ニューヨークのリアルファッション事情。Tシャツジーンズしか着れない。

 

Tシャツもジーンズも無地の着古したピタピタサイズ感が大事



こんにちは、サオリです

今日はニューヨークにいた頃の話とか。


今から5年前、ニューヨークで語学学校に通いながらヘアメイクの撮影現場にインターンをしていたんだけど

ニューヨーク生活の中で一番ストレスに感じたのは服。

ニューヨークと言えばなんとなく映画やドラマの影響からかファッショナブルなイメージを持つ人も少なくないと思う。


でも言っておくがあそこはガチでTシャツとジーンズの人しかいない街


ちなみに5年前の話ではあるが、今でもそう変わっていないと思う。


ニューヨーカーはみんなTシャツジーンズしか着ていない


もっと詳しく言うと女性の場合は着古したTシャツとスキニージーンズ。

ジーンズに関してはスキニージーンズ一択。太っている人もピタピタのを履いている。

それ以外の形を履いている人はほとんどいなかった。


ジーンズの次に多かったのはランニングタイツ。

あれを1枚で履いている。

腰の位置が高くお尻の大きい人が多いからいつも「お尻のボリュームすごいなあ…」と見ていた。

寒かったらライダースジャケットかGジャン

平日も休日も関係ない。

国民服なの?ってくらいこういう格好の人しかいない。


私は毎日グランドセントラル駅を利用していたんだけど、そんな格好の人ばかりでスーツを着ている人なんていない。

みんなTシャツジーンズ(タイツ)で会社に向かう。

靴はみんなスニーカーを履いているんだけど、ビーサンの人もいた。

スーツを着ている人は銀行か金融街にしかいない。


メイクアップアーティストの事務所に行っても、有名雑誌の撮影現場に行ってもそれはまるで変わらない。


ちなみに男性は本当にブルージーンズしか履いていない

ジーンズでも色がブラックだったり、スキニーだったり、それ以外のパンツ、スラックスとかショートパンツを履いている人がいたらそれは間違いなくゲイ。

だから帰国したときは「なんでこんなにたくさんゲイがいるんだろう!?」とびっくり仰天した。

その時流行っていたステューシーのロゴドン服なんてアジア人留学生が着ているのを1度見ただけ。

 

このことを知り合いに話したとき「うっそだあww!!」と言われたが、大げさに言っているわけでもなく本当の事である。

よく日本人はみんな同じ格好をしているなんて言っている人がいるけど、ニューヨーカーの方がよっぽどみんな同じ格好をしている


バッグだって男性はリュックの人しかいなかったし、女性はアウトレットのコーチかマイケルコースのトートバッグ、ロンシャンのナイロンバッグを持っている人しかいなかった。


ちなみにニューヨークにオシャレな人いたよ!という人がいればそれは観光客か留学生の可能性が高い。それか高級住宅街の住人か。

5番街にはブランドバッグを持った観光客がわんさかいる。

 

 

治安の事を考えるとTシャツジーンズしか着れない

 

ニューヨーカーがみんな同じ格好をしているから自分もそういう格好をしないといけないというわけではないけど、治安の事を考えるとオシャレなんてできない


私自身はひどい犯罪被害に合う事はなかったんだけど(泊まったホテルでネイルポリッシュとメイクブラシを清掃スタッフに盗まれたくらい。出しっぱなしにしているのが悪かった)

治安が悪い場所はなんとなく肌で感じる。「ここやばいな…」って。

私が住んでいたところはクイーンズの比較的明るい雰囲気の街で治安の良いところだったけど、それでも変な人から「ニーハオ」と声をかけられることはあった。しかも何回も。


ネットでヨーロッパではブランドの高級バッグなんかはステイタスの高い人しか持っていないから、日本人の若い女の子がブランドバッグを持っているのは奇妙に見えると書かれているのを見たことがあるんだけど、

それはステイタスの高い人はブランドバッグを買えるお金があることの他に、治安の良い高級住宅地&車移動ができる生活だからなんだなあと肌で感じた。

ブランドバッグが買えるお金があっても地下鉄に乗る生活じゃ危なくて持てない。


せいぜい安心して持てるのはプレーンなデザインのコーチとマイケルコースのトートバッグ。みんな持ってるから。


日本で若い女性がブランドバッグを持てるのは治安がいいおかげ。


これはバッグだけではなく服もそう。

 

