こんにちは、サオリです
服はたくさんあるのに着る服がない…こんなことを思ったことがある人はきっと少なくないはずです。
私も過去にこれに悩まされていて、着ない服をたくさん買っては膨大な量を無駄にしてきました。
しかし今は着ない服は圧倒的に少なく、結構買い物上手になったと思っています。
今日はなんで過去に「服はたくさんあるのに着る服がない」という事が起こっていたのか、振り返ってみたいと思います。
生活スタイルに合っていない服ばかり持っていたから
田畑の多い田舎に住んでいたのにもかかわらず、手持ちの服のほとんどがシフォンのミニワンピースなどの都会で着るような「お出かけ着!!!」という服ばかりだったので地元では着る事が出来ませんでした。
なので服を買いに都会(と言っても地方都市)に行くときにしか着れなくて「服を買いに行くための服」化してました。
しかも寒い地域に住んでいたので中に重ね着できないシフォンワンピを着られる季節は少しだけ。
この時は手持ちの服のほとんどが一人ファッションショー用の衣装になっておりました…。
都会に住んでいたらたくさん着たのかというとそうでもなく、実際東京で一人暮らししていると家事全般をこなさないといけなくなったため、動きにくいスカートとかワンピースなんて着ていられなくなりました。
実家にいるときの方が家事は母任せだったので優雅な生活してたなと思います。スーパーの袋なんて持つことなかったし。
自分はパンツ派と自覚するようになってからはパンツに合う服を買うようになったため、どんどん着れる服が増えていきました。
スカートとかいいなーと思うんですけど、やっぱり普段は履かないので買うときはお出かけ用(見た目重視したいとき)と割り切って買っています。
自分の好みをガン無視して流行ばかり追いかけていたから
今までの記事にも書いているのですが、完全に雑誌の奴隷になっていて雑誌で推していた服ばかりを買っていました。
デザインが特徴的なものが多く、その雑誌を読んでいる人なら「○○の服だ!」と分かるような服だったため、
シーズンが過ぎると着るのが恥ずかしくなってしまい、ワンシーズンでお蔵入りになっていました。
しかもポリエステルの服とか下着が見えそうなミニワンピースなんて正直着心地が好きじゃないのに「雑誌に載っていてかわいかったから」という理由だけで買っていました。
その服を持っていてテンションは上がっていたのですが、でも実際着るとなると着心地が悪いから選択肢からはずれ、
着れる服が惰性で買った綿のカーディガンしかない、なんてことになってました。
いくらデザインが良くても着心地が悪いと着なくなりますね。
しかも頭のてっぺんからつま先までトレンドで固めていたため、トレンドが過ぎると一瞬で手持ち服のすべてがダサく感じ「着る服がない」なんてことになっていました。
これはいろんな服をたくさん試着し、トップスはシンプルな方がすき、パンツはスラックスがすきなどと自分の好みが分かってきてベーシックアイテムが固定化されてから安易に流行に流されなくなりました。
永遠に訪れない理想のシチュエーション用に服を買っていたから
雑誌でモデルが都会の街中でデートしているシチュエーションやオシャレなレストランで食事しているシチュエーションなどよく見かけますが
私は「そんなシチュエーションが私にも訪れるかもしれない、そんな時用のために」と服を買っていました。
可愛いけど絶対着ないだろって服も「○○の時に着たら素敵かも!」と妄想を繰り広げ、永遠に訪れないシチュエーションのために散財していました。
妄想と言えば、その時は観劇が趣味だったのでそのシチュエーションを妄想しワンピースを買っていたのですが
今は行かなくなってしまったし、趣味で行っていた頃も数か月に一回とかだったので、もし観劇の趣味が復活したとしたら何回も着たいと思えるワンピースを買いたいです。
今はこの服を買ったら明日から着るかどうかで判断するようにしています。
でもアウターとかはシーズン前に買わないと売り切れてしまう可能性もあるため、その時は返品可能な通販サイトで一度購入し、手持ちの服とコーデしやすいか家でじっくり吟味してから決めます。
いらない服を手放すときに一番つらかったのはこのシチュエーションを妄想して買った服たち。
「今の自分のライフスタイルではこんなシチュエーションは起こりえないんだ」と現実と向き合うのが辛かったです。
でも妄想で買った服って目にするたびに着ていない罪悪感を感じるし、自分のライフスタイルに合う服をちょっとランクアップしてガンガン着る方が満足度が高いです。
今年の春イエナで上質なアウター買ったら素敵すぎて毎日着るたび幸せすぎたので間違いないです。
合言葉はこれ→現実を幸せに生きよう。
人にどう思われるか、他人軸で服を買っていたから
流行の服を着ていないと、服のバリエーションがないと人からダサく思われてしまうという考えがあって、そう思われないためにもポンポンと服を買っていました。
この頃は似合っていなくても流行の服を着ていたら正解だと本気で思っていました。
でもヘアメイクの世界にいた時、洗練されている人はだいたい同じ服でキャラクターが固定化されている事に気が付いてからはそんな考え方はなくなりました。
オシャレを考える職業の人が同じような服を着ているってかなり衝撃的だったし、説得力あるなーと思いました。
そういう方たちを見て逆にブレまくっている自分が恥ずかしくなりました。
まあそこからは自分のスタイルを確立するためにまた服をたくさん買い散財してしまったのですが、今は服のパターン化に成功しています。
それと数年前に体を壊してしまい、少しでもストレスの感じる服は一切着れなくなった時にいくら流行っていてもそれが着れる人と着れない人がいるという事を実感して人の目も気にならなくなりました。
肌が弱くて天然素材じゃないと着れない人、小さい子供がいてスニーカーしか履けない人。
ひとはいろいろ。
必要な服は一人ひとり違います。