こんにちは、サオリです
たしか今から10年前くらいだと思うんだけど、テレビのワイドショーで「新型うつ」について取り上げられていました。
新型うつって言うのは、職場ではうつっぽいのに休日は遊べる元気があるってやつ。
そのときのテレビのコメンテーターやネットとかでは結構否定的な意見が多く「都合がいい」というコメントが目立ってたように思います。
そのことを目にしてかなり罪悪感を感じてました。
だって私がそうだったから。
平日は学校に行かない。
でも土日は母に誘われたらモールに行ってましたし。
ちなみに学校に行けなくなった理由はストレス過多である朝ベッドから起き上がろうとしても体が鉛のように重く、動けなくなったからです。
意味不明なハブりに授業崩壊、部活でまとめ役のプレッシャー、バイト先でいじめ、不眠症で睡眠時間3~5時間とか、そんな生活してました。
若かったからか、動けなくなっても数か月もすると普通に散歩できるようになったのですが、学校には行きませんでした。
嫌いな食べ物に拒絶してしまう感じ。
うっ…ってなる。
学校となると心が拒絶してしまう。
この時の価値観ほんとおかしかったと思う。
だってうつ病のひとはうつ病らしくしてろってことでしょ?
家にずっと引きこもってろってこと?
ずっと暗い顔してろってこと?
そんなのおかしい。
実は一度だけ学校にいけなくなって数か月後の冬、彼氏に会ってデートしたことがあるんです。
そのとき言われました。
「なんで学校に来ないのにデートには来れるの?」(ちなみにその後ふられた)
音楽教室の先生にも「学校には行かないのにレッスンにくるのはどうかと思うんだけど」って言われた。(ちなみにその後通えなくなった)
私も「本当はこんなことだめだよな」って思ってた。
でもさ、これこそがうつ病を長引かせた原因だと思う。
ずっと潜在的に自分の事責めてたもの。
高校中退した自分は楽しんじゃいけない。
喜んじゃいけない。
たくさん努力して苦労しないといけない。
中退した自分はたくさんの人に責められる存在だ。
こう思ってきてどうなったと思う?
何をしても面白くないし、楽しくない。
心機一転22歳で専門学校に行ったら最終的にパワハラに合ったし、留学先でパニック障害になった。
潜在意識って不思議だよねえ。
学校に行けなくなっても、会社に行けなくなっても、どんな社会的立場になろうと人生を楽しむ権利は誰にでもある。