こんにちは、サオリです
わたしは昔からファッションにコンプレックスがありました。(ファッションだけでなく見た目全般)
自分がどういうファッションをすればいいの分からず、長い間色々な情報に振り回されながらあれこれとオシャレや自分らしいファッションについて考えてきました。
今はめちゃくちゃオシャレになったというわけではないですが”自分らしさ”を確立して人から「いいね!」と褒められることもあります。
ようやく心にゆとりをもってファッションを楽しめるようになりました。
自分らしいファッションを見つけることが出来れば自己肯定感もあがり、自分を好きになることが出来ます。
今回は自分らしいファッションができるようになるまでの事をまとめてみました。
ダサい自分に幻滅していたころ
わたしは小学生の頃からファッションに興味があり、雑誌のモデルみたいにかわいくオシャレになりたいと思っていました。
しかし中学生や高校生の頃に雑誌に載っている同じ服を母に買ってもらったのに垢ぬけず、思うようにおしゃれが出来ず。
鏡に映る自分がダサくて泣きたくなることもしょっちゅうあったし、人目を気にしすぎてしまう性格もあり、外を歩いているときは自分の格好が変じゃないか深刻に考えていました。
オシャレについていろいろ考えているのにも関わらず、ファッションにあまり興味のない友達のほうが素敵でどうしてだろうと思っていました。
フリーターの頃は実家に住んでいたこともあってお給料はほとんど服に使っており、いいなと思ったものは片っ端から買っていたし、
雑誌やネットからたくさん情報収集していて勉強しているにも関わらず、やっぱり何を着ても野暮い。
雑誌に載っていた2万円のブラウスより、適当に買った3000円のシンプルなニットの方が似合うということがあって自分はオシャレな服が似合わない人間なんだと思っていました。
似合うに執着するように
そんなときパーソナルデザイン、パーソナルカラー、骨格診断という存在を知ることに。
診断を受けたことで自分がダサいのは顔がいけないんじゃなくて単に似合わないアイテムを選んでいたからということが分かったんですよね。
それまではその服が自分に似合うかどうかよりも
その服のデザインがかわいいかどうか
その服単体でオシャレかどうか
で選んでいました。
だから手持ちの服は全部主役級のぶりぶりした服ばかりで、そのアイテムを際立たせてくれるベーシックアイテムをほとんど持っていませんでした。
一通り診断を受けてそれまで自分はどの系統の服を着るべきか分からなかったのが、どこを目指せばいいのか分かるように。
そのおかげで診断通りに選んだ服でだいぶ野暮ったさはなくなり、少しはマシな感じになることが出来ました。
ですが今度は結果にこだわりすぎてしまうことに。
診断通りに服を選べばオシャレになるんだと思い、
パーソナルデザインがグレースだから無地しか着ない
パーソナルカラーがウィンターだからモノトーンでまとめる
骨格がストレートだからVネックのシンプルなトップスしか着ない
などという極端なマイルールが出来てしまっていました。
マイルールがシビアすぎていつもルールを満たしている服を見つけるために奮闘。
常にネット検索していて、いい感じの服を見つけても「これは丸首だから似合わない」と一刀両断。
すっかり手持ちの服は、ぶりぶりからシンプルで無地の服ばかりになりました。
パーソナルデザインは顔タイプ診断と違い、顔や体型、その人のキャラクターなどトータルで判断するので見た目は地味で垢ぬけず、オシャレにはなれませんでした。
昔よりはマシになったけど何かが足りない感じがして、それを満たすためにお洒落本を読み漁っていました。
好きを取り戻す!
