「好きな服を着ればいい」←おしゃれ初心者は信じてはダメ。好きな服か、似合う服かの答え

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こんにちは、サオリです


おしゃれに関心のある人ならだれでも「好きな服」と「似合う服」の落としどころについて悩んだことはあると思います。

私もそれについて長い事悩んできて、今では結局「好きな服を着ればいい」と思っています。


しかし、“おしゃれになりたい“と思っているおしゃれ初心者はこの言葉を鵜呑みにしてはいけません。

自分の「似合う」を知らないまま好きな服を着るのと、いろんな服を経験してきて最終的に好きな服を着るのではまるで違うからです。

 

おしゃれな人にとっての「好きな服」

 

いろんな服を経験してきた人は、今のスタイルになる過程の中で似合う服を着るメリットを感じています。

例えばスタイルアップして見える、顔映りが良くなる、人に褒められるなどです。


おしゃれな人はこのメリットを感じているうちに似合う服がだんだん好きな服に変わっていき、好きな服と似合う服のギャップが小さくなっていくのです。

自分が魅力的に見える服を好きになるのは当たり前の事です。


それに知っているアイテムが多いから自分に合うものを厳選できるし、似合わせる技量やどこまで「好き」を優先させていいのか分かっているので

似合わないはずの好きな服を“いい感じ”に着こなすことが出来ます。

だからおしゃれな人にとっての「好きな服」はその人にとってベストではないけれど、着てもそれほど野暮ったくならないのです。

おしゃれな人は「似合わせ」を前提に好きな服を選んでいるのです。


なので右も左も分からない初心者が何も考えずただ好きな服を着るのとは全く違います。


私は「好きな服を着ればいい」という言葉は、ある程度おしゃれを知った人が「似合う」にとらわれて苦しんでいるときに使う言葉だと思っています。

それかもともと好きと似合うのギャップが小さい人がいう言葉。


語弊がないように言いますと、フェミニンな服が好きだけどクールな顔だから泣く泣くあきらめろというわけではなくて、好きなジャンルの中での似合わせを言ってます。



☆関連記事☆
【服の買い方が分からない】おしゃれな人の服の買い方【おしゃれ初心者向け】

 

 

おしゃれ初心者はとにかく服の経験値をあげよう


「好きな服を着ればいい」という言葉には「好きな服を着て幸せならそれでよい」という意味が含まれています。

誰が何を着ようが自由です。


しかしあなたがこの記事を読んでいることは、好きな服を着ても幸せを感じられずモヤモヤしているからです。


好きな服を着た自分になんとなく野暮ったさを感じているから?

好きな服を着て誰かに「似合っていない」と言われたから?


モヤモヤの原因は、似合う服、コーデをした素敵な自分に出会えていない視野の狭さから起こっています。

解決策は服の経験値を上げて「似合う服」「似合わせ」の体験を重ねていくことで解決されます。


私は昔かなり野暮ったかったのですが、それは似たような服しか選んでこなかったのと、いろんな服を着る経験が少ない事から起こっていました。


服の経験値が低いと、似合う服と似合わない服を着た時の見た目の違いを理解していないことが多いです。そもそも似合う服を着たことがない、ということも。

これが分かっていないと、自分のコーデが似合っているのか似合っていないのか分からず自信が持てないままだし、趣味嗜好の偏りのせいでいつまでも野暮ったいままです。



よく質問サイトで「この服の組み合わせは変ですか?」「これとこれを合わせたら変ですか?」という質問を見かけるのですが(私も昔はよく質問してた)

コーデに不安になってしまうのは経験値が低く、目が肥えていないからです。


自分のファッションへの自信は「似合う」「似合わない」をたくさん経験することでしか持つことが出来ません。



似合う、似合わせの体験は服の好みを変えさせるくらいの威力があります。

だって洗練されて見えるから。


たとえ好きな服に執着していたとしても「似合う」を何度も経験すると洗練されている素敵な自分が忘れられなくなり、自然と好きな服への執着も軽くなっていきます。

こうして似合うと好きのギャップが小さくなっていくのです。

それと同時に似合わせも分かってきて、似合わない服もいい感じに着こなすことが出来るようになります。

 

経験値の上げ方と似合う服の見つけ方


服の経験値を上げるにはとにかく服屋で試着を繰り返します。

ユニクロやZARAなどのファストファッションは店員さんに話しかけられることもないのでたくさん試着するにはおススメです。


試着の仕方は一つのカテゴリに絞って試着した方が「似合う」を見つけやすいです。


例えば、パンツだったら細身やワイドタイプのいろいろなシルエットのものを試着してみてそれぞれの印象の違いを確認していきます。

「こっちの方が何となくすっきりして見える」「やぼったい」「足がムチムチしたように見える」

なにか感じるはずです。


これを繰り返していくうちに「自分はデニムよりスラックス」「ハイウエストのほがスタイル良く見える」などと分かってきます。


もしよく分からなかったら店員さんに聞いてみるがよいです。

よくユニクロの試着室で店員さんにアドバイスを求めているお客さんを見かけるのですが、店員さんが丁寧に対応していていつも感心しています。

空いている時間帯に行った方がゆっくり話せるのでおススメです。

 

 

一番先に見つけるべきは似合うベーシックアイテム


似合うアイテム探しの中で一番先にやって欲しいのは、自分に似合うベーシックアイテムを見つける事。


なぜなら似合うベーシックアイテムさえ見つけてしまえば、あとはそのベーシックアイテムを軸に、合う服を探していけばいいからです。

(ベーシックアイテムとは、シンプルな形で装飾のないデザインの服の事。ユニクロにいつも売っているような服がそうです)


そうすれば毎日コーデに悩むこともないし、買い物の失敗もぐんと減ります。


ベーシックアイテムを選ぶ基準は、毎日着ていて心地良いかどうか。


例えばわたしのベーシックアイテムの一つにセンタープレスパンツがあります。

カジュアルなトップスと合わせてもきちんと感が出るし(カジュアルすぎるスタイルは苦手です)、スキニージンズのような締め付けもないし、家でも外でもリラックスしていられるからです。


逆に持っていないものはベーシックなスカート。

スカートはデザイン性のあるものの方がテンション上がるし好きだからです。

華やかなスカートにはベーシックなニットを合わせています。

 

 

