こんにちは、サオリです
今日はメンタルが不安定な時の向き合い方についてお話します。
不安から気をそらしてもいいんだ!
私はうつ病のとき、特に25歳の時は毎日強い不安感に悩んでいたのですが、何とかしたくて自分が感じていることに対処しようと毎日頑張っていました。
しかし自分の心を見つめる、という事はとても大切ですが、私の場合あまりにも自分のメンタルについて考えすぎて結果、余計に不安感が強くなるという事を死ぬほど経験しました。
少しでも自分の心が揺らいだら「今心がぐらついたのはなぜ!?」「自分の過去に何か原因があるかもしれない!」「不安と向き合わなきゃ!」「何が何でも解決しなきゃ!」「きちんと向き合わないと解決しないんだ!」
という気持ちになってはメンタル系の本やカウンセラー、自己啓発している人のブログを一日中読み漁っていました。
でもカウンセリングで先生に「心が不安になったら気をそらすのよ」と何回も言われて、
わたしは「不安になっても無視していいんだ!」「自分の心ときちんと向き合おうとしなくていいんだ」と気が付くことが出来ました。
私は不安な心に真面目に向き合おうとして、自分の心を深堀するのが得意になりました。
でも向き合いすぎてメンタルが疲弊してしまっては、いくら向き合っても心が前向きになれません。
それに考えれば考えただけ報われて、うつ病が治っていくならよいですが、残念ながら私はそうではありませんでした。
考えれば考えただけ、暗くなってしまう事も。
私はこの気づきを得てから、「自分の心と向き合うのはカウンセリングの時と、ジャーナリングしているときだけ」と決めて、他の時間ではとにかく暗い気持ちから意識をそらす、という事を意識しました。
前の私みたく自分のメンタルをどうにかしたくて本やブログを読み漁ってる人は、それほど意識しようとしなくても自分の心と向き合う事ができるので、
むしろ不安から気をそらほうが大切だと思います。
わたしの不安定な心を救った言葉
誰かのブログに書いてあった事がとても印象的で、今も覚えている言葉があります。
■人生は一日一日の積み重ね。楽しい一日が多かったら楽しい人生になるし、不幸を感じている一日が多かったら不幸な人生になる。
■幸せは意識してなるもの
わたしはこの言葉にすごくハッとしたんですよね。
人生は一日一日の積み重ね
まず一つ目の言葉。
私は毎日毎日不安を感じたり、嫌な過去を思い出しては苦しんでいました。
不安定なメンタルの原因には体の機能の問題もありますが(腸内環境や副腎疲労など)、考え方の癖もあります。
でもこの言葉に出会って、「私はいまこの瞬間、自分自身で不幸な人生を作り上げているんだ」と思い、少しずつ意識して考え方の癖を変えていくことが出来ました。
嫌なことが起こっても、気持ちの切り替えが前よりはマシに。
昨日も今日も明日も、ずっと暗い事を考えていたら暗い人生になるんです。
嫌なことが起こってしまうのはしょうがない事です。誰にでも起こります。
でもそのことをずっと引きずってしまったら、暗い人生になってしまいます。
「いまこの感情をずっと感じ続けたら、どんな人生になる?」と考えると、視点が変わって嫌な出来事からも意識を逸らすことが出来ます。
考え方の癖ってとても大切で、脳は過去の嫌な記憶を思い出せばだすほど、そうする事が得意になっていくんだそうです。
私は過去の嫌な事のせいで、無意識に嫌なことを思い出してしまうと思っていたのですが、思考の癖でそうなっていたんです。
小さいころから長い間、過去の恥ずかしかった事とか、嫌なことを思い出しては「あああああああ!!!!!」と苦しんでいたのでうつ病が治った今でも未だに昔の事を思い出してしまうのですが、
「長い間そういう思考してたんだからしょうがないよね」と一旦気持ちを落ち着けて、そのあとサッと切り替える事ができるようになりました。
幸せは意識してなる
次に二つ目の言葉、「幸せは意識してなるもの」という言葉。
私は幸せな人は幸せなことが起こるから幸せなんだ、不幸なことが起こらないから幸せなんだと思っていました。
でも違います。
学生の頃に仲良くしていた友達が、いつも楽しそうに過ごしていました。
私はその友達に対して、「友達の人生には、まだ大変な事が起こっていないからあんなに楽しそうに過ごせているんだ」と思っていたんですよね。
でもこの考えは友達に対してとても失礼でした。
今思えば、友達はお母さんが病気になったり、失恋したり、大変な事が起こっていました。