 

トレンチコート着て地下鉄乗ったら危機感を抱いた



メトロポリタンのオペラを鑑賞しに行くとき。


ネイビーの無地のワンピースとパンプス、トレンチコートという格好で地下鉄に乗ったんだけど私の恰好は浮いていた。

日本ではこんな恰好しているひとはそこら中にいるし、普通だけど、ニューヨークの地下鉄では「この格好ではスリにあってもカツアゲされてもしょうがないよな」という危機感を感じた。

それくらい異様に浮いていた。

無事にスリにもカツアゲにも合わなかったからよかったけど、次に小綺麗な恰好をするときはタクシーに乗ろうと心に誓った


日本は治安がいいからこのときの危機感を伝える事は難しいんだけど、日本だとビニールのクリアバッグに現金を大量に詰め込んで中身丸見え状態で電車に乗る感じだろうか。

それくらい怖かったし、自分が富裕層だと勘違いするくらい周りの恰好があまりにもカジュアルだった。

 

服にお金かけないくせにカナダグース率が高い理由?

 

さらにびっくりしたのは冬。

ニューヨーカーは服にお金かけないんだなあと思ったんだけど、冬になると朝のグランドセントラル駅で高級ダウンのカナダグースを着ている人をよく見かけて困惑した。(日本ほどではなかったけど)

着ている人は主にホワイトカラーっぽい人達だったんだけど、ホワイトカラーとはいえ普段Tシャツジーンズ通勤の明らかに服にお金をかけなさそうな人たちである。

だって駅で見かける大半の人はTシャツジーンズスニーカーリュックだよ?

そんな人たちが当時日本円で10万はする高級ダウンを着ているんだから驚いた

ちなみに語学学校のおばあちゃん先生も服にお金かけてなさそうなのにダウンはカナダグース。なぜ…?

でもまあ考えてみればボタンダウンシャツ発祥の地、アメリカ。

 


ニューヨークの冬はマイナス10度なんて珍しくない寒さ。

対して家の中は暖房ガンガンでTシャツ一枚で過ごす。

外出するときにTシャツの上から着てそのまま外に出ても寒くないカナダグースはニューヨーカーにとって合理的なアウターなんだと思う。(暖かさはモデルにもよるが)

 

オシャレに飢えた1年間だった

 

ブラウスでさえ着たら浮くから1年間ずっとTシャツとジーンズで過ごした。


実は留学する2年前もずっとTシャツジーンズで過ごしていたから帰国後はTシャツジーンズに飽き飽きして服買いまくり。

自分の着たい服が治安を気にせず自由に着れる国であることに幸せを感じた。


激安スーパーにヴィトンのバッグを持った人が普通にいる。

それが日本。


日本最高!!

 

突然大きな音が出る。電子ピアノの修理は定期的に必要。突然の高額出費でダメージ食らった。

 

突然の夜中の大音量ほど心臓に悪いものはない

 

こんにちは、サオリです


9月ごろに使っているヤマハの電子ピアノ(クラビノーバ)の低音域の“ソ”の音が突然大きくなるという事件が起きました。

ピアノの練習をするのは大抵夜なのですがいきなり「ッソォオオオオ!!!」と耳元で鳴るもんだからとにかく心臓に悪い。


でもたまにしかならないし、販売店に相談するのも面倒だからと放置していたら、翌月、今度は別の音でも同じ現象が起こるようになり、

かと思ったらまた別の音は小さい音しか出ないようになるわでとうとうまともな練習が出来なくなってしまいました。

しぶしぶ楽器店に修理を依頼し、約2週間後、修理屋さんに来てもらう事に。


電子ピアノの修理は定期的に必要

 

