こんにちは、サオリです
前の記事で4毒を取りまくってボロボロの20代を過ごした…と書いたのですが、かといってなんであんなに4毒食べちゃったんだろうと後悔はしてないんです。
正直こうなる運命だったなって思います。
私小さいころからお菓子に執着してて、ごはんも家のご飯よりコンビニの弁当の方が好きだったんです。
それは大人になってからもしばらく続いたのですが、お菓子やコンビニ弁当を食べまくってた時、それらが依存性が高いと言ってもやっぱり次第に飽きてくるし、
時々手作りの豚汁とか食べたくなるんですよ。
そのとき「なんで本当に食べたいものを食べないんだろう」
「なんで大して食べたくないものを食べてるんだろう」って思って、昔心を深堀してみたら気が付いたことがあったのでシェアしたいと思います。
執着の理由はまず母親がお菓子に厳しく、その反動でお菓子への執着が強くなってしまった事。
人って禁止されると食べたくなりますからね。
- 友達には用意されたおやつはあるのにわたしの家だけない
- そもそもお腹がすくのに食べれるものがお菓子しかない環境だった
- 祖父母の衛生観念が低く、安心して食べられるのは加工食品だけだった
- お菓子を食べる事は理解のない母への復讐だった
友達には用意されたおやつはあるのにわたしの家だけない
クラスの子と下校するときに聞かれるんです。
「今日のおやつなに?」って。
私は今日ケーキがあるの!!
私はポテトチップス!!
と友達は答えてるのに私には用意されたおやつがない。
なんでわたしだけないんだろう。
とそれがものすごくコンプレックスでいつも嘘ついて「私も今日はケーキだよ!」と言ってました。
母に「○○ちゃんの今日のおやつはケーキだったんだって。私も食べたい」というと
「よそはよそ、うちはうち」とだけ言われ、消化不良な回答だけ言われ、どんどんお菓子への執着が高まるばかりでした。
そもそもお腹がすくのに食べれるものがお菓子しかない環境だった
それに小さい頃って学校で走り回って遊ぶので家に帰るときはおなかペコペコなんですよ。
母は「お菓子食べるならおにぎりとかお芋食べるとかにして!!」って言ってたんですけどそういう割には用意してくれないの。
(ちなみに共働き家庭で学校から帰っても母はいない)
学校から帰ってもそういう母が食べて欲しいものはなくて、甘いものが大好きなばーちゃんがため込んであるチョコレートやアイスはある。
↑もうこれお菓子食べるしかないでしょ。
たまに小魚&ナッツの小さいパックに入ったお菓子を用意してくれるものがあったんだけどそれじゃ小学生のお腹は満たされるわけない。
何回か妹と「そういう割には用意してくれないじゃん!」と抗議したことはあるのですが、
「ばーちゃんがいつもご飯炊いたままにしてるから自分でおにぎり作ったらいいでしょ!?」と言われました。
すぐチョコレートが食べれる環境なのにわざわざおにぎり作って食べる小学1年生いないだろ…。
祖父母の衛生観念が低く、安心して食べられるのは加工食品だけだった
お菓子だけじゃなく、普段の食事もコンビニ弁当や冷凍食品の方が好きでした。
味が濃いから満足感があるってのもあるけど、1番の理由は祖父母の衛生観念が低くて2人が作った料理を安心して食べる事が出来なかったんです。
両親は共働きでいつも帰るのが遅かったため、晩ご飯の用意はばーちゃん、ときどきじーちゃん。
生ものも消費期限が過ぎていてもしっかり火を通せば大丈夫という考えで、いつも母が2人がいないときによく「汚い」「いつ食中毒になるかわからない」と聞かされていたことと、(かといって代わりになにか用意してくれるわけではない)
古いキッチンで汚らしかったというのもあって安心して食べられなかったんです。
小さい頃は言語化できず「なんで食べないんだ」「もっと食べなさい」と毎回言われるので10歳くらいの時にとうとう祖父母と一緒に食べるのが嫌になってしまい
みんながご飯を食べ終わった後に1人でご飯をたべるようになったんですよね…
このことから加工食品=安心、食卓で出される食事(手造り料理)=苦痛のイメージになってしまいました。
お菓子を食べる事は理解のない母への復讐だった
お菓子の話に戻り、甘いものをためこんでるばーちゃんからもお菓子を食べると怒られるため、ばーちゃんのお菓子を食べるときはばれないように、こっそり盗む。
正直お菓子を食べるときは罪悪感を感じながら食べてました。
もちろん、母にも食べたことがバレないようにお菓子の包み紙を捨てるときはゴミ箱の奥の方に押し込んで捨てる。
でも母もずっとお菓子を禁止しているわけではなくて、機嫌のいいときや私が「お菓子お菓子」とうるさくてめんどくさいときは買ってくれたのですが
明日またお菓子を買ってくれるか分からないからそれがまたお菓子への執着を生むという。
私のお菓子の執着って大人になってからも続くんですけど、これって母への復讐なんですよ。
美味しいお菓子を心から楽しく味わいたかったのにお菓子=罪悪感の象徴にしてしまった母への復讐。
小学生の時、自分だけ用意されたお菓子がなくて疎外感を感じてしまった復讐。
コミュニケーションが雑すぎて行き場のないストレスをため込み、しんどかった復讐。
大人になってからは一時期は食べたくないのにお菓子がやめられなくて気持ち悪くなるまで食べてしまうこともありました。
このままじゃ病気になる、やめなきゃと思って罪悪感から1週間食事抜きなんて無茶なことして摂取障害を加速させたりなんてこともありました。
それはお菓子を食べるのをやめたら母に従う事になるからです。
こう、言語化するといつまでも母親に執着してばかばかしいと思うかもしれませんが、人って不思議なもので心の中を掘って掘って掘りまくると
痩せたいと思ってるのに高カロリーのものを食べてしまったり、
なぜかダメ男を選んでしまったりするのって意外と母への復讐だった…なんてことは少なくないらしいです。
カウンセラーの根本さんは“ラスボスおかん”なんて言ってますが、今までカウンセリングを受けた身からするとほんとそうなんだよ↓
“ラスボスおかん”との向き合い方、そして、その恩恵について~子どもの頃から続く百年戦争に終止符を打つ!~ | 心理カウンセラー根本裕幸
お菓子って依存性があるからそのせいで辞められない…という事ももちろんあるんだけど、こういうメンタル面からアプローチして心がスッとするケースもあります。
食事とメンタルについてはこちらの本も気づきのきっかけになったのでおススメです↓