こんにちは、サオリです
今日はうつ病を治すために一番大切なことをお伝えします。
うつ病が治った今でもわたしが大切にしていることです。
うつ病を治すために1番大切なこと、それは…
うつ病を治すために1番大切なこと、それは絶対に無理をしないことです。
わたしは17歳の頃にうつ病になってからいろんな方法を試してきましたが、
一日でも早く治したい気持ちが強すぎて運動がよいと知れば、疲れて体が動かなくなるほど運動したり、
バランスの良い食事がよいと知ればきちんとしようとして神経質になってストレスをためてうつ病が悪化していることがたくさんありました。
本に「前向きな気持ちでいる事が大切」と書いていれば、すごくしんどくてとても前向きな気持ちになれる状態ではないのに無理やりポジティブになろうとし、
あとでしんどくなって自己嫌悪になっていることも多々ありました。
私はとにかく、頑張れば頑張るほどうつ病が良くなる、うつ病は頑張っただけ、努力しただけ良くなると思っていました。
今まで頑張りすぎて無理をしてうつ病になったのに、視野が狭すぎでした。
うつ病を治したい気持ちは大切ですが治すために努力や頑張りは必要ありません。
頑張れば頑張るほど、うつ病は悪化してしまいます。
とにかく心地よい気分でいることが大切
うつ病を治すための療法はたくさんありますが、なにごとも心地よい範囲でやることが大事だと思っています。
たとえば運動もへとへとになるまでしないで、疲れる前にやめる、気分がいい状態でやめるとか、じぶんなりに基準を作りましょう。
とにかくいろんな療法は継続するに限るので、続けられなければ意味がありません。
誰でも辛い事は続かないのでとにかく「心地よい」状態でやることです。
バランスのよい食事をとろうとしてもいきなりちゃんとしようとするんじゃなくて、一日に一杯は味噌汁を飲むとか、そんなところからでいいんです。
「心地よい」といってもうつ病になる人はこれまで頑張ることが普通だったため、頑張らない状態がとういう状態か、心地よい状態がどんな状態かさえわからないと思います。(私はそうだった)
そんなときは、まず「○○しなきゃ」と思う事はやりたくないことなので、それをしようとすることはやめる事。
たとえば、「運動しなきゃ」と思ったら「~しなきゃ」と思っている時点でやりたくないと思っているので、運動することはやめましょう。
「そんなこと言ったらいつまでたってもうつ病治らないじゃん!」と思うかもしれませんが、何もせずにぐーたらするのって思った以上に大切だと思うんです。
ぐーたらして休んだり寝るのって何もしていないと思うかもしれませんが、これも立派なうつ病を治すための行動だし、すごく生産的なことです。
ぐーたらしているときって、何もしていない自分に罪悪感を感じたり、前に進んでいない感じがしても水面下ではちゃんとエネルギーが溜まっていっているものです。
なので「もう一生、死ぬまでぐーたらしてやる!!」って気持ちで思い切りダラダラした方が、そのうち「ダラダラしすぎたし、すこしだけ外に出てみようかな」という気持ちが湧いてきます。
そのときやりたいことを思い切りやる
前の項目で書いた「心地よい」感覚を身に着けるためには、そのときやりたいことを思い切りやることです。
寝たいと思ったら寝ればいいし、漫画を読みたいと思ったら飽きるまで読みましょう。
私はうつ病を治そうといろんな本を必死に読んだり、無理に実践して疲れ切ったときに
アニメや漫画をダラダラしながら読んだり、ゲームをしたり、ずっと寝てたりして後で罪悪感を感じてましたが、私はあのとき罪悪感なんて感じなくてよかったんです。
そのときやりたいと感じたことをやるのは、自分の心を正常に戻すために必要な行為です。
今まで無理しすぎてもう自分は何が好きなのか、どういう状態でいたら心地よいのか分からなくなっていませんか?
そのときにやりたいことをやってれば、自分にとってなにが心地よいのかが分かってきます。
心地よい感覚が戻ってくれば、自分はどういう人生を送るのが幸せなのかまで分かってきます。
心地よい状態に罪悪感はいらない
いままで頑張ってきた人にとって「心地よい」感覚を大切にするのはきっと罪悪感でいっぱいなはずです。
でも心地よい状態に罪悪感は必要ありません。
なぜなら今まであなたが頑張ってきたのは最終的に幸せになりたいからです。
幸せになっている状態って、リラックスしている「心地よい」状態じゃないですか?
