こんにちは、サオリです
皆さんはHSS型HSPという言葉をご存じでしょうか。
簡単に言えば、繊細で傷つきやすいけど好奇心旺盛という特質を持った人の事です。
最近私はHSS型HSPの存在を知り、自分があまりにも特徴にあてはまっていると感じました。
HSS型HSPについて書かれている本も読み、読んでいくうちに私が過去に患ったうつ病とも関係があると感じたので、
気づいたきっかけやHSS型HSPについて紹介します。
HSS型HSPに気付いたきっかけ
HSPの特性に違和感を感じていた
私がうつ病だったとき、うつ病のことやメンタルについていろいろと調べていたこともあり、HSPの存在自体は知っていました。
しかしその時はHSPの特質には当てはまらないな、と感じていたのでスルーしていたんですよね。
●そもそもHSPとは、
(Highly sensitive person、ハイリー・センシィティブ・パーソン)の事で、
いわゆる「繊細さん」
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- ①物事に慎重で深く考える
- ②些細な刺激も情報としてとらえてしまう
- ③共感しやすい、人の気持ちがわかる
- ④5感が鋭い
【基本】HSPの特徴まとめ/DOESの4ポイントをわかりやすく解説 - ココヨワ (cocoyowa.com)
↑HSPについてはこちらの記事に詳しく書いてあります。
HSPは上記の4つの特徴にすべて当てはまる人の事を指します。
一つでも該当しなかったらHSPではありません。
(刺激の感じ方の強弱は人それぞれです)
私はすべて当てはまっていたのですが、調べていくうつにHSPの特徴の一つ、
「人混みが苦手」
というところに違和感を感じました。
もともとは流行りのお店が好きでよく行っていたので、自分は違うかもと思ったんですよね。
新宿のルミネに行くのがが好きだったし、ディズニーランドもへっちゃらでした。
それに学生時代いろいろと活動するのも好きだったので、人見知りで内向的な部分はあったものの、自分はHSPではないなと判断しました。
YouTubeがきっかけでHSS型HSPと発覚
そして最近、ユーチューブのおススメ動画として挙がっていたHSPについての動画を観たら、
自分がHSS型HSPの特徴にめちゃくちゃ当てはまっていると感じ、関心を持ち始めました。
そのきっかけとなった動画はこちら↓
【繊細さんの分類】HSPの4つの分類を実例を交えて解説
↑この動画で発信されている「しょくのこ」さんは自身がHSS型HSPで、主にHSS型HSPについての動画をアップしています。
しょくのこさんの言っている事にとても共感したのですが、それに加えてコメント欄のHSS型HSPの方が書かれている体験談にも共感しかなくて。
何本も立て続けに動画を観てしまいました。
HSS型HSPって?
HSS型HSPの事を説明すると、
●HSPの繊細で傷つきやすい特性と、
●HSS、(High Sensation Seeking、ハイ・センセーション・シンキング)刺激追及性の、
両方を持ち合わせているということです。
冒頭でも紹介しましたが、
繊細で傷つきやすいけど、好奇心旺盛という特質を持っています。
HSS型HSPさんは、いろんなことに敏感で、人一倍、いろんなことに気づきやすく疲れやすいのにいろんなことに興味があり、行動して後で心身ともに疲れてしまいます。
行動的なため、表面上、繊細さんに見られることはない“かくれ繊細”さんです。
HSS型HSPとHSPの違い
HSS型HSP(かくれ繊細さん)の本に”かくれ繊細さん”と”繊細さん”の2つに共通する特徴と、
繊細さんにだけある特徴が書いてあり、おもしろかったので一部ご紹介します。
HSS型HSPとは?好奇心旺盛なのに傷つきやすい。複雑な特性を持て余す才能豊かな人たち (hsphsslabo.com)
↑著者のホームページにはHSS型HSPの特徴がたくさん載っています。
↓こちらの記事にもHSS型HSPの特徴をまとめています。
HSS型HSPとHSPの共通する特徴(一部抜粋)
- いったん立ち止まって確認する
- 何度も考える
- 深くて複雑な内面世界を持っている
- 誰かと深くつながることで活力を得る
- 刺激を消化するために一人の時間が必要である
- 過剰な刺激から回復するまでに時間がかかる
- 優しくておだやか
- 共感力がある
- 創造的である
- 意義深い人生の探求をする
- 物事の理由、因果関係に関心をもつ
HSP、HSS型HSPのどちらも、回復するためには自分一人の時間が必要です。
HSS型HSPにだけある特徴(一部抜粋)
- 周囲の目を強く気にする(外見に気を使う人が多い)
- 話すスピードが速い
- 外からの情報を必要とする欲求度が高い
- 内向きの活動をしすぎると、抑うつ傾向になる