「似合う」を受け入れるのは「好きな服をあきらめる」という事ではない


「似合う」をプッシュすると、これまで着ていた好きな服、自分の趣味嗜好が否定されたような気がして拒絶反応を起こしてしまう人が一定数いるのは分かっています。

でも「似合う」を受け入れる事は今までの自分の好みの否定にはならないのです。


否定されているように感じるのは、似合うの活かし方が分かっていないからです。


例えば私はフェミニンワンピースが好きで着ていて頃に、イメージコンサルで自分はシンプルでジャケットやスラックスなどのアイテムが似合う事が分かりました。


そのことが分かったときに私は「ジャケットやスラックスを着なければいけないんだ!」と思ってしまったのです。

そう思ってしまったからこそ、私は自分の好きなものを否定されているように感じました。


自分に似合うものが分かったときに、私のように思ってしまう方は少なくないのではないでしょうか。


おしゃれって似合うにあまりにも偏りすぎても素敵には見えません。

おしゃれは似合うと好きのバランスが取れてこそ自分も満足するし、周りにも素敵だと思ってもらえるのです。



もし当時の私にファッションアドバイスをするならこうです。

ジャケット、スラックスが似合うという事はシックな要素を色や形、デザインに取り入れるのが大事。

フェミニンなワンピースが好きならIラインのものや、ネイビーやブラックなどの落ち着いた色、

パステルカラーのワンピースが着たいならその上から紺ブレや生地のしっかりしているロングカーディガンを着てワンピースの甘さを抑えたり、

靴やバッグはなるべくシンプルで上質なものにすれば似合わせられるはずです。


「似合う」が上手に生かせればさらに自分らしさを表現することが出来、今よりもっとおしゃれが楽しくなります。


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saochan.net

 

インテリアはメンタルや生活の質にすごく影響するのでこだわってみて欲しい

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こんにちは、サオリです

今日はインテリアについて。


私はもともとインテリアには興味がなくて、インテリアにお金を使うなら服に使いたいと思っていたのですが、

2年前くらいにふとオシャレな部屋にしたいと思い、インテリアの本も買ってイケアで照明やら椅子やらクッションを買ってガラッと部屋の雰囲気を変えました。


そしたら家具が増えて床面積が狭くなったにも関わらず、とっても開放的な気持ちになったんですよね。

ちょうど感染症の影響でほとんど外出することがなくなってしまった頃で、部屋で過ごすことが多くなり自分の部屋の狭さに嫌気がさしていたのですが、

インテリアのおかげでほとんどストレスなく過ごすことが出来ました。


私はうつ病だったのですが、この経験をしてうつ病の頃にもっとインテリアにこだわっていればよかった…と思いました。

うつ病だった頃は一日中部屋に引きこもっていることも多かったので、もっと環境に投資していればうつ病の頃に感じていた辛さも少しは軽減していたんじゃないかと思います。

 

心地の良い部屋づくりは立派なストレスマネジメント


私は冒頭でも言った通り、インテリアにお金をかけるなら服にお金を使いたいと思っていました。

一日のほとんどを外で過ごすのだから服にお金をかけて印象を良くした方がよいと考えていたのです。

なので今のインテリアにするまで必要最低限のものしか部屋にありませんでした。



地味部屋にしか住んだことがなかったのでインテリアがどれだけ自分に影響するかなんて考えたこともなかったし、

自分の部屋に対して特に何も思わなかったのですが(散らかっているかどうかしか思ったことがない)部屋がオシャレになったことで自分の部屋が素敵だなと思えるようになって、

結果、家に帰るととにかく気分が良いいしリラックス効果も高く、心地の良い部屋作りは立派なストレスマネジメントなんだと気が付きました。



インテリアに興味のなかった頃の私は、服に興味のない人が「服を変えたところでなにも変わんねーよ」と思っている人と同じでした。


服は自己イメージが上向きになったり、人からの印象が良くなりコミュニケーションがとりやすくなることで生きやすさに貢献してると思っているのですが

インテリアは心地よく過ごせる時間が増える事で、人生の質に貢献していると思っています。


インテリアを変えるだけでストレスが減り、生活の質が爆上げになる

 

リラックス効果の他にインテリアを変えて意外だったのは、家事がそれほど苦痛にならなくなったという事。


特にキッチンマットを置いた効果がすごくて、足元がふわっとしているだけで心地が良くて、私は思い切ってイエローのマットを買ったのですが明るい印象になり、

それまで料理が面倒と思っていたのはキッチンの雰囲気が暗かったからそこにいたくないだけだったのかもしれないと思いました。


今まで自分が快適に過ごせないのは部屋の狭さのせいだと思っていて、ずっとそれに嫌気がさしていたのですが、

インテリアのおかげで心地よく過ごせるようになり、工夫が足りないせいだったんだと気が付きました。

今は「狭いけど掃除が楽でいい」と思っています。


それほど家事に苦痛を感じなくなってストレスが減り、生活の質が信じられないほど上がりました。



一番最初に買うべきは間接照明

 

「インテリアを変えたい!」と思っている人に一番すすめたいのは間接照明。

費用対効果が一番高く、一つあるだけで部屋の雰囲気がガラっと変わるからです。


私はうつ病の頃とても強い不安感に襲われていました。

その頃、留学していた頃住んでいた部屋に間接照明が置いてり、すごく癒されたのを思い出して間接照明を買ったのですが

もうこれだけでストレスが少し軽減されたんですよね。



それまで夜はシーリングライトを一番暗くして寝ていたのですが、間接照明を買ってから寝るときに上から光があるのって結構ストレスだったのだと感じました。

それに一つ間接照明があるだけでぐっと部屋の雰囲気も良くなるし、本当に照明だけでこんなに夜が快適に過ごせるなんて思ってもみませんでした。


うつ病の頃、ぐったりしているのにも関わらず全く眠ることが出来ず、長くて辛い夜を過ごしていたのですが、たった一つの間接照明に少し救われていた気がします。



私は夜になると完全に間接照明だけで過ごすのですが、遊びに来たインテリアにまったく興味のない妹も間接照明の良さを感じて

「この照明いいね、あたしも間接照明買おうかな~」と言い出すくらいです。


どんなに素敵な家具を買っても間接照明の良さには叶いません。

間接照明は安価なものがたくさんあるのでぜひ買ってみてください。


☆関連記事☆
リラックスするには間接照明!メンタルへの効果は?間接照明のススメ

 

狭い部屋には風景の絵や写真で開放的な気分に

 

何年か前にラウル・デュフィ展というものに行ったときに、小さいポスターが売っていたので買って飾ってみたのですが

部屋に小窓が増えたみたいで一気に開放的な気持ちになったんですよね。

海の風景だから余計に。


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それから壁に絵を飾るというのを覚えて、さらに大きめの海の風景の絵を飾ってみたのですが、自分の部屋が海の見える部屋っぽくなりこれがかなり良かったです。


それに小物を棚に飾るより絵を飾ったほうが一気にオシャレな雰囲気になるのでかなりおススメです。

私が留学していた頃、住んでいたシェアハウスが家具はめちゃくちゃ普通なのにおしゃれな印象だったのですが、それはアートがたくさん飾ってあったからだと気が付きました。


アートはIKEAニトリフランフラン、アマゾンで安価に購入することが出来ます↓

アートパネル|IKEA【公式】家具・インテリア雑貨通販 - IKEA
"アート・絵画・ウォールインテリア"– Francfranc(フランフラン)

