パリジェンヌファッション独特のこなれ感は“古さ”にあり。日本人のパリジェンヌ風が素敵に感じない理由。

 

服だけ見ればダサい事もあるのに素敵に見える謎



こんにちは、サオリです

パリジェンヌのファッションについて。


パリジェンヌのスナップ写真のファッションって独特のこなれ感がある。

この独特のこなれ感ってなんだろうなあと思ってた。

(ちなみに日本のファッション誌に掲載されているスナップ写真のファッションの事であって実際のパリジェンヌのファッションの事ではない。)


日本のファッション誌って、定期的にパリジェンヌ風のスタイリングが紹介されていたりするけどなんか違う。

SNSでもパリジェンヌ風のスタイリングをしている人をよく見かけるけど、パリジェンヌスナップ写真でよく見かけるトレンチコート、ジーンズ、バレエシューズを着てるにも関わらずなんか違う。

胴長短足の日本人なんだから違って当然だろって思うかもしれないけど、そうじゃない。


どこかにヒントはないものかと思って本を買ってみたらすぐにピンときた。

 

“古さ”がパリジェンヌのファッションを構築している


「大人のパリ イネスのおしゃれガイド」という本にはパリジェンヌのファッションについて解説されているんだけど

「古い」「アンティーク」「ヴィンテージ」「着古した」「昔から」というワードにパリジェンヌのこなれ感の秘訣を感じた。


・トレンチコートの着こなしポイントは「ずっと昔から着ているような印象を与える事」

・革のジャケットは古ければ古いほど美しいもの。ヴィンテージのものを買いましょう。

着古したデニムジャケットにシルクブラウスを合わせてみましょう。

・男物のヴィンテージスカーフを発掘していろんなものに合わせてみましょう。

・失敗しらずのアクセサリーはアンティーのイヤリング。



パリジェンヌのファッションと日本人のパリジェンヌ風のファッションの決定的な違いはスタイリングの中に“古さ”があるかどうかなんじゃないかと思った。

まあパリジェンヌと言っても一人ひとり考え方は違うからみんながみんな古着を着ているわけではないと思う。

でもフランスで人気らしいRoujeやSEZANEの服でさえ、どれも古着屋さんに売ってそうな感じのデザインばかり。花柄のニットなんて特にそう!

 


ヴィンテージって超有名ブランドでないかぎり同じモデルで同じ状態のものって手に入りにくい。

アンティークなんて1点もの。

だからみんなジーンズやトレンチコートなどの同じアイテムを着ていても独自性を感時るんじゃないかと思った。


すべてが新しいと独特のこなれ感は出せない


改めてパリジェンヌのスナップ写真のファッションと日本人のパリジェンヌ風を比べてみると、日本人の場合、頭のてっぺんから足の先まですべてのアイテムが買いたてみたいにきれいすぎる事が多い。

おそらくどのアイテムもそれほど長く着ていないんじゃないだろうか。

だから真似しようと思えば同じような服がたくさん売っているからそのままそっくり真似できる。

それが“パリジェンヌ風量産型”に感じて素敵に感じなかったのかななんて思った。

 

いくらアイテムの組み合わせでこなれ感を出そうとしても、すべてが新しいと“あの”こなれ感は出せないんだと思う。



パリで素敵に見える服装と日本(東京)で素敵に見える服装はちがうから、どちらが良くて悪いかそこに優劣はないけれど、私は“古さ”を上手に取り入れている方がスタイリングに奥行を感じて素敵に思う。

着古した服や使い込まれたバッグにはストーリーを感じるから。

とはいえ古さを取り入れるのはなかなか難しい。

日本は新しい建物ばかりだからあまりにも古い物が多いと街並みに対して古さのコントラストが強くなってしまい、ただの古い人になってしまう。とくに大人は。

パリジェンヌの素敵さはあの街並みあってこそ。



そこで目指したいのは映画「マイ・インターン」のロバート・デ・ニーロ演じるベン。


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スーツはモダンだけどカバンはヴィンテージというスタイル。

これを置き換えると、服は日本の街並みに合わせてモダンに、でもバッグやアクセサリーなどの小物はヴィンテージで。


特に高級ブランドバッグに関しては中古品やヴィンテージ物の方がモダンな服に対して嫌味なく馴染んでくれる。

ブランドバッグってのは高価であるがゆえに存在感が強く、嫉妬の対象になりやすかったり、成金とか見栄とかネガティブなイメージと結びつきやすい。

しかし中古品やヴィンテージ物はそのバッグが歩んできたストーリーがネガティブなイメージを和らげてくれる。


小物で取り入れるくらいが大人の日本人女性にはちょうどいいと思うし、古着に抵抗感を感じる人でも取り入れやすいんじゃないかと思う。