- 他人とコミュニケーションしたいと思う
- 飽きっぽいところがある
- 仕事以外のところ(人間関係など)に違和感を感じて仕事そのものに嫌気がさす
- SNSが苦手、ただし信頼できる人には躊躇なくシェアすることが出来る
HSS型HSPは、ある程度人とのコミュニケーションを必要とするのがHSPとの違いです。
HSS型HSPの私の特徴
前の項目では本に書かれていた特徴を紹介しましたが、特徴をより理解するために私が持っているHSS型HSPの特性(HSPも)によるエピソードを紹介します。
他の誰よりも用意がいい
とにかくあらゆる場面を想定して準備できる。
旅行の時の荷造りは旅行先を周到に調べて持っていくものを考えるので、無駄なものが一切ない。
(旅行一か月前くらいから、いかに無駄のない荷造りにするか考える)
ささいな事でも深く考える
前髪を伸ばそうかどうか考えていた頃、前髪を伸ばすことによって人に与える影響や、生活のしやすさ、メリット、デメリットについて四六時中ずっと考えていた。
ひとつの事を追求できない
とにかく色んなジャンルのものに興味があって、ひとつのジャンルに絞る事ができない。
ハマるときは熱狂的にハマるのに、ある程度満たされると飽きる。長くても3年しか続かない。(←本にHSS型HSPの仕事3年説が書いてあって笑った)
知的好奇心が強い
とにかく息を吸うように常に情報を入れている。些細な事でも直ぐにネットで調べる。
バライティー番組は好きではなく、NHKのドキュメンタリーの方が好き。
バライティー番組でもためになる番組なら好き。
全く知らない業界にいる人の話を聞くのがジャンル問わず面白い。
人と話すのは好きだけど、すごく疲れる
初対面の人と話すのはいろいろと聞きたいことが湧いてきて苦ではないけど、でも基本一人がいい。
他愛のない話をするのがあまり好きじゃない。ものすごく消耗してしまう。
仕事帰りの付き合いや、土日の付き合いが死ぬほど疲れる
人とコミュニケーションをとるのはまあまあ好きだけど学校や仕事だけでいい。
終業後や土日は一人の時間を死守したい。じゃないと死ぬ。
行動力があるけど自分のキャパを考えない
昔唐突に香港に行きたくなり、2週間後には飛行機に乗って1人で香港へ。
1部屋4人の相部屋で5日間過ごすことに。
他の人の荷物の整理する音など気になり、1日で精神的にキツくなり帰りたくなる。
常に人と一緒にいたい人の気がしれない
周りに常にだれかと一緒にいたい、一人でいるのが嫌と感じている人はいませんか。
私が学生時代に仲良くしていた友達は、しょっちゅう電話やラインをくれる、常にだれかとつながっていたい子でした。
最初は理解することが出来ませんでしたが、そういう人は人と会ってエネルギーチャージするタイプ。
その子は、私が頻繁に連絡するのは好きじゃないと察してくれ、お互いにバランスよく良い関係を築くことができました。
HSPはうつ病になりやすい?
わたしの考えですがHSS型HSPはうつ病になりやすいんじゃないかと思っています。
高校生の頃、平日は友達と楽しく過ごしていて一見根暗には見えない感じでしたが、ずっと友達といるのは苦痛で、家ではずっと部屋に引きこもっていました。
土日に家で一人の時間を持たないと、翌週は精神的に辛くて学校を休むことが多かったです。
学校では友達と楽しく過ごせるのに土日は遊びたくないと思っているなんて、本当は友達のことが好きじゃないんだ、と思っていました。
そんな自分の外と内のギャップがたまらなく嫌で自分が何なのか分かりませんでした。
そんなときHSS型HSPの事を知っていて、「HSS型HSPは、外に刺激を求めるのは好きだけど、一人でいる時間がたっぷり必要」ということが分かっていれば、
自分の外と内のギャップ も受け入れられて、楽に過ごせていたんじゃないかなあと思います。
17歳の頃にうつ病になり、体が動かなくなって学校に行けなくなったのは、自分の気質を理解せず無理をしていたからだと感じてます。(気質以外にも要因はあったけれども)
HSS型HSPの気質は生まれつきのものであって、その強さは大小あれど変えられるものではありません。
自分の気質を否定すればするほど、うつ病などの精神疾患になりやすいのは言うまでもないと思います。
おわりに
今回HSS型HSPの事を知って、昔悩んでいたことをいろいろと思い出しました。
それで「あれはHSS型HSPの特性によるものだったんだな」と今まで矛盾していた事が点と点でつながる瞬間を何回か体験しました。
HSP、いわゆる「繊細さん」自体、やっと認知され始められた新しいジャンルなので
私も「ここはどうなんだろう…」と疑問に思うことがたくさんあります。
HSS型HSPについてもっと知っていけば、自分をより理解することができるし、ますます生きやすくなると感じたので、少しずつ学んでブログでもシェアしていこうと思います。