ポスター・ポスターフレーム通販 | ニトリネット【公式】
インテリア・アート‐Amazon.co.jp

 

IKEAは8点セットのものがあるのでお得だし、失敗してもIKEAフランフランは人気なのでフリマアプリで割と高値で売れます。

 

参考にしたインテリア本


私がインテリアを買いそろえる前に購入した本「今あるもので『あか抜けた』部屋になる」という本は、

インテリアのセンスが全くない私でも家具の配置の仕方や選び方、配色について理論的に書かれており、

他にも使いやすい本棚の奥行やベッドの高さなんかが書いてあって、大変参考になりました。


とくに一室多灯(一部屋に複数の照明を置く)という考え方は、それまで一つしかなかった間接照明に加え2つ購入したきっかけになり、おかげで快適な部屋を作ることが出きました。


インテリアをガラッと変えて心地の良い部屋にしたい、という方はぜひ参考にしてみてください。

【パーソナルカラー】服の色には人生を変えてしまう力がある、というのは決して大げさではない【服の色で、損する人、飛躍する人】

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こんにちは、サオリです


今日は一味違うパーソナルカラーの本で、読んで衝撃を受けた「服の色で、損する人、飛躍する人」後藤妙子(著)という本を紹介します。


パーソナルカラーの本、と言えばシーズンごとの見た目の特性とスタイリングの写真が掲載されているのが一般的ですが、

この本はパーソナルカラーを身に着ける事がどれだけ人生において大切な事かを知ることが出来る本です。


著者の色に対しての熱量が感じる本なのですが、それはブログにも表れています。とにかく情報量が多く、びっくりします。ブログも夢中になって読んでしまいました↓

Taeko Goto Blog | T's color (ts-color.net)

 

その好きな色は勘違い?

 

パーソナルカラーは今や多くの人に知られており、ネット上にもたくさんのコンテンツがありますが、似合う色と好きな色が違うという人は少なくなく、

パーソナルカラーにこだわるのはナンセンス、好きな色を着よう!と書いてある記事を多く目にします。


しかしこの本の著者はその「好きな色」も「勘違いの好き」である可能性があり、読者にひたすらパーソナルカラーの色を身に着ける重要性を訴えかけています。



例えば私の場合だったら、ネイビーやグレーの服が好きで着ていた時期がありました。

でもその好きは「しっかりしなきゃ」「きちんとしなきゃ」という不足感からくる勘違いの好きだったのです。

 

自分の不足感を満たそうと服を選んでいたので、ずっと自分の服に満足できなかったし買い物しても満足できず、

でも自分の好きを勘違いしているので次々と同じような服を買っていました。



「好き」は不足感の埋め合わせに使われやすく、満たされた自分を味わうものではない場合が多いと著者は言います。



私は自分のパーソナルカラーを活用できるようになり、自分らしさが表現できるようになってからこの本に出会ったのですが、

ここまでの経緯が著者の経験と重なる部分が多く、読んでいて共感できることだらけでした。


著者はカラリストでありながらカウンセラーでもあるのですが、

著者のメンタル分析は過去の似合わない色を着ていた自分、パーソナルカラーを活用できていなかった自分に当てはまることだらけだったので、そこもこの本にハマってしまった理由かもしれません。

 

 

パーソナルカラーが活用できないメンタルブロックのある人はぜひ読んでほしい

 

私はパーソナルカラー診断を受けた後すっかりパーソナルカラーにハマり、いろんなコンテンツを観たり読んだりしてきたのですが、

それは自分が美しく見える色や魅力を知った嬉しさと同時にいまいち活用しきれない自分にモヤモヤしていたからです。

その色の服を着たら自分の印象がグッと強くなるのは分かっている。コーデの方法も分かった。

でも恥ずかしくて着る勇気が出ない。


だからいろんなコンテンツで「ウィンターにはこんな魅力がありますよ」という同じような情報を何回も見て自分を説得していたんだと思います。



この本は何年か前の私のようにパーソナルカラーを活用できない人が抱えている問題にも触れているので、

この本を読めばその問題もクリアになりパーソナルカラーの服が活用できるようになると思います。

 

 

パーソナルカラーから自分の本質を知って点と点がつながった

 

著者はパーソナルカラーの各シーズンと心の特徴がそれぞれ一致しており、カラーから自身の本質が見えてくると言います。

例えばウィンターの心の特徴は次の通り。

中途半端な状況は好まず、熱いか寒いか関心無いかの極論で、人に合わせで妥協する心理は持ち合わせていません。
曖昧な状況が一番キライで苦手です。


ホームページや記事にも紹介されていますのでぜひご覧ください↓

色と心の相関性 | T's color (ts-color.net)

こちらの寄稿している記事は特に分かりやすいです↓
心の色「トゥルーズカラー」は、あなたの心の土台を教えてくれる スプリング編 
心の色「トゥルーズカラー」は、あなたの心の土台を教えてくれる 〈サマー編〉
心の色「トゥルーズカラー」は、あなたの心の土台を教えてくれる  〈オータム編〉
心の色「トゥルーズカラー」は、あなたの心の土台を教えてくれる ウィンター編

 


私は過去にパーソナルカラー診断を受けてビビッドウィンターと分かったとき「とてもこんな色は着られない」「頭のおかしい人だと思われる」「黒、白、グレー、ネイビーくらいしか着れないじゃない」と思いました。

 

鮮やかな色が並ぶウィンターのカラーの印象は、自己主張が激しい、目立ちたがり屋で感情的でわがままな人が着る色という感じ。

まさにウィンターの心の特徴のネガティブな部分を感じていたし、わたしはこれらの人が大っ嫌いでした。

 


でもこの本の「パーソナルカラーはその人の本質を表している」という考えに触れて鏡の法則を思い出しました。

鏡の法則というのは自分の周囲の人の行動や発言はすべて自分を映し出した投影である、つまり周りにいる嫌いな人と同じ要素が実は自分の中にもある、というものです。



私の場合で言うと、私は本当は自己主張が激しく、目立ちたがり屋で感情的でわがままな要素があるという事。

でもそんな自分が嫌で抑圧していました。


だからあのときウィンターの色に自分の嫌な部分を感じ嫌悪していたんだなと気づきました。


でもうつ病をきっかけに自分を変えたい気持ちからビビッドな色を着るようになってからどんどん心の開放が起こり、今では多色コーデが楽しくて仕方がなくなりました。

今まで感じたことのなかった「自分らしさ」を感じられるようになったのです。

 

心の開放が起こったのは服の色を通して自分の嫌っていた部分(本質)を受け入れられるようになったからだと気が付きました。


この本を読んで点と点がつながった瞬間でした。

答え合わせするかのようにこの本に出会ったのはびっくりです。

 

特に人とのコミュニケーションがとりやすくなったと感じたのですが、それは自分の本質が外見を通して表現されて相手に気持ちが伝わりやすくなったからかなと思っています。


☆関連記事☆
私が明るくきれいな色の服を着る理由 
明るい綺麗な色の服を着るようになってからのメンタルの変化。心理的効果とか

 

 

パワハラが起きたのは服の色のせい!?