電子ピアノを分解してもらって原因を探ってもらったところ、シリコンっぽい素材でできた音の大小を回路に伝えるパーツが古くなっているとのこと。

見せて貰ったら、鍵盤のハンマーで衝撃を食らっているせいで調子の悪い音のところは部品に跡が付いていました。

なんでもその部品は消耗品で、定期的に交換が必要になってくるとのこと。


電子ピアノ分解からの部品交換、組み立てで約1時間。

修理にかかったお金は26,950円


電子機器の劣化は当然だけど、そんな消耗品があるなんて知らなかったので想定外の高い出費にダメージ食らいました。

修理が必要になってくるのってせいぜい5年くらい過ぎた頃かと思っていたので。

 

ちなみに2020年の秋ごろに買ったものなのでちょうど使い始めて2年です。


まさか2年で修理が必要になるなんて…

ピアノを趣味で始めるとき、電子ピアノ代と楽譜代しかかからないと思っていたのに!

今度からはきちんと数年おきにかかる修理費用も予算に組んでおこうと思いました。


壊れたのは練習を継続していたからこそ

 

余談ですが修理屋さんに、日ごろから弾かれている電子ピアノの修理が出来て嬉しいと言われました。

なんでも、ずっと放置している電子ピアノを久しぶりに触ってみたらなんだか調子が悪くて修理を依頼した…というケースも少なくないらしいです。

せっかくのピアノが使われないのはなんだか悲しい気持ちになるんだそう。


今回壊れてしまったのは練習を継続しているからこそ。

壊れた時はついてないなあとイライラしていたのですが、修理屋さんと話していてこのことに気づかされてモチベーションアップ。


引き続き練習を重ねてまた修理をお願いしようと思いました。

 

 

【吹奏楽】ブラック部活は人間性を歪ませる

 

金賞よりも大切なことがある



こんにちは、サオリです

今週のお題「わたし○○部でした」



私は中高と吹奏楽部で、中学の吹奏楽部は全国大会常連の強豪校だった。

そのおかげで大会の他にいろんな演奏会に招待され遠征が多く、いろんなところに行ったしたくさんの人たちと出会い、貴重な体験した。


春休みにはしょっちゅういろんな学校が見学に来てまさに全国大会を目指す学校の「お手本」。

しかしその「お手本」となる学校のふたを開けてみればかなりのブラック部活だった。


平日は朝練、昼練、放課後は18:30まで練習。

土日は朝8時から16時まで。

休みはお盆と正月だけ。


合奏で出来なかったらみんなの前で「ったく何でこんなこともできねーんだよ」と怒鳴られ公開処刑は当たり前。

どうやったらできるようになるかは教えない不条理さ。

出来ないのはすべて個人の責任かパートリーダーの責任。


理不尽極まりない活動の中でも部員が顧問を神のごとく崇拝していたのは全国出場という飴のせい。


周りの保護者や先生方は素晴らしい顧問にすばらしい部員たちと思っていたようだけれど、実際のところ部員の人間性は歪んでいた。


私は中3のとき同じパートかつ部長のA子にカバンの中身や楽器ケースを漁られ物が盗まれたり、後輩の前で恥をかくようなことを言われたりしていた。

盗まれたことが発覚してすぐに顧問に言うなり周りに訴えたりすればよかったんだけど、こういう事が起こると連帯責任で学年で集まってミーティング、そして活動停止になる。

そして顧問はヒステリックになり、部員もイライラする。


普通は加害者が悪いけど、みんなのイライラの矛先はどういうわけか被害者にも行く。(表には出さないけど)

とにかくミーティング、部活停止は普段の練習だけでもストレスいっぱいなのに、さらにストレスの負荷が強くなるからきっかけを作ったやつは被害者だろうがイライラの対象になる。


そんな空気が漂う部活。

 

気持ち的には起きた問題の事より「ミーティング?勘弁してよ」なのだ。


そこまで見えていたので言うに言えず、そのままコンクールシーズンに突入。

もちろんA子のいじめは続いた。


あっという間に全国大会が終了し、残ったイベントは演奏会だけというときに限界が来たのかA子に会ったり、思い出すだけで激しい動悸がするようになっていた。

 

