こんにちは、サオリです
ふとSNSやめて数年経つなーと思ったのでそのメンタルや生活の変化など書いていこうと思います。
毎日インスタ、ツイッターを利用している人たちからすれば信じられない生活をしているかもしれません…
現在、フェイスブックはこれでしか連絡の取れない友達がいるので登録したままにしていますが、アプリすらダウンロードしてないし(友達からの連絡がなければフェイスブックのページすら見ない)
インスタ、ツイッターは完全に登録しておりません。
(2021年:現在ブログ更新通知用にツイッター登録してます)
SNSをやめた理由
元々SNSはツイッターを18歳の頃に登録していましたが、面白さが分からずすぐにやめてしまいました。
しかし再びやり始めた理由はヘアメイクの専門学校時代に、作品を制作をするのにモデルを用意しなければいけなくて、
よくインスタから作品のイメージに合うモデルに使えそうな方を探してコンタクトしするのに、SNSは必要不可欠でした。
自分自身のインスタやフェイスブックに投稿がないとモデルとコンタクトをとっても不審がられるので、「自分はこういう人間ですよ」「こういう作品作ってますよ」の意味で利用していました。
それと周りの友達が使っていたからですね。
コミュニケーションのツールとして。
でも止めてしまったのは専門学校を卒業して、うつ病悪化後、ヘアメイク業界から離れたのをきっかけに、すべてリセットしたいなという思いがあったのと、
自分がいっぱいいっぱいのときに友達のたのしそうな投稿を見るのが辛く、やめてしまいました。
専門学校に在籍していたときも、自分の作品作りが上手くいかないときに友達がいい作品の写真を投稿していると、はらわた煮えくりかえっていましたね…
SNSはわたしには精神的にあまりよくない作用をしていました。
SNSをやめてよかったこと
他人と比べなくなった
わたしはとにかく昔から他人とくらべて落ち込むくせがありました。
とくにインスタで他人の素敵な作品と比べてはいつも落ち込んでいたり、逆に「この人は大したことないなー」と思ったり。
こんな性格の悪い事を思っていたので、自分の作品を投稿するときは人にどう思われているのか、とても怖かったです。
また、美人な人の写真を見ると、自分がすごく不細工に感じて、鏡をのぞいては自分のこの髪型がいけないんじゃないか、この目の形がダメなんじゃないか、汚点探しをしてました。
楽しくインスタを使えればいいのですが、このときのわたしは完全に人と比べて優越感を感じたり、劣等感を感じるためだけにあるツールとなっていました。
うつ病でカウンセリングに通い始めたのをきっかけに、比べ癖が治っていったのですが、この時にSNSをやってたら、この比べ癖が治すのは難しかったと思います。
比べ癖が治った今も、落ち込んだ時とかに見たらきっと比べてしまうので、他人と比べてしまうきっかけは作らないようにしています。
自分の人生に集中できるようになった
ときどきフェイスブックで昔の友達のページを覗くことがありました。しかも退屈でモヤモヤしているときに限って。
友達がどんな人生を歩んでいるのか、気になったんです。
そして友達が平凡な人生を送っていてホッとしたり、元カレが結婚したことを知ってムカついたりしてましたね…
友達がどんな人生を歩もうが私には関係のないことなのに。
他人の人生が気になっていたのは自分の人生がまったくうまくいってなかったからです。
上手くいってなかったから、自分より下だと思える人を探してホッとしたかったんだと思います。
そして、自分のうまくいっていない現状から目を逸らしたかったんです。
でもこんなことをしても自分の性格の悪さに罪悪感を覚えるだけだったし、人生がうまくいくわけでもありませんでした。
フェイスブックのアプリを消して、もうフェイスブックを見ないように決めてからは、自分のうまくいっていない人生を直視しなければいけなくなりました。
それまでも私は自分の人生についてきちんと考えていると思っていましたが、やめてから、自分の人生から逃げていたことに気が付きました。
これはこれで苦しかったですが、自分はどんな人生を歩んでいきたいのか、きちんと考えられるようになりました。
目の前のことを楽しめるようになった
インスタをしていた頃は、友達とご飯を食べに行くと決まって食べる前に料理の写真を撮っていました。
撮った後、ご飯を食べながら写真を加工してインスタに投稿するという作業をしていたのですが、