さらに本を読んで思い出したのが、過去に起きたパワハラ


私は専門学生の頃、担任から不当な扱いを受けて病気になり寝たきりになったことがありました。(ここでも鏡の法則が投影されとる…)

そのころよく着ていた服はグレーのニット。


私はパーソナルカラーがビビッドウィンターなので、他の鮮やかな色に比べて意思の強さを感じない、物足りない印象の顔映りになってしまいます。

なのでグレーの持つ落ち着いた上品なイメージを引き出すことが出来ず、逆にネガティブな面、無気力で地味、を外に表現してしまうのです。


当時よく「やる気あんの?」と言われていたのですが、不眠不休で必死にやっているにも関わらず全く相手に伝わらない、高熱を出して休んだら疑われる始末でした。

私にばかり威圧的な態度なので不思議でしょうがなかったのですが、本や著者のブログを読めば読むほど着ていた服の色が関係していた気がしてなりません。


私が似合う色の服を着たときの印象は、強いインパクトと個性、瞳に宿る意思の強さです。

もしパーソナルカラーの服を着ていたら個性に嫉妬されても「やる気あんの?」なんて言わせなかったと思います。


ずっと自分の本質を否定し続けていた

 

私はとくに高校生の頃、自分がなんだか浮いているように感じ周囲に馴染もうと努力してきました。

でも努力すればするほど苦しくなっていき、高校2年の頃にうつ病になってしまいました。


当時は自分が何でこんな目に合わないといけないのかさっぱり理解できなかったのですが、

著者の記事にビビッドウィンターの心理に強烈な個性の存在感と書かれてあるのを見て、

自分の個性を抑圧してきたから今まで生きづらさを感じてうつ病になったんだなと思いました。心の色「トゥルーズカラー」は、あなたの心の土台を教えてくれる ウィンター編 - トリニティ



ちなみにこの頃好きで着ていた色はパステルカラー。

浮きたくない、周囲に溶け込みたい願望の表れだったなと思います。


「変な子」と思われないようにとにかく普通に普通にしようとするほどなぜか「サオリさんっておもしろいよね」と言われ(←大抵どこでも言われる)そのたびに不思議でしょうがなかったのですが

今思えば本質は隠そうとしてもバレバレだったのでしょう。


パーソナルカラーから見た私の人生はずっと自分の色を否定している人生でした。

 

これから歩む道が見えてきた

 

私はうつ病の頃にカウンセリングをして自分は組織に属するには向いていない人間だと悟ったのですが、

今の原色ばかりのクローゼットや多色コーデが大好きな自分からもそのことが感じられてどこにも属さず生きていく自分の道は合っているのだと感じました。

私も著者と同じく色は嗜好の対象でしかなかったのですが、パーソナルカラーからこれほど自分を読み解くことができ、大変興味深い体験でした。

 

学校不登校、中退に悩んでいる人に伝えたいこと

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こんにちは、サオリです


私は17歳の高校2年生の秋ごろにうつ病で体が動かなくなってしまい、そのまま高校を中退しました。

今日は学校不登校の方や学校を中退して悩んでいる方(当時の自分)に向けてあれこれ書きたいと思います。

 

 

不登校、中退を責めなくていい。学校に馴染めない方が普通

 

当時学校に通えなくなった私は「みんなが普通にできる事をなんで私は出来ないんだろう」と自分の事を責め続けていました。

一般的なレールから外れてしまった私は今後どういう人生を歩んでいけばいいか分からず、毎日どう死のうかを考えていました。



でも考えてみてください。

同じ建物に同じ年齢の、同じ地域に生まれ育った人が同じ制服を着て、持ち物も規制されて、長い人だったら毎日10時間くらい共に過ごす。

こんな環境ってまず大人になったらあり得ないことです。

周りは「それが学校というものだから」と当たり前のように思っていましたが、私にはとてもしんどい事でした。


私が中退したことを受け入れられるようになったのは大人になってから。

知り合った同年代の人が「スーツ着たくないんだよね」「毎日決められた時間に出社するのが無理」と私が中高校生の頃に悩んでいたことと同じような事を言ってきた人がいました。

そのとき私は「学校に通えなくなったのは自分の個性が早い段階で強く出て限界を迎えただけだった」と気が付くことが出来ました。



社会人が「会社が合わなかったから転職した」「会社を辞めた」って珍しくもなんともないじゃないですか。

学校を中退することもそれと同じで珍しくもなんともないんです。

 

自分の価値を外のものさしで決めない



私は高校中退したときにそれまで学校がすべてだったため、中退=落第生と自分の事を思っていましたが、この考えこそが一番自分を苦しめていました。

在学中も勉強ができなかったので、勉強ができない自分は劣っている存在だと思っていました。


自分の価値を学校の勉強ができるかどうか、どこの学校に通っているか、外の物差しで決めてしまうと人生は一気に不幸になってしまいます。


もし高校では成績優秀で有名な大学に入学したけど、大学では周りより勉強ができなかったとします。

外の物差しで自分の価値を決めていたら、高校では価値のある自分、でも大学では価値がない、となってしまいますよね。


環境は常に変わっていくので、周りと比べて自分の価値を決めていてはいつまでたっても自分を肯定することが出来ません。



ではどうしたら「自分には価値がある」と思えるのか、というとまずは

「今自分は外の物差しで自分の価値観を決めてしまっている」

まず気づくこと。


「自分ダメだな」と思ったらそのたびに「外の物差しで自分の価値を決めていないか?」と自分を客観視するようにしてください。

 

 

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人と比べてしまう本当の理由と解決方法

【元うつ病】承認欲求を満たし、自己肯定感が高くなった方法

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次のステップに進むために高校卒業(高卒認定)は絶対しておいた方がいい

 

私が学校に通えなくなった頃、進学は考えていたため高校は卒業しておこうと通信制高校にすぐ資料請求しました。

そのあと通信制高校に通う事になったのですが、今でもあの時行動しておいてよかったと思っています。

なぜなら高校を卒業しているのとしていないのとでは選択肢の幅が全く違うからです。


私は結局進学せずにアルバイトをしたりしていたのですが、高卒認定をとっておいたおかげで4年後にヘアメイクの専門学校に通いたくなり、その翌年に入学する事になりました。

もし高卒認定をとっていなかったら専門学校に入学するために高卒認定の取得から始めないといけなかったのでかなり厄介でした。


もし「進学する予定なんてない」と思っていたとしても数年後にはどうなっているか分からないので高校認定は取っておいた方がいいです。



そしてもし今高校に在学している人で中退を考えている人は、中退ではなく通信制高校に転入すれば今まで取った単位を引き継げる可能性があるので通信制高校に相談してみてください。

