こんにちは、サオリです
中高生の頃、死んだら無になると思ってました。
死んだら何もなくなる。
あの世なんてない。
どんなに努力してもいつかは“無”になる。
だから何しても無駄。
なのになんで大人はあれしろこれしろと言うんだ?
努力に意味を見出せない。
もうすべてが嫌だ。
何もやりたくない。
そして17歳のある朝突然体が動かなくなって“何もしたくない”という願いが皮肉にも叶いました。
でも実際のところうつだから何もしてないのに生きてるだけでしんどくて地獄みたいな日々を送ってました。
それからは「なんで人は生きるのか」「人生ってなんなのか」その答えが知りたくて自己啓発書やスピリチュアルの本を読み漁ったり、
ネットで答え探しをしてきました。
いろんな考えに触れて今自分がしっくりきている考え方は「人生は旅行」って考え方。
人生は滞在期間長すぎな旅行
旅行って何しても自由じゃないですか。
ハワイ旅行だったらビーチでずっとのんびりしていてもいいし、美味しいお店をめぐるグルメツアーをしたっていい。
アラモアナショッピングセンターで買い物だけしててもいい。
普通の旅行と違うのは、滞在時間がとても長く、人によっては100年以上あること。
あと、滞在費は現地調達しないといけないってこと。
だから働いたりしてお金を得ないといけないんだけど、でも旅行には変わりない。
それなのにいつの間にかこういう順番で観光するのが流行っていたり、
みんながダイヤモンドヘッドを早く登るゲームに夢中になっていたり、
ハワイの歴史や文化を隅々まで知ってる人が尊敬されるのを見て
本当は興味がないのに参加したり、意味わからん他の観光客に「こういう観光ツアーをしろ」と言われ、言う事聞かなくていいのに自ら苦しみに行ってるのが私でした。
それで疲れてしまってずっとホテルに引きこもってたり、ビーチでのんびりしてたんですけど、それがダメな気がしてずっと自分を責めてました。
みんなこういうアクティビティをしてるのに、なんで自分はそれを楽しめないんだろうって。
体験に優劣はない
人はただ旅行(この世と言う物質世界、そして人生)を楽しみたいだけなんです。
いろんな観光名所に行ったり、フラダンスを見たり、スキューバダイビングをしてみたり、いろんな体験をしてみたいだけ。
もちろん、アクティビティに参加せずビーチでぼーっとしてるのもいい。
それは物理的な体験だけじゃなく、感情も同じ。
いろんな体験を通していろんな感情を感じたいだけ。
トリッキーなのが、苦しみでさえも一種のアクティビティでエンタメなんですよ。
多分私はハワイ旅行に行く前にあの世のテレビでドラマチックな人生を送っている人をみて「私もこんな体験してみたいな」と思ったに違いありません。
前の項目で「意味わからん観光客のいう事を聞いて苦しんでいた」って書きましたが、実はそれすらもそういうエンタメだったんです。
ただ体験することが人生で、どんな旅行をしようがそこに優劣はない。
各々の旅行を楽しんでいるだけです。