こんにちは、サオリです
この記事はオシャレに興味があってファッション雑誌、ファッション指南本、ネットでオシャレを研究しているにもかかわらず、
・いまいち垢ぬけない、しっくりこない
・おしゃれに自信が持てない
・いつまでも自分のおしゃれに満足できない
・なんかもうオシャレがわからない
という人に向けて「ファッション雑誌を読むのをやめたら今よりオシャレになって満足できるようになるかもよ?」ということを書きます。
ファッション雑誌を読まない方がオシャレになる理由
私は昔からファッション雑誌が好きで、多いときは4冊ぐらい買って読み込んでいたほど。
でもその時の私はオシャレであるところか垢ぬけず、オシャレまったく興味のない妹の方がなんとなくサマになっているという…。
なんでこんな現象が起こっているのか不思議でしょうがありませんでした。
今なら分かるのですが、それは服選びの基準が他人軸になっていたからです。
当時の私は雑誌のいう事を真似すればオシャレになれる、雑誌で推しているアイテムさえ着ればオシャレだと本気で思っていました。
当たり前ですが、雑誌で推しているアイテムがすべての人に似合うはずなんかないんですよね。
それに「かわいいモデルが雑誌で着てなければ絶対その服買わないだろ」って服をよく買っていました。
「私も同じのを着ればこのモデルさんみたいに素敵になれるかも」と思っていたんです。
(↑こういう人少なくないと思うんですよ。やっぱりかわいいモデルが着ているとその服も素敵に見えますよね。)
「似合う」はオシャレの基本なのにただ雑誌に載ってて可愛かったから、トレンドだから、○○ちゃんが着ていたからと他人軸で服を買ってきました。
妹や母に「その服変だって…」と何回か言われたことがあるのですが、ファッション雑誌を過信しすぎたあまり似合っているかどうかも判断が付かず
「妹や母が今のトレンドを分かっていないだけ」「雑誌に載ってた服だから絶対オシャレ!」とオシャレが分かってる気になってました。(今も分かっているのか知らんけど)
オシャレに興味のない妹が何となくサマになっていたのは、トレンドとか、雑誌に載っていたかとか、そんなことを考えずただ「似合っている服」を選べていたからです。
今ファッションに迷走している人はこの頃の私のように外の情報に流されすぎてはいないでしょうか。
雑誌を読むのをやめて私に起こった最初の変化
私は21歳くらいの時にイメコンに出会ってようやく似合うの重要性に気が付きました。
それからというものの「似合わせ」にハマりほとんど雑誌を読まなくなって起こったのは、服屋に行ってきちんと自分の目で判断するようになったということ。
それまでは田舎に住んでいたこともあり、服のほとんどは通販頼みだったのですが、上京してからは服屋に行っては試着して顔映りや体型の見え方など確かめるようになりました。
そうしていくうちに自分の感覚で服が選べるようになっていきました。
「センタープレスパンツが垢ぬけて見える」とか「トップスはシンプルなデザインのものが今のライフスタイルにしっくりくるなー」とか。
自分軸で選ぶようになってからだんだんおしゃれに自信が持てるようになってきました。
あとは似合うという事のほかに自分のライフスタイルも考慮して選べるようになりました。
それまではファッション雑誌に載っているものの中から好きなものを選んでいたのですが、純粋に自分が好きなものが分かるようになって今はビビッドな色のセーターが好きで着ています。
ファッション情報に流されず、ちゃんと自分で考えるようになってからはワードローブがどんどん整ってきてトレンドに振り回されなくなったし、服はあるのに着る服がない、という事がなくなりました。
他人の目が気にならなくなったそのワケは…
ファッション雑誌を読むのをやめて一番変わったと思う事は自分の服装に対して人の目が気にならなくなったことです。
ファッション雑誌を読んでいた頃は○○は古い、NGコーデなどという情報に触れているうちにトレンドの服を着こなすことがオシャレなんだと思っていました。
それに毎月読んでいると手持ちの服が古く感じたり新しい服を買わないと世の中から取り残されるような気がして、何か買わなければいけないような気持になっていたんです。
でも長い間ファッション雑誌を読まなくなって、次第に自分の個性を大切にしたファッションがオシャレ!という価値観に変わっていきました。
価値観が完全に変わるまでは自分の着ている服に自信を持つことが出来なくて、やっぱりある程度のトレンドは大切なんじゃ?と価値観が揺らいだのですが、
地曳いく子さんの「服を買うなら、捨てなさい」や山田耕史さんの「なぜオシャレはダサいのか?ブルータスを読んだら理由がわかりました。」というブログ記事に出会ったこと、
自分の個性を大切にしたファッションをしている素敵な人たちをたくさん出会ったことで「私は私が良いと思ったものを自由に着ていいんだ」と思い、やっと自分の軸でオシャレができるようになったし、他人の目があまり気にならなくなるようになりました。
自分軸で選べるようになった今の方がオシャレになったと思うし、雑誌を熱心に読んでいた頃よりオシャレが楽しくなりました。
☆関連記事☆
自分らしいファッションとは?私が“自分らしいファッション”ができるようになるまで
オシャレになるために必要な事
ここで注意なのが、ファッション雑誌を読むのをやめたらいきなりおしゃれになるのかというとそれは違います。
自分軸で服を選ぶ訓練をしなければいけません。
とにかくいろんな服を試着して服の経験値を上げていくことが大切です。
例えばピアノの練習方法をたくさん調べたところで実際にピアノを弾かなければ上達しませんよね。
それと同じで服もとにかくいろんな服を着て経験することで、目が肥えてきてサイズ感の違いや、どんな服が似合ってどれが似合わないのかだんだんわかってくるようになります。
特に「似合わないもの」を知っておくと服選びの失敗の確立が減ります。
例えば私の場合は、カジュアルアイテム、フレアスカート、マキシ丈スカート、ハイウエストパンツ、濁った色の服、ローゲージのセーター、同系色でまとめたコーデなどがあります。
学生時代サイズ感すらよくわからなったのですが、試着しまくった結果今は「このニットはMサイズよりXLの方が雰囲気良く見えるなあ」と違いが分かるようになって、
似合わないアイテムを把握して買わないことで、クローゼットの中から適当に選んでもそれなりにまとまるようになりました。
服は「着るもの」なので着てみる事でしか分からないことってたくさんあります。
とにかくいろんな服を着て自分を観察してみましょう。
(余談:地曳いく子さんの本に書いてあった、「オシャレな人とは自分に似合わない服を着ない人の事」という言葉が好きです。)
ファッション雑誌との付き合い方
これまでの項目でファッション雑誌を読まないメリットを上げてきましたがファッション雑誌がいけないのではなくて、情報に対して受け身で服を選んでいることが良くないんです。
ファッション雑誌に限らず、例えばネットにあふれかえっている「オシャレな人は○○をしている」「オシャレな人が持っているアイテム」なんて記事もそうです。
そのままそっくり真似しようとするのではなくて、自分に似合うアイテムや好みなどを把握したうえで着こなしを参考にするのがちょうどいいかと思います。
ファッション雑誌の良いところはトレンドが把握しやすく、トレンドのアイテムコーデの提案をしてくれるところです。
なのでトレンドアイテムがドツボだった場合なんかはコーデの役に立つんじゃないかなと思います。
でも昔の私みたく雑誌の情報に影響されまくってて自分のファッションに迷走しているなら一旦読むのをお休みしてみるのがいいかもしれません。