こんにちは、サオリです
私は小学生の頃からファッション(というか見た目全般)の悩みが尽きなくてそれはそれはコンプレックスを感じてきました。
中学生から22歳くらいまでは外出先の店の鏡やビルのガラスに映った自分を見て変ではないかいちいち気にしていたし、
友達や街で見かけるオシャレな人と比べては惨めに感じていました。
せっかくのお出かけも服のせいで楽しく過ごせなくてストレスいっぱい。
「なんでこんなに自分はダサいんだろう」と常に思っていました。
で、この悩みに長く向き合ってきた末分かったのは、オシャレになれば解決できると思っていたけどそうじゃないってこと。
オシャレの優先度はひとそれぞれ違う
なぜオシャレになっても解決にならないのかというと、オシャレの優先度はひとそれぞれ違うからです。
オシャレを最優先してオシャレになっても、その状態が心地いいとは限りません。
冷静に考えてみれば当たり前のことですが、私はコンプレックスが強かったためにオシャレであることが優れていると思っていました。
なので恥ずかしながら長い間その事に気が付くことが出来ませんでした。
やっと気が付くことが出来たのは25歳で体を壊してオシャレよりも快適さを優先させなければならなかったとき。
そのとき特に首肩腰の痛みがひどくて冬のアウターはダウンしか着る事ができなかったし、ヒールも履けない、バッグもナイロン製しか持てなかったし、
体の冷えがひどかったのでスカートも履けない、少しでも服からストレスを感じるのが嫌だったのでポリエステルのブラウスさえ着る事が出来ませんでした。
この経験をして誰もがオシャレを優先できるわけではないんだと思い知らされました。
それに金銭面でもそうです。
旅行などのお金のかかる趣味を持っている人と服そのものが趣味な人ではファッションにかけられるお金は全く違ってきます。
快適さを犠牲にしても、趣味にかけられるお金が減っても、生活レベルが低くなってもオシャレになることを優先したいのか、
ベーシックアイテムだけで十分なのか、トレンドを追いかけないと満足しないのか、ブランドバッグを1つは持っておきたいのか、
一度自分にとってのオシャレの優先度はどれくらいか考えてみてください。
これを意識するだけでも自分よりオシャレな人を見た時に「あの人はオシャレの優先順位が高い人なんだなあ」と考える事が出来るようになります。
ちなみに今の私は着心地と快適に生活できるかどうかが60%くらいで、オシャレの優先度は40%と低めです。
そんな私がオシャレの優先度80%の人と比べて惨めに感じるなんて馬鹿げていると思いませんか?
表面的な部分よりその人の背景を見ようとすれば、ファッションという一部分だけで比べる事はなくなります。
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なぜ手持ち服に満足できないのか。自分を幸せにする服装は必ずしもオシャレというわけではない。
オシャレは手段。達成したい目的はなに?
オシャレは目的ではなく手段です。
私がオシャレになりたいなと思ったもともとの理由は、服に不安を感じることなく出かけられるようになって自信を持って振舞えるようになりたい、
オシャレなお店に躊躇することなく入れるようになりたい、人から印象良く思われたかったからです。
それなのに私はいつのまにかオシャレになることが目的になってしまい、とびきりおしゃれなモデルと比べては落ち込み、もっとオシャレになるにはどうしたらいいんだろうと悩んでいました。
でもオシャレは手段と気が付いてからは元々の目的はすでに達成されていることに気が付いたんですよね。
私の目的はファッショニスタ並みにオシャレにならなくても、トレンドの服を買いあさらなくても達成できる事でした。
まあそれでも私は服に執着していたのですが、それは昔の目的が達成されたことにより変化して自分らしい服装を追及して自分自身を楽しみたいという新しい目的ができたからでした。
目的をはっきりさせれば“オシャレ”という漠然とした言葉に悩まなくなるし、また人と比べなくなります。
人によって目的は違うんだからタイリングも当然変わってきます。
会社で周りから信頼されたいという「目的」をもってコーデしている人が、異性からモテたいという「目的」を持ってオシャレをしている人と比べて惨めに感じてしまうのは違うと思いませんか?
惨めに感じてしまうのは本来の目的とズレてオシャレになることが目的になっているか、自分が達成したい目的が達成できていないと感じているからではないでしょうか。
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自分の強みを知ることが比較から抜け出す第一歩
オシャレの目的を達成するには、ある程度のおしゃれスキルは大切です。
私が人と服装を比べて惨めに感じていた理由の一つに、自分の服装に違和感を感じていて自信が持てなかったからです。
オシャレの目的以前にオシャレのスキルがあまりにも低く、あか抜けなくて野暮ったい印象をしていました。
のちにイメージコンサルで骨格診断、顔タイプ診断、パーソナルカラーを受けて分かったのですが
私がそれまで着ていた服は服のデザイン的にも、色(配色)も、骨格的にも似合っていないものだったんです。
ミニ丈スカートで太ももパツンパツン、くすみカラーでお疲れ顔、顔の印象に対して服がキュートすぎて無理してる感。
それがアドバイス通りにしたら一気に洗練された雰囲気になったんですよね。
Iラインのスタイリングでスタイルいいと褒められ、似合う色で目力が増し、コントラストのある配色でセンスを褒められたり…といい事ずくめ。
自分が魅力的に見える方法が分かれば自分に自信が持てる事によって、結果比べる事も少なくなります。
自分の強みを知るにはイメコンを受ける事が手っ取り早いですが(デパートで安価に診断サービスをやっているところもあります)
イメコンサービスがあるデパートリンク↓
◇ファッションナビ プレミアム | 大丸松坂屋 (dmdepart.jp)
◇ISETAN STYLING Robe (イセタンスタイリングローブ) |骨格診断&パーソナルカラー診断 | レディース | 三越伊勢丹オンラインストア【公式】 (mistore.jp)
◇コーディネートステーション |西武池袋本店|西武・そごう (sogo-seibu.jp)
◇GUEST SOLUTIONS|サービスガイド |東急百貨店公式ホームページ (tokyu-dept.co.jp)
西武は会員限定でカラー診断+買い物同行のみ、東急は感染症の影響からサービスは休止しています(2022年11月現在)
予算的に厳しい場合はいろんな服屋でひたすら試着しまくることをお勧めしたいです。
時間はかかってしまいますが試着しまくることで目が肥えてきてどういう服が似合って、どういう服が似合わないのか分かってきます。
買わないのに店員さんに申し訳ないなあと思うかもしれませんが、「見に来ただけなんですが、試着してみてもいいですか」と言えばどの店員さんも快くOKしてくれます。
なおファストファッションは気軽に試着できるのでおススメです。
私も意識して試着しまくった事があったのですが、SサイズとMサイズを着比べた時の違いがまったく分からなかったレベルから
服を着た時に丈がもう少し短ければ完璧なのになあ…と感じられるようになってよく服をお直しするまでになりました。
巷では「モノトーンでまとめるといい」とか「アクセントカラーをいれるといい」などというファッションテクニックの情報がありふれていますが、
情報通りのコーデをして自信を持てるかと言ったらやっぱり違うんですよね。
いろんな服を着る経験が少ないと、やっぱりコーデに不安を感じてしまいやすいです。
なのでイメコンを受けたにせよいろんな服を着る経験は大切です。
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