(なにも考えず中退してしまったら今まで頑張って授業を受けた分が無駄になる可能性があります)


ここらへんの仕組みはこのサイトが分かりやすかったので下にリンクを載せておきます↓

転入・編入した場合の単位の引継ぎと卒業に必要な単位数|GO通信制高校|通信制高校・サポート校情報 (go-highschool.com

 

 

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高校中退から通信制高校、卒業までの話と通信制高校の話

 

 

悩んでいることがあるならカウンセリングに行こう


私は25歳の時にカウンセリングに通い始めてずっと悩んでいたうつ症状や自己肯定感の低さが治っていきました。

うつ病が治ってから思うのは「もっと早くカウンセリングに通っていればよかった」という事。


私はカウンセリングに通うまでメンタルの本を読んだりして一人でずっと悩んできたのですが、何十冊の本を読むより一回のカウンセリングの方が効果がありました。

本を読んで自分のメンタルについて分かったつもりでも、実際に人に話してみたり、カウンセラーに客観的に自分の事を見てもらう事でしか分からないことってあります。


10代の頃にカウンセリングに行こうか迷ったことは何回かありますが、値段も安くはないし自分の事をカウンセラーに話すもの恥ずかしい、

バイト代は服や化粧品に使いたいと思っていたので25歳に本当にメンタルがひどくなるまで行きませんでした。



が、これが間違いでした。

私は17の時にうつ病になってからストレスのない環境にいてだんだんとメンタルが回復していきました。

しかし、その後専門学校に通ったときにストレスの対処方法が分からないまま社会生活に戻ってしまったのでメンタルがどんどん落ち込んでしまい、最終的には本気で死にたいと思うまでになってしまいました。


そしてカウンセリングに通い始めて、私はそもそも今までの生き方が自分の持っている性質と大きくずれていたから行動してもいろんなことが上手くいかなくてうつ病になったんだと気づきました。

カウンセリングはただ単に問題を解決するだけでなく、その問題を通して自分はどんな人間なのか、どういう生き方がフィットするのかも見えてきます。


なのでお金は惜しまずカウンセリングに投資しましょう。


ちなみにカウンセリングは対面の方がいいです。

チャットやメールカウンセリング、質問掲示板のようなところでは自分がどれくらい悩んでいるのかカウンセラーに伝わりずらく、とんちんかんな回答が来ることが多々あるからです。


自分の事を話すのはとても勇気のいる事ですが、カウンセラーはどんな気持ちも否定しないのでぜひカウンセリングに行ってみてください。

 

 

☆関連記事☆

カウンセリングはうつ病に効果あるのか、カウンセリング体験談

 

 

自分に合った環境探しはめちゃくちゃ大事

 

最初の方の項目で「自分の価値を外の物差しで決めない」と書きましたが、合わない環境ではこの考え方にも限界があります。

自分の個性に合っていない環境で自分の価値を感じろなんて無理ゲーです。

なので環境探しはとても大切です。

 


私は環境が合うってこういう事か、とヘアメイクの専門学校の時に感じる事ができました。

 

私は高校生の頃、自分がみんなから浮いている感覚があってとても気にしていたのですが、

通っていた専門学校は個性的であればあるほど評価されていたので、個性を作品に込めるほど評価されるのがとても気持ち良かったし、

私の事も「いいね」と言ってくれる人がいてとても嬉しかったです。


結局メイクの世界での働き方は自分の気質と合わなかったので辞めてしまいましたが、それまでは「どんな環境だろうが自分が合わせればいいだけ」「我慢すればいいだけ」と思っていたので

専門学校で自分の個性をのびのび表現できた事は「環境って大切だな」と思えた出来事でした。

 

自分の事は行動してみる事でしかわからない

 

私は中退した頃、今まで他人の価値観で生きてきたためにこれから何をしたらいいか、どういう人生を歩んだらいいのか分からず、とにかく自分の事が分かりませんでした。


私は高校中退後、しばらくたってから「とりあえずお金が欲しい」と思いアルバイトを始めたのですが、バイト先の大学生に触発されて大学に行こうかなと思ったり、

自分のコンプレックスをどうにかしようとメイクを研究していました。

メイクについては雑誌やネットの情報だけじゃ物足りなくなってしまい、専門学校に通うほどになり、その後留学するまでに発展しました。


行動したおかげでクリエイティブ系は合うけど外で働くのは合わないとか、そもそも自分が一生懸命稼がなくても稼いでいる人をサポートしつつ自分は少し稼ぐくらいが性に合っているのかも、とか

自分似合っている世界や好きな事、働き方、生き方が見えてきました。


自分の事って何かをしたり、人と会ってみたり話してみたり、行動する事でしか分からないものです。


行動というのは、何かの学校に入るとかそういう大きなことじゃなくて、好きなジャンルの本や雑誌を読んでみたり、気になるお店に入ってみたり、そういうちょっとしたことも自分を知る行動になるんです。


その時は「これをしたからって何になるっていうんだ?」と思うかもしれませんが、その時は分からなくても後々点と点がつながるときが来て

「あの時のあの行動は無駄じゃなかったんだなあ」と思える時が来るんですよね。

私は今アラサーになってあれは無駄じゃなかったんだな、と思う事が来ている真っ最中です。


無駄じゃなかった、と思えるためには「今自分がしたいことをする」ただこれだけです。


中学の頃のいじめが原因のPTSD経過。1年ぶりのカウンセリングで分かったいじめっ子の気持ち

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こんにちは、サオリです。

今月初めくらいに1年ぶりにカウンセリングを受けました。


私は中3の頃に1年間いじめられていたのですが、それがPTSDになっていてうつ病だったこともあり

一番ひどいときは私をいじめたA子を思い出してしまうたびに目の前の事に手が付かなくなってしまう有様でした。

(ちなみにうつ病になった原因はいじめ以外にも原因がありました。)


約3年前からカウンセリングを受け始めてPTSDの症状も和らいでいき、日常生活には支障はなくなってきたのですが

趣味のピアノを触るたびにA子の事を思い出してしまい、好きなピアノがA子の事を思い出してしまうトリガーとなってしまっているのが辛く、今回カウンセリングを受けました。

(吹奏楽部同士だったので楽器だったらなんでもトリガーになっていたのかも)


今回はカウンセリングで起こった心の変化、気づきなどを記録したいと思います。

 

今回の症状

 

今回のカウンセリングで治したいと思った症状は、ピアノを弾くたびにA子を思い出してしまいピアノに集中しきれないこと。

そして「A子が許せない」という気持ちをいい加減手放してピアノを楽しみたいと思いました。


今までのカウンセリングでだいぶ心が軽くなっているので、数年前みたいに「A子に復讐したい」のような強い気持ちはなかったのですが

「やっぱり許せないよなあ…」という気持ちが霧のようにいつもうっすら心に残っていました。


なのでいつも心が後ろに引っ張られていて、前に進んでいても前に進み切れない感じ。

なので心が軽くなってもちゃんと過去は清算しきらないと、と思いました。


☆関連記事☆
過去のいじめに苦しむ人へ。いじめへの向き合い方

 