「A子をこのまま強豪校の立派な部長として終わらせるのは許せない」とようやく周りに訴える決心がついた。

それで顧問の先生にも、副顧問の先生にも、担任の先生にも、同じ部の友達にも必死に訴えた。

A子は本当はこんなことをするようなやつなんだって。


そしたら「あとは演奏会だけなんだからいまの時期にそんなこと言うのやめて」という態度を取られてしまった。

担任の先生にも「あと少しで引退でしょ?様子見たら?」と言われ、同じ部活の一番仲の良かった子にも巻き込まれたくないという態度を取られてしまい、母さえそんな態度で味方が誰もいないことに絶望した。


想像してみて欲しい。

14歳の女の子が勇気を振り絞って周りにいじめられていることを訴えたのにも関わらず誰も心配してくれる人がいないのだ。

もう死んで後悔させてやろうかと思ったこともあった。



そして私は絶望したまま、動悸を我慢しながら演奏会を迎えて部活を引退した。

A子は周りから「強豪校の立派な部長」のイメージを崩さず引退した。


その後私はPTSDで10年間苦しんだ。


ふと思う。

もしブラック部活じゃなかったらあのとき味方してくれる人がいたんじゃないかって。

 

ブラック部活じゃなかったら私はいじめられてもPTSDになってなかったんじゃないかって。


部活っていったい何のためにあるのだろう。


私の所属していた部活の目標は意外にも「全国大会出場」ではない。

皮肉にも「活動を通して人間性を育む」だ。


笑える。


こんなにブラックなのに演奏会に来た人たちはそんなことも知らず結果だけを見て「すばらしい」と拍手する。


部活はどこまで行っても教育の一環でしかない。

全国大会出場は分かりやすい結果だけれど、その結果を得るまでの活動が健全ではなかったらそれは教育ではない。

大人はそこを見誤らないでほしいし、今吹奏楽部に所属している子がいたら結果が残せなくても精一杯やったらそれでよし。

コンクールの結果はぶっちゃけ顧問がどれだけ生徒を支配できたかによるから。


10代の健やかな心身をブラック部活で蝕まないでほしい。

 

 

【不登校】なんで学校に行かないのか。そんなの本人にも分からない。

 

不登校が問題なのではない


こんにちは、サオリです

今日は不登校うつ病の時の事とか。



私は17の時にある朝体が動かなくなって学校に行けなくなりました。


何で体が動かないのかわからない。

寝ても寝ても疲れが取れない、体が重い。

トイレに行くだけで精一杯。

何をしても面白くない、何も感じない。

家族になんで学校に行かないのかと言われてもわからない。

なんで自分がこんな状況になっているのかわからない。


当時の自分の予定では順調に高校を卒業して大学に進学する予定だったんだけど、高校卒業するどころか中退。


そんな自分の状況が受け入れられず、なんで自分は学校に行けないのかとにかく自分を責め心の中で罵倒する。

高校中退なんて当時のイメージでは不良同然だったから、そんな不良の自分は落ちこぼれで社会のお荷物だから死ぬしかないと思っていた。

家族からなんで学校に行かないのか責められ、担任の先生からも電話越しに「なんで学校に来ないんだ、いいかげんにしろ」と怒鳴られた。


何で学校に行かないのか?

あたしも何で学校に行けなくなったのかわかんねーよ。

こっちが聞きてーよって感じだった。


そのときうつ病って言葉がまだ認知されていなかったから、「しんどい、だるい」という私に対して母はよく「そんなの気持ちの問題でしょ」と言っていた。


わたしもまさか自分がうつ病だと思わなかったから「そうか私は怠けているだけなんだ」と思ってそこからどんどんうつ病が悪化していった。


なんで学校に行けなくなったのか。

それはずっと自分の気持ちを押し殺しすぎたから。

押し殺しすぎて毎日強いストレスを感じていたことに気づかなかった。

だから体が動かなくなるまで自分がひどい状況だって気が付くことが出来なかった。

 


みんな我慢してる、辛い事があるのは当たり前。

それが当たり前の環境で過ごしてきたからバイト先で新人いびりのばばあに意味なく怒鳴られても、毎日睡眠3時間の状況でも自分は普通だと思っていた。


普通に過ごしているんだから、ある朝体が動かなくなって困惑するのは当然だし、何で学校に行かないのか答えられないのも当然である。


答えられるほど自分の状況を客観的に観れるのであればそもそもうつ病になんかなっていない。

 

「なんで学校に行かないの?」

聞いた本人は責めているつもりはなくても、聞かれた方は責めているようにしか聞こえない。

この言葉は「同年代の子はみんな学校に行っていて、学校に行くことは当たり前の事なのに何で行かないの?」という風に聞こえる。

聞いてくる人の気持ちも分かるけど、分からない。

普通、Tシャツデニムの服装をしている人にわざわざ「なんで量産型の服装しないの?」って聞かないでしょ?

