こんにちは、サオリです
ずっと前に柴犬界の大スター、らんまるくんの絵を描いてみたくなったんです。
どうせなら上手に描きたい!と思ってユーチューブで「絵の上達方法」を検索してみたんですよ。
そしたらそこで出会った絵師さんの言っていたことが「これはファッションにも通ずるものがあるな」と思ったので
今日はこのことをシェアしたいと思います。
オシャレのヒントは、他ジャンルに潜んでいた!
で、その絵師さんが何を言ってたこと。
「絵の上達で1番大事なのは観察力です」
ほーん。
と思いながら聞いていたんだけれど、具体的な説明を聞いてハッとしたんですよ。
絵が下手な人って、観察せずに「だいたいこんな感じかな~」と記号的なイメージで絵を描いてしまうらしい。
例えばリンゴ。
「リンゴは丸くて、赤くて、茶色いヘタがついている」というイメージは誰でも持っていますよね。
でも、実際にリンゴをよーく観察してみると…
・形はまんまるじゃなくてちょっと歪んでる
・赤一色じゃなくて、ヘタ周りは少し黄色っぽい
・色ムラがあって、表面のツヤにも差がある
・ヘタはまっすぐ上に伸びてない、ちょっと曲がっている
つまり絵が上手い=思い込みにとらわれずに、実物をよく観察するのが上手い
ということ。
そして「絵って描くことに意識が向きがちだけど、本当に大事なのは観察力だよ」とまとめていました。
この話を聞いたとき、「これ、ファッションにも同じことがいえるな」って思いました。
ファッションも大事なのは「観察力」
オシャレになりたい!と思ったとき、
「どんな服を着ればいいか」「どのブランドの服を選べばいいか」に意識が向くけど
でも本当に大事なのは
・その服を着たときに自分がどんな雰囲気になるか
・今まで着ていた服と比べて、印象がどう変わったか
そういう変化を細かく観察する事なんです。
なりたいイメージがあったら、ただ服を買うんじゃなくて、
そのイメージを体現している人をよく観察すること。
私も昔は「イメージだけ」で服を選んでいた
思い返すと、昔の私は、ファッション雑誌のコーデを見ても、
・モデルさんがスキニーデニムを履いていれば、「なんか細いパンツ買えばいいんだな」とユニクロでとりあえず買ってみたり、
・淡い色の花柄ワンピを着ていれば、シルエットガン無視で「とりあえず淡くて花柄の服…」
と、ふわっとした雰囲気だけを頼りに服を選んでいました。
で、結果、「なんか違う…。やっぱり私はかわいい服似合わないんだ…」って落ち込んだり、拗らせたりしてました。
今思えば、これって、絵が下手な人が「なんとなくリンゴ」を描いてしまうのと同じですよね。
でもそんな私でも何気に観察力を鍛えるすごくいい事を自然とやっていました。
田舎育ちの「観察力」トレーニング
田舎に住んでいた10代の頃、母親に車を出してもらわないと服屋に行けなかったし、
服屋もユニクロ、しまむら、ハニーズ、ジャスコくらいしか選択肢がありませんでした。
それでいろんな服を試せない代わりに
・丸首Tシャツの首元を引っ張って「これがUネックだったらどう見えるか」想像したり
・Aラインのワンピースを後ろでつまんで「タイトシルエットならどうか」考えたり
鏡の前で想像&観察するクセがついたんですよ。
まあファッションは複雑なので野暮ったいコンプレックスが解消されるまでかなり時間はかかりましたが。
でもこの観察する癖のおかげで、のちにイメコンを受けた時に
「Aラインよりタイトな方が似合う理由」
「ウエストマークがもっさりする理由」が
謎解きの種明かしみたいにスルスル分かったのはすごく楽しかったです。
観察力をレベル上げするには
服屋に行っていろんなデザインの服を試着するのは楽しいですが、
かっこいいデザインの服とかわいい服を比べるだけだと、「観察力」は育ちにくかったりします。
観察力を育てるためには細かな違いが分かるようになること。
・手持ちの服とクリップで着丈を短くしてみたり
・後ろをつまんでタイトなシルエットにしてみたり
・スカートをウエストの位置から上にあげてみたり下に下げてみたり…
こうすると例えば「イマイチな服の原因は着丈が長すぎるからだ」と分かって、お直し屋さんに出したら一気にヘビロテ服になった
なんてことも起こります。
服屋で試着するにも同じ服のサイズ違いを着た時の印象の変化を観察した方が
観察力のレベルはぐんと上がります。
こういうことを繰り返していると似合わない服を着た時に「なぜ似合わないか」が瞬時に分かるようになるのでおススメです。
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