こんにちは、サオリです
パーソナルカラーは今やファッション、美容に興味がある人なら誰でも知っているのでは?というくらい認知されています。
パーソナルカラー診断を受けたことがある人も多いと思うのですが、結果を知ってがっかりする人は少なくないのではないのでしょうか。
私もそのパーソナルカラーの結果にがっかりした一人です。
パーソナルカラーがビビッドウィンターでがっかり!
約9年前くらいにウィンターと診断されて、やわらかく、女性らしさを感じるサマーかスプリングが理想だった私にとっては受け入れたくない現実でした。
野暮ったかった自分をどうにかしたくて一応活用したものの、ベーシックカラーしか着ていなかったので自分の着ている服に満足することはなく、いつもモヤモヤ。
ファッションがたのしい!と思う事はありませんでした。
そういった意味ではパーソナルカラーを本当に活用しているとは言えませんでした。
こんなにも自分のパーソナルカラーが嫌なら無視して好きな色着ればいいじゃん!と思うとのですが、
ビビッドウィンターの私にとってサマーのくすみカラーは途端に顔が疲れて見えるし
スプリングの色はなにか無理しているような感じをドレープを当てられたときに実感しているため、もう似合わない色を着る事ができませんでした。
パーソナルカラーで人生観が否定されたと感じた
なぜこんなにもパーソナルカラーの結果が受け入れられなかったのかというと、そのウィンターの色に自分の人生観が否定されているように感じたからです。
自分に似合うとされるビビッドなカラーを見た時、わたしはこんな色を着て社会生活が送れるわけがないと思いました。
ビビッドウィンターの色に感じたのは、子供っぽい、自己中、感情的、目立ちたがり屋、個性的。
私は周りに溶け込んで生きるのがよしと思っていたため、こんな強い色を着たら目立って叩かれてしまうと思ったし、
色のイメージと自分のキャラが一致しないのでこんな色を着ている自分がまったく想像できませんでした。
アナリストさんは日常に取り入れやすいコーデを提案してくれたのですが、「嫌だな」「こんなコーデ無理無理」という気持ちだったのを覚えています。
自分のパーソナルカラーが嫌いなのは自分の嫌な部分を感じているから
「嫌い」と思うのはその嫌いな要素が自分にもあって、それを許可できないからです。
私はまさにビビッドウィンターの色に感じていた要素(子供っぽい、自己中、感情的、目立ちたがり屋、個性的)を持っている人が嫌いだったのですが、
その要素は確実に自分にもあり、自己否定していた部分でした。
やっかいなのはその要素が自分にあると気づけないという事。
私は自分はとても理性的な人間だと思っていたのですが、うつ病になった時にカウンセリングで本当はとても感情的な人間だという事がわかりました。
ただ今まで感情的になるのはダメだと思う事があり抑圧していただけだったんです。
その証拠に、情熱的な赤が一番嫌いな色でした。
情熱的、感情的になるのはダメと思っているので、赤を受け入れたらダメな自分になってしまう…と潜在的に思っていたんです。
もしあなたが自分のパーソナルカラーが嫌い、と思っていたらその色から感じ取れる性格要素が自分の中にないか、そして抑圧していないか、考えてみてください。
パーソナルカラーの服を着だしたらコンプレックスがどうでも良くなった
私がパーソナルカラーの服(ベーシックカラー以外)を着だしたのはうつ病がひどいときで、ネイビーやグレーの服ばかりの男のような色合いのクローゼットにうんざりしたからです。
もうこんな暗い色の服着たくないと赤いニットを着だしました。
私はもともとはっきりとした物言いで、おまけにクールな顔立ちと低い声なので周りから怖く思われないように声色を変えたり、自分の意見を言う事を遠慮したりと
必要以上にそのことにエネルギーを使い、毎日対人関係に消耗していました。
でも真っ赤なニットを着てパーソナルカラーを受け入れたことによって、自分の抑圧していたところが解放され、自分は自分のままでいいと思えるようになりました。
周りからもなにかと褒められることが多くなり、今まで気にしていたことが実は魅力だったんだと自分の個性を肯定することが出来ています。
パーソナルカラーを受け入れるという事は自分軸で生きるという事
パーソナルカラー関連のコンテンツをのぞくと似合う色を知ることはエンターテイメント、娯楽のように感じている人が多いと感じます。
別にそれはそれでいいと思うし、パーソナルカラーの服を着なければいけないなんてルールーはない。結果を知ってそれを活用するかどうかは個人の自由です。
しかし私はパーソナルカラーを受け入れ、活用するという事は自分軸で生きていくという事につながっていくように感じます。
パーソナルカラーは、ベストカラーが変わってもシーズンは一生変わりません。
パーソナルカラーはその人が生まれ持った資質、才能なのです。
自分のパーソナルカラーを受け付けず、ただ好きな色を着るというのは自分の資質を考慮せず生きていくのと同じです。
そもそも「好き」はその裏にコンプレックスが隠れていたり、周りの影響などで簡単に変わってしまうものです。
「好き」は簡単にブレてしまいます。
しかし「似合う色」は一生変わらないので服からアプローチし、自分にはどんな魅力があるのか理解することが自分軸で生きていくためのヒントになると思うのです。
たかが服の事で…と思うかもしれませんが、これはパーソナルカラーの服を着た人にしか分からないと思います。
あなたがパーソナルカラー診断を受けたのは自分を変えたいからだったんじゃないかと思います。
だとしたら、食わず嫌いせずとりあえず着てみて欲しいな…と思います。