それに自分の事をペラペラと親や担任に話す思春期なんてまずいないだろう。


だからまずカウンセリングとか気持ちの吐き出し口の機会を作ったり(自分とは関係ない第3者には意外と話しやすかったりする)

引きこもってゲームをしているのであればそれは気持ちのはけ口になっているのでそっとしてあげておいてほしい。


からしたら「自分がなんとかしなきゃ」と思うかもしれないが、本人からしたらそれが1番鬱陶しい。


不登校問題は意外と親子関係の問題も絡んでいるので親がカウンセリングを受けるのも手。


私の場合は、母との関係が絡んでいた。


母は自分の気持ちを表現することがドヘタ。

だから自分の子供にどう向き合っていいか分からない。

学校でいじめられているっていうのに「もう少し我慢したら」としか言えない。

私が学校に行けなくなったら世間体を気にしてイライラする事しかできない。


私が不登校になることによって母に私ときちんと向き合って欲しかった。

これに気が付けたのは私が大人になって生きる事がもう限界になったとき、カウンセラーが気が付かせてくれた。


うつ病不登校は表面的な問題で、原因は決して本人だけでの問題ではない。


【服】人のファッションと比べて惨めに感じてしまう…をなくすには?

 

服選びに自分軸が出来れば比べなくなる

 

こんにちは、サオリです


私は小学生の頃からファッション(というか見た目全般)の悩みが尽きなくてそれはそれはコンプレックスを感じてきました。

中学生から22歳くらいまでは外出先の店の鏡やビルのガラスに映った自分を見て変ではないかいちいち気にしていたし、

友達や街で見かけるオシャレな人と比べては惨めに感じていました

せっかくのお出かけも服のせいで楽しく過ごせなくてストレスいっぱい。

「なんでこんなに自分はダサいんだろう」と常に思っていました。


で、この悩みに長く向き合ってきた末分かったのは、オシャレになれば解決できると思っていたけどそうじゃないってこと。


オシャレの優先度はひとそれぞれ違う

 

なぜオシャレになっても解決にならないのかというと、オシャレの優先度はひとそれぞれ違うからです。

オシャレを最優先してオシャレになっても、その状態が心地いいとは限りません。


冷静に考えてみれば当たり前のことですが、私はコンプレックスが強かったためにオシャレであることが優れていると思っていました。

なので恥ずかしながら長い間その事に気が付くことが出来ませんでした。


やっと気が付くことが出来たのは25歳で体を壊してオシャレよりも快適さを優先させなければならなかったとき。


そのとき特に首肩腰の痛みがひどくて冬のアウターはダウンしか着る事ができなかったし、ヒールも履けない、バッグもナイロン製しか持てなかったし、

体の冷えがひどかったのでスカートも履けない、少しでも服からストレスを感じるのが嫌だったのでポリエステルのブラウスさえ着る事が出来ませんでした。


この経験をして誰もがオシャレを優先できるわけではないんだと思い知らされました


それに金銭面でもそうです。

旅行などのお金のかかる趣味を持っている人と服そのものが趣味な人ではファッションにかけられるお金は全く違ってきます。


快適さを犠牲にしても、趣味にかけられるお金が減っても、生活レベルが低くなってもオシャレになることを優先したいのか、

ベーシックアイテムだけで十分なのか、トレンドを追いかけないと満足しないのか、ブランドバッグを1つは持っておきたいのか、

一度自分にとってのオシャレの優先度はどれくらいか考えてみてください



これを意識するだけでも自分よりオシャレな人を見た時に「あの人はオシャレの優先順位が高い人なんだなあ」と考える事が出来るようになります。



ちなみに今の私は着心地と快適に生活できるかどうかが60%くらいで、オシャレの優先度は40%と低めです。

そんな私がオシャレの優先度80%の人と比べて惨めに感じるなんて馬鹿げていると思いませんか?
 