カウンセリングでやったこと

 

カウンセリングはスカイプでやったのですが、やったことは


・A子に言いたいことを、目の前にA子がいるつもりで言う

・言ったら今度は自分がA子になりきって自分のした発言に反応する


という事。


椅子を2つ用意して向き合わせ、A子を演じるときは椅子を座り変えます。

部屋には椅子がなかったため、今回は体の向きだけ変えてやりました。

 

これをやることで不思議とA子の気持ちが分かるので、自分の中にいるA子と和解しようというわけです。



カウンセリングで分かった。A子は私に謝る気はない

 

●私はA子に(自分の前にいるつもりで)

「あのときいじめられて1年間辛かったし、大人になってもずっと引きずっていてずっと傷ついている。あなたが許せない。

卒業間近に謝罪の手紙をくれたけど、自分だけいじめたことを清算しようとしてとても都合がいいように感じた。

謝らない私が悪者のようになって罪悪感まで感じてしまった。」

と言いました。



●そのあと私は体の向きを変えてA子の立場になってみます。


カウンセラーが

「サオリちゃんは大人になってもいじめられた事に傷ついてるよ、Aちゃん。サオリちゃんに謝ったらどう?」

とA子になりきった私に言います。



そしたらA子(を演じている自分)は全く謝罪の気持ちが湧いてこなかったのです。

それどころか「なんで謝らないといけないの?」という冷めた気持ちが自分(サオリ)に対して湧いてきました。



そのあとカウンセラーに

「あなたは1年間もサオリちゃんの事をいじめてきたのだから、謝罪の言葉を言ったら?」


と言われたのでとりあえず「あの時は本当にすみませんでした」と言ってみるものの、反省する気持ちがまったく湧いてこなかったんですよね。


そのとき「わたしも傷ついたのになんで謝らないといけないの?」という気持ちになりました。


A子は私と同じくらい傷ついていたようです。


なんてこった。

 

なぜいじめたA子は傷ついていたのか

 

A子の立場になってみて何で加害者のA子が傷ついていたのかというと、


A子と私は当時吹奏楽部でサックスをやっていたのですが、1年の頃からA子は先生に褒められることが多く、優越感を感じていました。


しかし2年目の冬にA子は本当はやりたかったパートリーダーも、ソプラノサックスで大会に出る事もできなかった事、

しかも自分が一番うまいと思っていたのに、私が目立ったパートをやって結果を残してしまった。


A子のなりたい、やりたいことをすべて私がやっていたので嫉妬心を抑える事ができなかったんだと思います。


といってもA子も部長で3年生の時はソリストをやったりして目立っていたのだけれど、A子にとっては部長は重荷で、演奏会でソリストをやるより私の立場が一番羨ましかった。


A子は1年間、私をいじめつつも被害者意識があったんです。


A子からしてみれば、私(サオリ)はA子の欲しいものをさらっていった加害者で、自分は被害者だから私から奪うために反撃した、という事になります。



だから私に「なんで謝らないといけないの?」という気持ちが湧いてくるのは当然だったんです。

 

 

謝罪の手紙で気持ちが冷めてしまったわけはA子の被害者意識から?

 

A子は卒業するまで私に4通の謝罪の手紙を受け取ったのですが、私は1通目を読んだ時にまったく反省している気持ちを感じませんでした。

 

私は1通目の手紙を読んで冷めてしまい、2通目は読まずに捨ててしまいました。



そして3通目をもらったときに友達に「A子がちゃんと読んでほしいって」と言われたのでしぶしぶ読んだのですが、最初に

「せっかく手紙を書いたのに、捨てるなんてどうかしていると思う」

と書かれており逆ギレ(今思い出すと草すぎるww)されたのですが、逆ギレするのは加害者意識が薄いからです。

ちなみに4通目は読まずに捨ててしまいました。



その後A子は、進学した先の高校の部活中に、同じ中学の先輩から私の事を話題に出され、泣いてしまったことがあったそうです。

そしてA子は私をいじめていた事を話したらしいのです。

当時私は先輩からのメールでそのことを知りました。


今このことを思い出してみると「罪悪感を感じて泣いたのだとすれば、なぜあの時もらった手紙から反省している気持ちが伝わらなかったのだろう」と思ったのですが、


A子が泣いてしまったのは私をいじめた加害者意識から泣いたというよりも、

「傷ついた自分の気持ちをどうにかするためにいじめるしかなかった自分がかわいそう」

「あの時はいじめるしかなかったの」(被害者意識)という気持ちから泣いたんじゃないかなと思いました。



貰った手紙からもそんな気持ちが表れていて、読んでいて気持ちが冷めてしまったんだと思います。

 

周りも被害者意識を感じていたのかもしれない


私はいじめられた事と同じくらい傷ついたことが、先生、親、友達に訴えても誰も何もしてくれなかったという事。

14歳の私にとってはとても辛かったです。


当時なぜだれも対処してくれなかったのだろうというと、誰かがトラブルを起こすとみんなでミーティング、連帯責任で活動停止して奉仕活動をする、というのが決まりだったのですが、

私が勇気を振り絞って訴えたのが引退間近の頃だったからです。

演奏会の予定もあって、みんなこんな時期に活動停止になりたくなかったんです。


それに部長がいじめをしているなんて大問題。

みんなで解決しようとすればあっという間に引退してしまいます。


きっと私に「A子にいじめられている」と言われた先生、親、友達はなんでこんな時期に行ってくるんだ、勘弁してくれ、引退した後に2人で解決してくれ、という被害者意識があったからだと思います。

 

A子の事を思い出してしまうと、私の見方をしてくれなかった人たちの事も思い出して「許せない」気持ちが湧いてきたのですが、

被害者意識を感じていたんだと思うとそりゃあ対処してくれないよね…という気持ちになりどうでも良くなりました。

 

 

お互い仲の良いままでいたかった

 

私がカウンセリングでA子に(A子が前にいるつもりで)

「小学生の頃から仲が良かったのに、中学の最後の年でこんなことになってしまうなんてとても残念」

と言ったのですが、その時になぜかぶわっと涙があふれてきました。


あからさまに体が反応したので、わたしは「A子に対する本当の気持ちってこれだな」とはっきりと分かりました。


それに対して私の中のA子は

「私も残念に思うし、仲のいいままでいたかった」

と答えました。(ここでも私は泣いたのかも)


ここら辺は私が気持ちが高ぶって泣いてしまってこともあり、あまり覚えていないのですが、「今日はお互いに話せてよかった」という気持ちを確認して私はA子との対話を終えました。

 