私は25歳くらいの時にストレスでうつ病が酷くなってしまいました。
それがきっかけでカウンセリングに通い始めたのですが、自分は心の深いところで他人にどう見られているのか他人のことばかり気にしていたということに気づきました。
服もそう。
もともとは純粋に服、ファッションが好きで、なりたい自分になりたくていろいろ研究していたのにいつの間にか
人にダサいと思われたくない、よく思われたい。おしゃれになって、人より優位に立ちたいという思いで服を選んでいました。
それに診断でこういう結果が出たからと言い訳して自分の好みを無視していました。
このことに気が付いてからは少しづつ自分の好きな気持ちを大切にしようと決意。
でも今まで自分の気持ちを抑圧してきたため自分の好きが分からず。
なので私はその時シンプルなニットを好きで着ていたのですが、同じニットでも好きな色を選ぶところからスタート。
しかし選ぶ時にこの色は派手だな、パーソナルカラー的に似合わないなと頭でぐるぐる考えてしまう始末。
迷った挙句、わたしは思い切って真っ赤な色選びました。
今まで黒、グレー、ネイビーしか着てこなかったため凄く恥ずかしかったのですが、これが劇薬に。
次第に綺麗な色を着ることに抵抗がなくなり(最初が真っ赤だったからね)
パーソナルカラー以外の服も着るようになってどんどんクローゼットが明るくなっていきました。
「似合う」と「好き」のバランスが取れるように
パーソナルカラー関係なく服を選ぶようになってから気づいたのが、
パーソナルカラーがウィンターだから原色を選ぶ、じゃなくて結局トータルバランスが大切だという事。
わたしはパステルカラーのトップスを着ると顔が真っ青になり、顔色が悪く見えるのですが、
濃い色のリップを塗って、パンツもダークカラーにすればメリハリがついていい感じに。
似合わないものは、似合わせればいい!!
ということに気がついたんです。
これに気がついてからは服選びが楽しくなり始めました。
骨格ストレートだからレースのブラウスは選ばないじゃなくて、レースでも張りと厚みのあるものなら着れそう!とか、
センタープレスのパンツと合わせて縦ラインを意識すればいい感じだな、と自分の好きな気持ちを尊重しながら選べるように。
自分の「好き」を大切にできるようになったので、お店に行ってもこの服着てみたい!という気持ちがどんどん湧いてきました。
そうやって色んな服を試着していくうちに「似合う」と「好き」の落としどころを見つけていきました。
野暮ったくてもいい
似合うと好きのバランスがとれるようになってある程度自分に自信がついた私は、人の目も気にならなくなり最終的に心地の良さというところに行きつきました。
わたしは、UGGのモカシンの履き心地が大好きで(内側がふわふわで、絨毯の上を歩いてるみたいで最高)秋、冬はずっと同じモカシンを履き続けています。
だから日によってはフェミニンなスカートにモカシンを合わせることもあって、コーデが野暮ったくなることも。 (ちなみに夏はビルケン一択)
でも履いていて心地いいから気分よく過ごせるし、幸せと思うように。
野暮ったいと分かっていてもどうしたら洗練されて見えるか知っているから、心に余裕がある。
だからちょいダサでもいい。(本気だしたらおしゃれなんだからね!みたいな笑)
キメキメの自分も好きだけど、心地良さを選んだ結果ちょいダサになる自分も自分らしくてすごくいいなと思えるようになりました。
ちなみに今はシンプルなプレーンな服が好きです。
服って、おしゃれのためにあるだけじゃないよ。
似合わないはずのコートもしっくり来るように
先日ユニクロでコットンのロングコートを買いました。
ナチュラルな風合いの生地で、しわっぽさがあるカジュアルな印象のコートです。
顔タイプで言ったらフレッシュさんに似合いそう。
いつもならこのようなタイプのコートは選ばないのですが、今回はたまたまネットで見かけて、なんとなく「着てみたいな」と思いお店で試着しました。
顔タイプやパーソナルカラーの観点からしたらあまり似合わないのですが、自分がいいな、着てみたいなって思ったし、
すでにちょいダサな自分もいいと思えているのでそういうゆるゆるな内面とマッチして、着てみてしっくりくるように。
似合うと好きのバランスがとれるようになってから好きの割合がどんどん大きくなっていき、ずいぶん服の選ぶ幅が広がったな、と感じた買い物でした。
おわりに
人によってはたかが服のことで…と思うかもしれませんが、
今まで 服のせいで自分に自信が持てず、堂々と振舞えなかったり、オシャレな人に対して萎縮してしまうことが多々あり、長い間、ストレスを感じていました。
だから目の前のことに集中できなかったし、せっかく友達と遊んでいても、「ダサいって思われてないかな」と常に思っていて、あまり楽しめなかったんですよね。
自分らしさを確立してからは、それほど見た目への執着も昔よりなくなってより生きやすくなりました。服に自信がついただけなのに。
ここまでいろいろと試行錯誤してきましたが、
結局、好きな服着ればいいんだと思います。
好きなの着て、堂々としてればいいと思います。
最後に、ここまで行きつくのに影響を受けたブログをご紹介。
山田耕史さんのファッション考察はめちゃくちゃ面白くてお気に入りです!