表面的な部分よりその人の背景を見ようとすれば、ファッションという一部分だけで比べる事はなくなります。



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なぜ手持ち服に満足できないのか。自分を幸せにする服装は必ずしもオシャレというわけではない。

 

オシャレは手段。達成したい目的はなに?


オシャレは目的ではなく手段です。

私がオシャレになりたいなと思ったもともとの理由は、服に不安を感じることなく出かけられるようになって自信を持って振舞えるようになりたい、

オシャレなお店に躊躇することなく入れるようになりたい、人から印象良く思われたかったからです。


それなのに私はいつのまにかオシャレになることが目的になってしまい、とびきりおしゃれなモデルと比べては落ち込み、もっとオシャレになるにはどうしたらいいんだろうと悩んでいました。


でもオシャレは手段と気が付いてからは元々の目的はすでに達成されていることに気が付いたんですよね。

私の目的はファッショニスタ並みにオシャレにならなくても、トレンドの服を買いあさらなくても達成できる事でした。


まあそれでも私は服に執着していたのですが、それは昔の目的が達成されたことにより変化して自分らしい服装を追及して自分自身を楽しみたいという新しい目的ができたからでした。


目的をはっきりさせれば“オシャレ”という漠然とした言葉に悩まなくなるし、また人と比べなくなります。

人によって目的は違うんだからタイリングも当然変わってきます。


会社で周りから信頼されたいという「目的」をもってコーデしている人が、異性からモテたいという「目的」を持ってオシャレをしている人と比べて惨めに感じてしまうのは違うと思いませんか?


惨めに感じてしまうのは本来の目的とズレてオシャレになることが目的になっているか、自分が達成したい目的が達成できていないと感じているからではないでしょうか。

 


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「自分らしい」服装で満たされる!オシャレのその先

 

 

自分の強みを知ることが比較から抜け出す第一歩

 

オシャレの目的を達成するには、ある程度のおしゃれスキルは大切です。


私が人と服装を比べて惨めに感じていた理由の一つに、自分の服装に違和感を感じていて自信が持てなかったからです。

オシャレの目的以前にオシャレのスキルがあまりにも低く、あか抜けなくて野暮ったい印象をしていました。


のちにイメージコンサルで骨格診断、顔タイプ診断、パーソナルカラーを受けて分かったのですが

私がそれまで着ていた服は服のデザイン的にも、色(配色)も、骨格的にも似合っていないものだったんです。


ミニ丈スカートで太ももパツンパツン、くすみカラーでお疲れ顔、顔の印象に対して服がキュートすぎて無理してる感。

それがアドバイス通りにしたら一気に洗練された雰囲気になったんですよね。


Iラインのスタイリングでスタイルいいと褒められ、似合う色で目力が増し、コントラストのある配色でセンスを褒められたり…といい事ずくめ。


自分が魅力的に見える方法が分かれば自分に自信が持てる事によって、結果比べる事も少なくなります。

 

自分の強みを知るにはイメコンを受ける事が手っ取り早いですが(デパートで安価に診断サービスをやっているところもあります)


メコンサービスがあるデパートリンク↓
◇ファッションナビ プレミアム | 大丸松坂屋 (dmdepart.jp)
◇ISETAN STYLING Robe | 三越伊勢丹オンラインストア (mistore.jp)
◇コーディネートステーション |西武池袋本店|西武・そごう (sogo-seibu.jp)
◇GUEST SOLUTIONS|東急百貨店公式ホームページ (tokyu-dept.co.jp)

西武は会員限定でカラー診断+買い物同行のみ、東急は感染症の影響からサービスは休止しています(2022年11月現在)