せっかく友達とご飯を食べに来ているのに、一人でご飯を食べているのと変わらないなと思ったし、
インスタの投稿では「友達とご飯を楽しんでる」という投稿をしているのに、実際は「インスタの投稿をするためにご飯を食べに来た」という感じでした。
このことに気が付いてからは、日々の記録用に写真をさっと撮ってさっとご飯を食べるようになりました。
わたしが早くご飯を食べ始めるので、友達も写真の加工や投稿は後でやるようになって純粋に友達との食事を楽しめるようになりました。
食事以外にも、何か新しく買ったらインスタ用に写真を撮っていたのですが、インスタをやめてからはそんなこともしなくなったので、写真にとらわれることなく、目の前の事に楽しめるようになりました。
インスタをやっているときも目の前の事を楽しんでいるつもりでしたが、目の前で起きていることを写真に収めてその写真、または写真を撮るという行為を楽しんでいるだけで、目の前の事を楽しんでいるとは言えませんでした。
ネガティブな投稿に影響されなくなった
学生の頃、別のクラスに何かとSNSでネガティブな投稿をする子がいました。
わたしはその投稿を見るたびにフォローやめたいなーと思っていたのですが、フォローをやめたら人間関係にひびが入りそうなのでやめる事ができませんでした。
その子だけでなく、学内コンペで審査結果が発表されると、通過できなかった子たちが数人、SNSでネガティブ投稿をするのでその投稿をみるのが本当に嫌でした。(だれか私をなぐさめてオーラを感じた…)
自分がいい気分のときにそのような投稿を見るのはあまりいい気分にはなれません。
私はHSP気質なので、そのような投稿にすごく影響されやすいです。
SNSをやめてからはそのようなネガティブ投稿を見る事はなくなったので、自分が良い気分の時、人のネガティブな感情で邪魔されることがなくなりました。
ちなみにラインのタイムラインもすべて非表示にしています。
無駄遣いしなくなった
買おうか検討しているものをよくインスタで検索してたのですが、いろんな人が持っているのを見て、買おうと決めたものはたくさんあります。(特に化粧品)
きっとインスタをやっていなかったら買わなかっただろうというものはたくさんあります。
なかには別に欲しいと思っていなかったものをインスタで何回も見るうちに、そのアイテムが頭から離れなくなり、欲しくなって買ったりしたこともありました。
今は昔ほど化粧品に興味がないし、服もパターンが決まっているので無駄遣いは少なくなくなりました。
でもまたインスタをやったら欲しくなってしまうと思います。
それくらい、SNSの影響は大きいと思います。
のどかで平凡な一日を心の底から楽しめるようになった
なにも予定のない、一人でぼーっとしているときにSNSで楽しげなみんなの投稿を見ると、なんとなく、何もしていない自分生活がかすんで見えてしまうことがありました。
どこかに行かないと楽しくない、なにかおいしいものを食べないと幸せじゃない、何か買わないと、旅行しないと etc...
といつの間にか生活の楽しみ方や幸せのあり方が刷り込まれていたように思います。
そのような写真を投稿するといいねがたくさんつくので。
でもSNSをやらなくなったことで、そもそも今友達が何をやっているのか知ることができなくなったので、自分の一日と友達の一日を比べる事はなくなりました。
それによって平凡で幸せな自分の一日を楽しめるようになりました。
インスタ映えするレジャーに出かけた一日と、インスタ映えしないずっと漫画を読んで過ごした一日の幸せ度合は同じでありたいです。
おわりに
SNSをやめて起こったメンタルや生活の変化について書かせていただきました。
どの変化も誰にでも想像つくことだと思いますが、やめてから自分は思った以上にSNSに振り回されていたことに気が付きました。
たとえば、「ネガティブな投稿に影響されなくなった」の部分は、SNSをやっているときは自分がその投稿に影響されているなんて自覚なかったんですよ。
やめてから、「そういえばストレスなくなったな。ネガティブ投稿を見なくなったからだ!」と気づきました。
無駄づかいだって、その時は「SNSに影響なんかされていないし、きちんと自分の意思で買おうかどうか決めている」と思っていたわけです。
SNSにもメリットはたくさんあり、否定するつもりはないですが、SNSに毎日どっぷり浸かっている人は一度お休みしてみるのもよいかと思います。
あなたによい作用をするかもしれません。