私はいままでA子に対する憎しみ、いじめられた事に対する悲しみを感じていて、A子が私をいじめたことに対して罪悪感を感じながら生きていくことを願っていました。


でもその気持ちは表面的なもので、本当の気持ちはただただシンプルに「こんなことになってしまってとても残念」ということ。

 

今までにも高校でハブられたりと人間関係でいろんなことがあったにも関わらず、A子にいじめられた事に執着していたのは、

小学生の頃から仲良くしていたA子にいじめられた事がとてもショックだったからだと確認できました。


そして私はA子は私の事が嫌いでいじめていたんだと思っていたのですが、A子の「仲のいいままでいたかった」という言葉から、

私の事が嫌いでいじめたのではなく、A子自身の心の弱さからいじめてしまったのだと分かりました。

ここら辺は前から分かっていたのですが、今回のカウンセリングで体感まで落とし込めた感じがしました。

 

A子への執着が無駄だと体感で分かった

 

私はA子を憎んでいました。

もし機会があるのなら心の底から謝罪してほしい、もしくは罪悪感を感じながら生きていて欲しいと思っていました。


でも今回のカウンセリングを通してA子は私に謝る気なんて全くなかったし、それどころかいじめた罪悪感なんて感じていなくて自分はたくさん傷ついた被害者と思っている事が分かりました。


なので私がA子の事を憎んでいるとA子が知ったとしてもA子は謝ったり、私の望んでいる行動はしないんだ、

私がどれだけ傷ついてきたかA子に分からせようとしてもと無駄、分かってくれないと思ったらA子に執着するのが馬鹿馬鹿しく思えてきました。

 

カウンセリングのその後


わたしはピアノを弾くたびにA子を思い出してしまいピアノに集中しきれないことに悩んでいました。

今回のカウンセリングのその後、A子の事は思い出さなくなったので前よりピアノに集中できるようになりました。


私はいじめられた事のほかに中学の大会の後、部長のA子の方が目立った活躍をしたこと、その後高校でスランプになりそのまま音楽をやめてしまって悔しい思いをしました。

それがとても心残りだったのですが、そのことをカウンセラーに話したら「その気持ちをピアノに昇華させるのよ!」と言いました。


私は今までこのことが足かせに思っていたし、いろんなことをネガティブに考えていたのですが、考え方次第で「力」になるんだなと気づくことが出来ました。


もし今後ピアノを弾いているときに昔の事を思い出すようなことがあっても力に変えて今まで以上に音楽に集中することが出来ると思います。


自分のネガティブな面と向き合うのはとてもしんどいですが、カウンセリングの後はとてもすっきりするので今回また過去を整理出来て良かったです。

 

ヒートテックがかゆくて着られない人にお勧め!綿の発熱インナー「ホットコット」

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こんにちは、サオリです


今日は2年前に私の冬の生活を快適に変えてくれた、ホットコットという発熱インナーを紹介します。

綿でできているので肌に優しいインナーで、化繊の発熱インナーでかゆくなってしまう人にぜひおすすめしたいです。

レディース、メンズ、キッズ、マタニティ用があり、サイズに関してはレディースはSサイズから5Lまであります。

冬の吸湿発熱綿混インナー ホットコット特集|通販のベルメゾンネット (bellemaison.jp)


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ヒートテックを着るとかゆみが止まらなくなって着られなくなった

 

私はユニクロ大好きで毎年冬はずっとヒートテックを愛用していました。

が、5年前の23歳の時に着ている間、上半身のかゆみが止まらなくなり、最初は「乾燥しているからかも」と思い保湿クリームを塗ってみたのですがそれでもかゆみが止まらずネットで調べてみたところ、

ヒートテックがあたたかい仕組みは、体の水分を吸収し繊維が発熱することで暖かくなるそうなのです。


でも私の場合は保湿クリームを塗ってもかゆみが止まらず、仕方なしに手持ちのヒートテックを全部処分し、それからというものの綿のカットソーをインナーとして着ていました。

(ちなみにヒートテックレギンスはなぜかかゆくならず、今でも愛用中)


しかしながらカットソーってすごく着ぶくれするので困っていました。(そして重いしたいして温かくない)


私はなぜか発熱インナーは他社も化繊のものしかないだろうと勝手に決めつけ、何年かインナーはカットソーで過ごしていたのですが

2年前に「もしかしたら綿でできてる発熱インナーってあるのでは?」と初めてネットで調べてみたのです。


そしたらあった。綿でできてる発熱インナー、ホットコット

 

 

ホットコットはかゆくならなかった

 

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↑数ヶ月前に買ったホットコット


試しに買ってみたところかゆくならず、しかも薄手で伸縮性もあり、着ぶくれしないところが気に入りました。

綿でできている、といっても95%が綿で5%がポリウレタンなので少し心配だったのですが大丈夫でした。

しかもちゃんとあたたかい。


そして個人的押しポイントは着始めに「ヒヤッ」としないところ。

今は関東に住んでいるので気にならないのですが、東北に住んでいた頃は朝の着替えって服が冷たすぎて軽く拷問なんですよね。

ヒートテックって生地がテロっとしているので(今は違っていたらごめんなさい)着始めはひやっとして嫌だったのですが、ホットコットは綿だからなのかそれほどヒヤッとせずに着る事ができます。

 

ホットコットは何年着れる?サイズ感は?

 

私は2年前にホットコットの白とパープルをそれぞれ4枚ずつ買ったのですが、乾燥機にかけていたのと、特に白はたくさん着ていたこともあり

1年目のシーズン終わりには生地のぼそぼそ感が目立ったのと、脇の汗染みが出来てしまったので2年着て捨てました。


パープルはまだまだ着れそうで今年3年目ですが、ぼそぼそが目立ってきたので今シーズンで終わりかなと思っています。


サイズ感は私は普段ユニクロでMサイズを着ているのですがこちらもMでジャストサイズ。

けど次に購入するときはもう少しゆとりが欲しいのでLサイズにしようと思います。


生地の劣化に関しては今年は数枚購入したのですが、新品のものと比べると何回も着ているものは若干伸びた感じがしますが、ほとんど気になりませんでした。


無印にもある「綿であったかインナー」


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ベルメゾンホットコットを紹介しましたが、実は無印にも綿でできた発熱インナーがあります。(綿94%、ポリウレタン6% 2021年12月時点)

綿であったかインナー | 婦人 | 無印良品 (muji.com)

無印良品 綿であったかインナー(LOHACO)

 

私は試したことがないのですが無印の良いところは実店舗があり、商品を直接手に取ってみる事ができるという事です。

実際に手に取れた方が素材感等チェック出来て安心ですよね。

それに無印良品MUJIマイルが貯まるのが魅力的です。


無印とベルメゾンの比較


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着心地に関しては無印を試したことがないので比較出来ませんが、値段に関しては長袖の丸首で無印が790円、ベルメゾンが836円で無印の方が安いです。