予算的に厳しい場合はいろんな服屋でひたすら試着しまくることをお勧めしたいです。

時間はかかってしまいますが試着しまくることで目が肥えてきてどういう服が似合って、どういう服が似合わないのか分かってきます

買わないのに店員さんに申し訳ないなあと思うかもしれませんが、「見に来ただけなんですが、試着してみてもいいですか」と言えばどの店員さんも快くOKしてくれます。

なおファストファッションは気軽に試着できるのでおススメです。



私も意識して試着しまくった事があったのですが、SサイズとMサイズを着比べた時の違いがまったく分からなかったレベルから

服を着た時に丈がもう少し短ければ完璧なのになあ…と感じられるようになってよく服をお直しするまでになりました。


巷では「モノトーンでまとめるといい」とか「アクセントカラーをいれるといい」などというファッションテクニックの情報がありふれていますが、

情報通りのコーデをして自信を持てるかと言ったらやっぱり違うんですよね。

いろんな服を着る経験が少ないと、やっぱりコーデに不安を感じてしまいやすいです。


なのでイメコンを受けたにせよいろんな服を着る経験は大切です。

 


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「好きな服を着ればいい」←おしゃれ初心者は信じてはダメ。好きな服か、似合う服かの答え

 

【大人のピアノ】モチベーション低下は先生に相談した方が手っ取り早かった件

 

素直に相談するって大事



こんにちは、サオリです

前々からピアノのモチベーションが低下していてピアノの練習が辛く悩んでいました。


レッスンに行って、先生に「次で仕上げにしましょうね!」と言われた時の事。

「よっしゃ次で終わりじゃああ!!」と思っても次の週、先生になにか引っかかるところがあったのか、私が前の週よりへたくそになったのか、合格にならずに心がぽきっと折れてしまったことが結構ありました。


それとページ数の多さ。

習い始めて1,2年の頃はシューマン子供の情景ショパンのワルツなどの短めの曲をやっていたのでサクサクと進んで満足感があったのですが

ソナタになるとページ数が多くなるので合格まで時間がかかるのが苦痛で。

私は持久力がないので曲の難易度よりもページ数がどれくらいあるかの方が精神的に負担に感じやすいです。


そんなこんなで一人で悶々と抱えていたのですが、ふと先生にモチベーションが下がっていることを正直に伝えてみようと思ったんですよね。

だってピアノの先生ってずっとピアノをやってきているわけだから技術もそうだけどモチベーションなどのメンタル面もどうしたらいいか分かっていると思って。

 

モチベ低下で先生に相談してみたら2つ提案してくれた

 

それでレッスンでモチベ低下を伝えてみたら、先生が最初に提案してくれたことは他の曲と併用してやっていくこと。


1曲しかやっていないからモチベーションが下がってしまっているんじゃないかという事で提案してくれたのですが、

私は前に進んでいる感覚がないとストレスを感じてしまいやすいです。


練習時間が短いので(かと言って練習時間を増やしたいとは思わない)2曲同時進行だと毎日の練習で達成感をあまり感じないと思ったし、

なにより合格がもらえるまでそれこそ時間がかかってしまうので1曲に絞ってやるのがいいなと思いました。

それに1曲だけだと「ここの部分は明日の練習でできるようになるな」と練習計画が立てやすいんですよね。


でも2曲目をポップスなどのカジュアルに簡単に弾けるものとかだったら併用するのもありかなと思いました。



それともう一つ提案してくれたのが、先生と練習期間を決める事。

新しい曲をやり始めたら、先生にだいたいいつまでに合格させようというゴールを設定してもらってダラダラと長引かせない作戦です。

冒頭でも書いた通り、先生に「次でこの曲終わりにしましょうね」と言われたのに合格がもらえなかったり、自分で「この曲はだいたいこれくらいで合格がもらえるだろうな」と予想しても数週間長引いて心が折れていました。

なので「これなら頑張れそうだなあ」と思い提案に乗っかることに。


先生に相談したことによって気持ちが軽くなって「なんでもっと早く相談しなかったんだろう」と思ったし、

それに先生が提案してくれたことによって練習にハリが出てきました。


コミュニケーションってまじ大事。

 

 

