こんにちは、サオリです
私は化粧下地は付けない派です。
これ、日本ではかなりマイノリティなんじゃないかと思います。
なぜならあらゆるメディアでは化粧下地をつける事を推奨しているからです。
しかし下地を付けないメリットを感じているため、もう5年くらいは使用していません。
下地を使わないきっかけになったロレアルの実験記事
化粧下地を付けなくなった理由はいろいろとあるのですが、一番影響を受けたのは昔読んだロレアルの実験についての記事です。
日本人のスキンケア手順の複雑さは世界的に見ても特殊です。
私たちの研究チームは、50人のフランス人女性に日本式のステップ数が多く重ね塗りをするスキンケアを1カ月間行ってもらい、
逆に、日本人女性50人には、ヨーロッパ式のクレンジングと保湿だけといった、シンプルなスキンケアを1カ月続けてもらいました。
その結果、1カ月後にはフランス人女性は敏感肌に、日本人女性の敏感肌は改善されるという結果になったのです」
(オリヴィエ・ド・ラシャリエールら、ロレアル リサーチ&イノベーションの研究チームによるデータ)。
これはスキンケアについて書かれていますが、この記事を読んだ時にメイクアップについても同じことが言えるのではないかと思いました。
スキンケアとベースメイクをシンプルにしたら敏感肌が改善した
そこで私はスキンケアとベースメイクをとにかくシンプルにしてみました。
スキンケアはクレンジング→皮膚科でもらった保湿乳液のみ
ベースメイクも下地なしでリキッドファンデーション→パウダーで終わり
そのころヘアメイクの専門学生でメイクの練習をしなければいけなかったのでメイクをしては落としての繰り返し。
常に肌全体が赤くなっていて何をつけてもヒリヒリしており、定期的に皮膚科に通わなければならない状態でした。
しかしスキンケアとベースメイクをシンプルにし、何種類も化粧品を塗りこまない、肌に触る回数を減らしたところ次第に赤みが治まっていきました。
それからはアメリカに留学したこともあり、化粧下地を付ける習慣はなくなりました。(アメリカでは一般的には塗らない)
今も敏感気味ではあるものの、ヒリヒリしたり、肌が赤くなることはないし、昔と比べ肌の状態が大幅に改善されています。
下地をやめるメリット。お金も時間も増える
化粧下地を使わないで感じた一番メリットは、ファンデーションが選びやすくなったこと。
化粧下地を塗っていた頃は化粧下地が崩れやすいのか、それともファンデーションが崩れやすいのか、
それぞれのアイテムがどれくらい効果を発揮しているのか分かりずらく、あーでもない、こうでもないと使いきれないほどのたくさんの化粧品を買って散財していました。
(下地とファンデの相性が悪くて消しゴムのカスみたいなものが出てきたときはもう最悪だった)
しかし下地を使わないとファンデーションの効果を実感しやすくなり、納得してファンデーションを選べるようになりました。
また化粧下地との相性を考える必要がなくなったため、コスメのレビューサイトを読む時間が減り、考え事が1つ減ったうえに、散財もなくなりました。
「化粧下地を使わないといけない」は先入観
下地をつけないとファンデが毛穴に溜まって肌によくないとか、肌荒れする、崩れやすくなるなどとメディアに書かれているのを読んだことがあるので、ファンデ直塗りはかなり怖かったのですが
恐れていた事は全く起きなかったんですよね。
メイクの時間は短くなったし、肌は軽いし、崩れやすさについても私には崩れにくいファンデとパウダーだけで十分だってことに気が付けました。
というか化粧品は重ねれば重ねるほど崩れるので、下地を使わないことによって逆に崩れにくさに貢献していると思います。(下地とファンデの種類にもよるが基本的には重ねるほど崩れやすい)
化粧下地を止めるまで下地は必ず使わないといけないと思っていましたが、あらゆる情報のせいで先入観を持っていただけでした。
私的には酷い敏感肌も改善されたし、お金も時間もできてメリットしか感じていません。
化粧下地が必要な人、必要ない人
化粧下地が必要ない人は、下地を先入観からとりあえずつけている人で特に効果を感じていない人。
また私のように敏感肌の人は重ねる化粧品の種類が少なくなることで私のように改善されるかもしれません。
逆に必要な人は顔に汗をかきやすく、ファンデやフェイスパウダーの機能だけじゃ足りない人。
前にプチプラのファンデを買ったときにあまりにも崩れやすく、そのファンデには下地が必要だなと思いました。(でもいろいろ重ねるのは嫌なのでそのファンデはメルカリに売った)
肌の状態は一人ひとり違うので先入観を持ってメイクするのではなく、実際に自分の肌で試してみる事が大切です。