決して無理して頑張っている状態ではないはずです。
いつか幸せになる(心地よくすごす)ことを夢見て今までの時間を犠牲にしてきたんですよね。
でも頑張って無理しても、やってくるのはどういうわけかまた頑張らないといけない状況です。
心地よい状態に今、なってしまえば、心地よい現実もやってきます。
本当に望んでいる状態に「今」なることが大切です!!
療法も心地よいかどうかで決める
わたしがうつ病のころ、カウンセリングに通っていてカウンセリングの先生に岩盤浴とヨガを強く勧められたことがありました。
ほかのクライアントさんに、岩盤浴とヨガでうつ病が治った方がいらっしゃったんだとか。
私はあまりピンとこなかったのですが、とりあえず岩盤浴とヨガを試してみる事にしました。
でも岩盤浴もヨガもなんだかしんどくて続きませんでした。
岩盤浴はいびきにうるさい人がいてまったくリラックスできなかったのと、服を着て汗をかくスタイルがあまり好きになれませんでした。
また、ヨガは通っているジムの中でやっているレッスンに行ったのですが、開始時間を気にかけないといけないのがストレスでした。
家でユーチューブのヨガの動画を観ながらやったこともあたのですが、なんだか退屈で私には合わなくてヨガはやめてしまいました。
20代前半の私だったら、カウンセリングの先生が勧めてくれたんだからときっと無理して通い続けていたかもしれません。
でもそのときは無理に続ける体力も気力も、もうありませんでした。
とにかくしんどかったらやめる、楽しくなかったらやめる、楽なことだけ、楽しい事だけやっていった結果、波はあったものの順調に回復していきました。
うつ病をよくするための療法はたくさんありますが、迷ったら自分にとって心地よいものを選びましょう。
効きそうだからと無理に合わないものを試したところでストレスが溜まり、思うように成果がでずにさらにストレスが溜まり悪循環が生まれるだけなので、
あの時、素直に岩盤浴やヨガをあきらめてよかったなと感じています。
ちなみにわたしはジムでの筋トレと筋トレ後のサウナが気持ちよくてメンタルにいい感じでした。
カウンセラーにジムで筋トレを始めたと言ったときはかなり心配されましたが(見た目がよぼよぼで死んでたから)自分にとって気持ちの良い事だったので信じて続けました。
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うつ病の時ってとにかくしんどいですよね。
でもそのしんどさって「幸せに生きるための指針」になっていると思うんです。
科学的な根拠なんてありませんが、これまで上手くいかなかったときは必ず体の声を無視しているときでした。
たとえば私は前にメイクの業界にいたのですが、現場に行くときすごく体が重く感じていました。
それはメイクの業界が自分にしっくりこなくて辞めたいと思っていたのに、
「耐えていればきっと楽しくなるかもしれない」
「まだ経験不足だから違和感を感じてもしょうがない」
「専門学校に通っていたんだから、やめるのはもったいない」
と、ごまかして自分の本音にふたをしていたからです。
心にふたをすることが出来ても、体はごまかしがききません。
私は自分の気持ちを無視し続けた結果、どんどん体がしんどくなっていって最終的にパニック障害になってしまいました。
精神状態は必ず体に出ます。
体にしんどさを感じるのは、「それをやっても幸せになれないよ!」「本当はやりたくないくせに!」という体からのメッセージです。
うつ病になるのは「もうこれ以上進んだら、あなたがあなたじゃなくなってしまう」「本当に生きたい人生を送れなくなってしまう」という体からの安全装置です。
なので体の声を素直に聞けば、心の状態も良くなっていきます。
わたしはうつ病が再び悪化して、もう頑張ったり、我慢する気力もなくなり、体の声を無視せざるを得ない状況になったときに、長年悩んでいたうつ病がようやく好転し始めました。
自分にとって心地よくないことをしているときは、体の筋肉が緊張していて呼吸が浅くなっているはずです。
これまで心地よさについて書きましたが、分からなくなったら体の状態に注目してみてください。