そもそも趣味なのに力みすぎ問題



でもまあ今振り返ってみるとそもそも趣味なのに力入りすぎだなあと思いました。

きっと力が入ってしまうのは学生の時の部活動の影響で「ちゃんとやらなきゃ!」という気持ちが潜在的にまだあるからだと思います。


実は今月上旬にコロナに感染してしまい、2週間くらいピアノを家でも弾きませんでした。

そして先日久しぶりに練習を再開したらモチベーション低下で悩んでいたとは思えないくらい楽しくって。

純粋に音楽を楽しめている感覚がありました。

それで今まで頭で考えすぎて弾いていたんだなあと気が付きました。


音楽はライフワークにしたいと思っているので練習が苦痛だと継続は不可能。

もっと楽しく、楽しく、楽しく付き合っていきたいです。


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自己啓発本で変わらないならいっそのこと手放す。手放すことで進展する事がある

 

押してダメなら引いてみな

こんにちは、サオリです


私はうつ病だったとき自己啓発本に依存していました。

自己啓発本だけでなく、Youtubeポッドキャストで「○○すれば人生良くなる」「一瞬で人生を変える方法」「自己肯定感が高くなる方法」といった動画や音声を一日中聞いていました。

「情報を知らないから私はうつ病なんだ」「なにか良い情報を知ればうつ病も治って人生よくなる」

と思っていて、ずっと聞いていなければ不安でした。

 

自己啓発に触れまくって自分が信じられなくなった


もちろん情報は大切です。

実際、そのようなコンテンツに触れる事で自分の考え方をポジティブな方へ変えていくことが出来ました。


しかし一方で情報への依存が強かったせいで自分の考えが信じられなくなってしまったんですよね。

その時うつ病になってしまった自分の考えや気持ちが何もかもが間違っているような気がしていました。

 

なにか行動しようとするたび、自己啓発の情報通りに行動出来ているかとにかく不安で不安で仕方がありませんでした。

 

 

熱心な割には何も変わっていない事に気が付いた

 

でもある日気が付いたんです。

こんなにたくさんの情報に触れているくせに、読んだ本について説明してみろと言われたら全然できないし、Youtubeの動画なんて内容をすぐに忘れてしまっていることに。

長い時間情報を浴びている割には意識も生活もほとんど何も変わっていないことに。

 

 

そして思ったんです。

どうせ何も変わらないんだからやめようって。

 

自己啓発から離れて起こった変化


それからは自己啓発系の情報からは遠ざかって行って、いつの間にかYoutubeで見る動画といえば柴犬のモフモフ動画になっていたり、

好きなファッションについてリサーチしたり考える事が多くなったんですよね。


一番良かった変化は、依存していた時は頭の中を情報でパンパンにしないと不安だったので、そうなるまで朝ベッドから抜け出せなかったり、

運動しようとしても聞いている情報が腑に落ちないとモヤモヤ、そのあとネット検索していつの間にか一日が終わっていることが多くあったのですが

情報から離れる事でこれらがなくなりました。

とにかく気持ちが、軽い。


それで自己啓発が足かせになっていたことにようやく気が付きました。


自己啓発に依存していた時の悩みといえば「自分の好きなことが分からない」「やりたいことが分からない」だったのですが、

依存していたから分からなかったんです。


情報から離れて生活に集中していれば最初は「部屋の掃除した方がいいかも」「天気がいいから公園に行ってみよう」という小さな行動から次第にやりたいことが分かってきます。

ちなみに私はジムとピアノ教室に通ってみたくなって今も継続しています。


おそらくどちらもライフワークになると思います。


幸せな人は自己啓発に依存してない

 

でね、「これ引き寄せの法則だよなあ」って思ったんです。


引き寄せのコツはすでにそうなったかのようにふるまう事、行動する事。


私はうつ病を治して人生充実させて幸せになりたいと思っていたのですが、

幸せな人ってずっとベッドの上で1日中自己啓発の情報に依存してるでしょうか。

「今のままじゃダメなんだ」「自分には何もかも足りない」と思って生活しているでしょうか。


違いますよね。


「自分にはもう自己啓発はいらない」と情報を断つことで自分を信じられるようになるし、幸せな状態を引き寄せる事が出来ます。


たくさん自己啓発に触れているのに何も変わらないという人は一度離れてみましょう。