに時間がかかりましたが調子が良くなり始めてからは、
”食事は自分を作っている”
と実感することができて、体に入れるものに気を遣うように。
自炊も当たり前になり、よいスパイラルができました。
また普段はお菓子を食べませんが、ときどき食べたくなるので砂糖や添加物が使われていない自然派のお菓子を見つけるのも楽しいです。
正直、外出したときにおいしそうなお弁当や、目新しいお菓子を目にすると、誘惑に負けそうになります。
実際、チョコレートやポテトチップスの爆食いをしたこともあります。
でもうつ症状があまりにも苦しかったので食事で改善されるなら、となんとか自炊を続けることが出来ました。
自炊のレパートリーが増えてくると”食べられれるものは意外とたくさんある”ということに気が付くし、
味覚も変わって自然とコンビニ弁当やお菓子を欲しなくなります。
おわりに
まとめると、
この記事を書くにあたってこちらの本を参考にしました。
こちらの本にはほかにも症状別にとったほうが良い食べ物が書いてあり、より深く副腎疲労について知ることが出来ます。
具体的な患者さんの症状と回復例がたくさん載っているので、わたしもこの人たちみたいに元気になるんだ、と励みにしていました。
今回の記事で、もしかしたら副腎疲労かも…と思った方はぜひ食事療法を実践してみてください。