それでも積極的に友達とラインや電話をしたり、人と会って外に出かけたりして、気持ちを前向きにする努力をしていました。
ちゃんと友達は幸せな人生をつくる努力をしていました。(無意識でやっていたのかもしれないけど)
私はこの頃もかなり精神的に悩んでいて、「なんで私の人生はうまくいかないんだろう」「なんでこんなにつまらないんだろう」と思って本やネットに救いを求めていました。
でも幸せになれるお手本がすぐそばにいるってことに気が付くことができませんでした。
人はそもそも安全に生きれるように本能で不安を感じるようにできているので、不安を感じてしまうのはしょうがない事なんです。
それに不安などのネガティブな感情はポジティブな感情より引力が強く、意識しないとすぐネガティブな感情に飲み込まれてしまうものです。
幸せは意識してなるものです。
起こった出来事に対して受け身のままでいては、いつまでも幸せになることはできません。
うつ病の時不安から気をそらした方法
最後に私がうつ病の時に不安を感じないようにやって良かった事を紹介します。
どれも即効性があったのでぜひ試してみてください。
漫画
漫画は自分で読んでいかないといけないため、読んでいる間は不安を忘れる事ができました。
逆にアニメやドラマはぼーっとしていても話が分かるため、すぐに他の事を考えてしまい、不安感に効果はありませんでした。(でも集中して観れるならOK!)
笑えたり、泣けたりする漫画を読めば心もほぐれるのでおすすめ。
17歳の時にワンピースを最初から読み返したのですが、メリー号とお別れするシーンはすごく泣いてそのあとすっきりしたのを覚ええています。
もちろん読書もおススメ。
筋トレ
筋トレはやるとすぐに疲れるため、体の疲れに意識がいって不安感も軽減しました。
また筋トレをすると分泌されるホルモンの関係で心も落ち着いていきますよ。
私は筋トレが合っていましたが、ランニングの方が好きという人もいると思うので自分の好きなものをやるのが一番です。
運動については何回か記事にかいているため、そちらもぜひご覧ください。
【元うつ病】運動はうつ病に効果あり!運動のススメ
私がうつ病再発防止のためにしている事
ジム歴3年になったので継続のコツや体,メンタルの変化を紹介します
とにかく体を動かすのは大切です。
前に「スマホ脳(新潮新書)」という本を読んだのですが、運動の習慣がある人はストレスに強いと書いてありました。
本によると、ストレスとは猛獣から走って逃げること、というサバンナ時代から人のストレスシステムは変化していないんだそう。
結果的に、体のコンディションが良ければライオンから逃げるのが得意なだけではなくて、現代社会のストレスにも強くなるらしいのです。
運動が嫌いな人が必ず一定数いるのは分かっていますが、運動は健康なメンタルに必要不可欠だと私は思っています。
音読、または暗示
本に書いてあることを声に出して読んだり、「私は大丈夫、大丈夫」とブツブツ言っていました。
音読は文を読みながら考え事をするというのは出来ないので、すぐに不安から意識を逸らすことが出来ます。
音読にはセロトニン(別名幸せホルモン)を分泌させる効果があるので強い不安感を感じていても少しはマシに。
暗示は自分の思考回路を変える効果があります。
変えるには時間がかかりますが、毎日の積み重ねで必ず変わっていきます。
私は現在不安になることがあっても暗示をよ言っていたせいか、「大丈夫」という言葉が頭にぽんと浮かんでくるようになりました。
声に出すことがとても大切です。
部屋の掃除、片付け
部屋は自分の心の状態を表していると言われています。
という事は部屋をきれいにすることで心を整える事ができるという事です。
私は掃除の効果をそれほど期待していなかったのですが、社会的に成功している人の多くが掃除の大切さについてブログや本で書いてあって、一度徹底的に掃除をしてみたことがあります。
ゴム手袋をして雑巾で、汗だくになってひたすら掃除。
今まで気にしていなかったちょっとしたほこりなども取り除いていったら、部屋がすごくピカピカになってすごく開放的な気持ちになったんです。
それ以来、メンタルやばいな…と思ったら夜中にせっせと掃除していました。
掃除はきちんとしようとすると想像以上に疲れるので、わざわざ運動しようとしなくてもいい運動になります。
それに掃除は自分を大切にすることにもつながるので自己肯定感もあがりますよ。
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