ベルメゾンは色によって値段が違い、黒は990円なので小さなこだわりがなければ無印の方がお得。

でも無印はベーシックカラーしかないのに対し、ベルメゾンはカラーバリエーションが多いのが魅力です。

個人的には冬は気持ちが塞ぎこみがちなので、特に無彩色の服を着がちな人はインナーの色を有彩色にしてで気持ちを高めるのもおススメです。

 

 

20代のほとんどを黒髪で過ごして感じたこと、メリットデメリットなど

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こんにちは、サオリです


私は17歳の頃に髪の毛を染め始めて、自分の髪色がいろんな色になるのが楽しく約1ヵ月毎に髪色を変えていたのですが21歳くらいの頃にふと

「このまま染め続けたら死ぬまでもう自分の地毛の色を拝めないのか?」

「もし前世が金髪の人で『来世は黒髪に生まれてみたいな』と思って生まれてきたんだとしたら私は黒髪をもっと堪能するべきなのではないのだろうか」


と思って茶髪をぱったりやめ、現在28ですが今のところ黒髪のまま20代を終わらせるつもりです。

私が20代前半の頃って、高校卒業したら髪の毛染めるの当たり前、黒髪=ダサいみたいな空気があったので20代で自らの意思で黒髪で過ごしたのは結構レアケースです。

今日は20代のほとんどを黒髪で過ごしてみて感じたこと、メリットデメリットを書いてみようと思います。

 

黒髪にしてしばらくは自分に自信が持てなかった


読んでいる雑誌のモデルとか同世代の人はみんな茶髪に染めていて、黒髪なのは就活生くらいだったので黒髪に戻したときは自分に自信がなかったです。

しかも周りに「黒髪嫌だー」という人が多かったので、黒髪に対してネガティブな印象がありました。

やっぱり周りと同じってすごく安心するんですよね。


それに髪を染めているって、多少ちぐはぐになっても「見た目に気を使っています」という意識が外見に表れていて、それが多少垢ぬけさせてくれる感じがありました。

なので黒に戻してからは自分がダサくなった様に感じたし、やっぱり茶髪じゃなきゃ垢ぬけないのかな、と茶髪に戻すか迷ったこともありました。


でも地毛の色と染めた黒って全然印象が違うので、地毛が伸びきったら黒髪が好きになるかもしれない、とそこはグッと我慢しました。


黒髪に戻したら服と髪型に困った


黒髪に戻して困ったのは服と髪型。

それまで好きで着ていた服はぶりぶりした甘めの服。(昔のスナイデルのワンピース好きだったな。)

今思えば全く似合っていなかったのですが、メイクや髪を工夫することによって無理やり似合わせていて、

それが黒髪に戻した途端、一気にバランスが崩れてぎりぎり似合っている所から全く似合わなくなってしまい、服の路線を変えざるを得なくなってしまいました。

でもまあこの頃はそろそろぶりぶりした服やめたいと思っていたのでそれほどダメージはなかったのですが、方向性に困りました。


髪は今まで茶髪の時にやっていた巻き方が似合わなくなってしまい、黒髪率が圧倒的に多い中国の女優さんの髪の巻き方やスタイリングなど参考にしてきました。(なのでヨシンモリとかワンホンヘアとか日本にやってきた頃今さら感あった)

黒髪は茶髪に比べ平面的に見えるので、何も考えずミックス巻きにしてしまうとただぼざっとしているようにしか見えないのです。

黒髪は髪のつやを楽しむ髪色と思っています。

黒髪はエレガントな雰囲気のスタイリングと相性が良いですね。


黒髪の抜け毛の存在感がすごい


25歳の時に一度だけ気持ちを明るくしたい、と思いふたたび茶髪に染めたことがあったのですが、染料の臭いがダメになってしまったのと、色が抜けやすいのがストレスで黒に戻した時にびっくりしたのが抜け毛の存在感。


茶髪になれてしまうと黒に戻したときの抜け毛を見た時に自分の髪の毛がすごく抜けているように感じるんですよね。

「脱毛症!?」ってレベルで不安になったのを覚えてます。

 

 

「何で染めないの?」「染めたら?」と言われることが多かった

 

これは私がヘアメイクの学校に通っていたというのもあるかもしれませんが、周りから何で染めないの?染めたら?と言われることが多かったです。ヘアの先生にも言われました。

ちなみに同じクラスで染めていなかったのは2人しかいませんでした。(男子を覗く)

それくらい髪の毛染めて当然な雰囲気はありましたし、黒髪だとこんなに周りから珍しがられる(?)んだなーと思いました。

その時服も簡素だったため、もしかしたら「もっと見た目に気を遣ったら?」の意味で言われていたのかもしれません。


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3年間同じ服装をしてみた時の話

 

カラー代が浮くので表参道の人気サロンに通っていた


黒髪で良かったと思ったのは、カラー代が浮くという事。


私はカラーをしていた時は5週間毎に通っていたので1年間で10回のカラー。カラー代が約6000円だったので1年間で60,000円かかっていたことになります。

その6万円が浮いた分で勉強がてら表参道の人気サロンに通っていました。

カットだけで7000円くらいしたのですが、受付専用のスタッフがいたり、美容師さんはみんなオシャレだし、接客やサービスはかなりいい刺激になりました。(お茶菓子もオサレだった気がする)


人気サロンのためいつ行っても混んでいて、ざわざわしていてゆっくりできないのと、今はそれほど髪にこだわりはないため、今は自宅近くの小さくてゆっくりできるサロンに通っています。(しかも安い)


黒髪はお金が浮く、時間ができる


染めていた頃は、カラーに加えパーマをしていたこともあり、枝毛が常にある状態だったのでトリートメントやらヘアオイルにお金をかけていました。

しかも「どのトリートメントがいいのかな~」とネットでダラダラとリサーチしていたのですが、黒髪にしてからは枝毛もできないのでトリートメントもいらなくなり、時間とお金が浮きました。


時間と言えば、髪を染めていると地毛の伸びた部分や染めた色が抜けてきたりすると「そろそろ美容室行かないとなー」と髪に気に掛ける事が多かったのですが、

黒髪だとそんなこともなくなったので考える事が減った結果、精神的プチ負担が減ったのと、カットだけだと美容室にいる時間も短く済むのでこれまた精神的プチ負担が減りました。

 

アラサーになって健康的な黒髪を楽しめる時間はそう長くはないと感じた


美容師さんから聞いたのですが、若い人だと35歳から白髪が映え始めるそうです。

そう考えると地毛色オンリーのつややかな黒髪を楽しめるのって意外と短い事に気が付きました。今28なのであと7年。

染めた黒は嫌なのでもし私に白髪が映えて染めるとしたらブラウンに染めると思います。

なのでブラウンに染めたヘアは白髪が出来た時に楽しむとして、今は黒い髪を楽しもうと思います。